海外ドラマが好き♪

海外ドラマの感想ブログです。たまに脱線します。

【映画】ベイビー・ブローカー ★★★☆☆

 

IUとソン・ガンホがメインキャスト、カンヌ2冠ということでちょっと期待しすぎてしまったか、正直あまり感動はなく。

まぁそれは仕方ないとしても没頭度が低かった(例えば前回☆2つにした「ブリング・ミー・ホーム」は没頭度だけ言えば高かったですからね)のが残念。集中できなくて、あれ、誰が誰をどうしたんだっけ!?みたいな。

 

事前に導入部分のあらすじを読んでいなければついていけなかったかも。別段難しい話ではないのですが。

 

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赤ちゃんポスト」に赤ちゃんを置き去りにした母親が、後日戻ってくるんです。そしたら、ポストに預けられた赤ちゃんの記録がない。IU演じる母親は、若いながらもそこそこ裏社会の修羅場をくぐってますから、ピーンとくるんですね。この赤ちゃんポスト、裏で転売してんじゃないか、と。

はい、その通り。表向きはクリーニング屋ソン・ガンホ、まぁ根は悪い人ではないので海外に売り飛ばしたりはしていませんけど、まともに待ってたらなかなか養子縁組の順番が回ってこない夫婦に赤ちゃんを斡旋してるんです。いわゆるベイビー・ブローカー。赤ちゃんポスト内部で手引きしているのは今回初見のカン・ドンウォンさん。それから、違法ブローカー摘発に燃える女刑事が物語に絡んできます。

IUに見抜かれ、成り行きから本当に養子縁組の夫婦を探す旅に出る3人。現行犯で逮捕したい刑事。違法行為をしている3人が一生懸命「良き親となる夫婦」を「厳しい目」で選ぶ一方、さっさと赤ちゃんを売ってほしいために罠をしかける刑事。不思議なことに、前者の方がよっぽど赤ちゃんの未来を真剣に考えているように見えてくる。

 

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まぁ事前に期待しすぎたってことで☆3つですが、赤ちゃんを中心に、まるで本物の家族のように絆が深まっていく不思議な感覚は是枝監督っぽい良さがありました。心に残ったのは、赤ちゃんポストに赤ちゃんを置く母親はたいてい「必ず引き取りにくるから」というメモを残す。でも実際に戻ってくる母親は40人に1人。というくだり。そして、孤児院で育つ子どもは、自分は40人に1人だと思いながら親を待ってしまう。

 

 

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ソン・ガンホさんがラストにとる行動が、「パラサイト」に似ていたと思ったのは私だけではないはず。