海外ドラマが好き♪

海外ドラマの感想ブログです。たまに脱線します。

知ってるワイフ ☆☆☆☆

チソンとハン・ジミンの「知ってるワイフ」を見終わりましたので感想です。面白かったので感想長めです。役名ではなく、役者の名前で統一します。

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ラブラブで結婚したはずなのに、子供が2人できて生活に追われるうちに鬼と化してしまった妻。

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女としても終了って感じのハン・ジミン。チソンがお風呂に入っている横で平気でトイレを使う今日この頃。

ま、それもそのはず、このあたりはハン・ジミンに同情します。生活がカツカツで、エステサロンでフルタイム勤務していますが、嫌な客も多そうだし、上司も理解がなさそう。チソンは優しい夫ではあるけれど、イマイチ責任感が足りない。就学前の子供たちの送り迎えとかあてにならないし、時間に追われてあたふたしているのはハン・ジミンだけって感じ。離れて暮らす母のボケも進行しているけど、夫に相談する暇もない。

 

チソンも時間に追われていつも遅刻ギリギリだけど、それは家事のせいではなく、自分がだらしないせい。すごくだらしないのではなく、ちょっと詰めが甘いキャラをよく演じています。周囲から見たら良い夫なんだろな~って感じ。これは妻がイライラしますね。妻からの猛烈アタックで結婚したから、外面は良いけど内面はいまだに胡坐をかいてる感じ。

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チソンにはチソンで職場での苦労があります。息抜きは夜中のゲーム。ある日、仕事でポカをして昇進の希望が絶たれた上に、ゲーム機を更新したのを妻に見つかり、唯一の慰めをゴミに捨てられてしまいます。

全てが嫌になったチソン。地下鉄で怪しい男と知り合います。なんでも、2006年の500ウォン硬貨でとある料金所を通過すれば、2006年に戻れるのだとか。

 

2006年…それは妻と知り合った年でした。あの頃に戻って、妻ではなく、当時いい雰囲気だったお金持ちの令嬢を選びたい…

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ま、そんな感じで、チソンが過去を塗り替え、人生をやり直すお話。タイムトラベルではなくてパラレルワールドに移行する、と表現した方が正確です。(2006年からやり直すのではなく、2006年に令嬢を選んだら実現したであろう現在を生きるのです。チソンには元の世界の記憶がありますが、当然ながら周囲の人たちにはその記憶はありません)

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令嬢と結婚したというシナリオを生きるチソン。最初は有頂天でしたが、令嬢との結婚生活は価値観の違いから上手くいきません。そんな時、職場に本店から異動してきた女性の顔を見てびっくり。それはハン・ジミンだったからです。

 

このパラレルワールドにおけるハン・ジミンは、元の世界の「疲れた妻」ではありません。元の世界ではたぶん高卒で(チソンを追いかけすぎて勉強は疎かだったし、父が急死して家計的に浪人は厳しかったのでは)、エステサロンでの仕事が彼女の性に合っているようには見えません。

 

この世界では独身で銀行員。チソンは支店勤務でハン・ジミンは本社勤務です。芯の強い性格はそのままですが、気取らない、機転が利く、という長所が生かされ、職場では周囲の信頼を得ています。母親はボケていますが、一緒に住んでいて親孝行です。家から近い支店への異動を希望し、チソンの支店にやってきます。そして、やっぱりハン・ジミンはチソンを好きになります。長くなるので一気にすっ飛ばしますが、事情を知ったハン・ジミンは、チソンとともに2006年へ。キーとなる出来事を修正し、さて現在はいかに…

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 次のパラレルワールドでは、チソンとハン・ジミンだけに前世界の記憶がある状態。

ハン・ジミンの父はやはり亡くなっていますが、高校時代の急死ではなかった模様。母親はボケてるどころか、バリバリの営業レディです。ハン・ジミンは大学のキャンパスライフをエンジョイすることができたみたいで、人気料理研究家にアタックされたりします。料理研究家に嫉妬したチソンがハン・ジミンにプロポーズ。職場ではさらに活躍しており、チソンより先に昇進します。

子供2人に恵まれて忙しい毎日ですが、お互いに思いやりを持ち、夫婦関係は非常に良好です。

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急にまとめに入っちゃいますが、人間関係は合わせ鏡、ちょっとした思いやりで、まず自分が変わると相手が変わるんだな、というドラマでした。

 

ハン・ジミンの母役の女優さんの演技が良かったなぁ。ボケがひどい人生、ボケてるけどラブリーな母である人生、バリキャリの人生、3つを演じ分けていらっしゃいました。

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他の方のブログを読むと、子供たちのことがどうにも気になったという感想が目につきます。そう、最初の世界の子供たちは、2つ目の世界では誕生しません。3つ目の世界で誕生しますが、果たして1つ目の世界と同一の子供と言えるのか。そして、そこが気にならないチソンがどうにも信じがたいというものです。

私は、タイムスリップではなく、パラレルワールドという理解でこの点を気にしないことにしました。1つ目の世界の子供たちはそこで元気にしているし、1と3の違いに関して言えば、母だって全然キャラが違うし、チソンとハン・ジミンだって同一の人物とは呼べないからです。

 

あと、余談ですが、銀行での職員の服装が気になりました。

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一般事務職の女性は制服、上の画像には居ませんが、チーム長の女性は私服のスーツです。チーム長代理の男性はスーツ(上着あり)、イマドキの新入社員(男性)はストライプのシャツで上着なし、チーム長の男性はプレーンなシャツで上着なしです。

事務系の女子だけが制服を着ているわけです。これって20年前の日本ですよね。私はその時代を生きた日本人なので職場の力関係、人間関係を一目で理解しますが、海外の人が見たら、なんだこりゃ、と思うかも知れませんね。

 

 

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