海外ドラマが好き♪

海外ドラマの感想ブログです。たまに脱線します。

地面師たち

特に見るものがなく、暇つぶし視聴。

う~ん…暇つぶしにしてはかなり胸クソだったぞ!?

 

元ネタとなった事件の概要を知っている状態で見ました。

韓国ドラマの複雑な事件モノが理解できない理由がすっきりとわかりました。それは「名前」ですよ。日本のドラマを見るのが久しぶりすぎて今さら気づいたのですが、日本の名前はすーっと頭に入る。韓国の名前はホント覚えられない。最後まで見ても主人公の名前を覚えていないなんてザラですからね。

 

地面師たちは偽名を使うし、私は元ネタの人物名も知っているので、もしこれが韓国ドラマだったら頭がとっちらかっていたことでしょう。

 

騙し騙されの背景も知った上で見ているので、さすがの私もこのドラマは理解できました。

ただ流血が嫌いなのでねー。これは私が見るべきドラマではなかったですね。

それなのにレビューを書いている理由はといいますと、同じく胸クソだった映画「ブリング・ミー・ホーム」のレビューを書いたのと同じ理由です。

 

「人生山あり谷ありだとは思うな」

と、自分に言い聞かせたかった。

 

山あり谷ありだと思って生きてると、谷の次は山だと思ってしまう。ところが世の中には谷をさまよっている人を、さらなる谷に落とそうっていう輩がいるんですよ…

「二度あることは三度ある」

ぐらいな気持ちで生きてる方が、危機管理にはなると思った次第です。

 

山本耕史演じる大手不動産会社課長さん、2憶の損害を出してしまって、大きく取り返せそうな案件に手を出してしまいます。

人生の一発逆転を狙うとロクなことにはなりませんね…

確かにそういう人もいるかもしれないけど、稀だからこそ話題になるわけですよ。

 

失敗は深く受け止め、別のことで逆転を狙おうなんて思わず、次回同じことがあったらどうやったら防げるのかを考える、それが王道。

 

【映画】虐待の証明 ★★★★☆

2018年の映画、98分です。

 

韓国ドラマって長いじゃないですか。ところが映画となると2時間を切るものが多くて、98分といったら、たったの1時間半ちょっとですよ。その中にここまで心を揺さぶる要素を詰め込んでくるかっていう。

 

あ、実は軽く見られるラブコメを探してました。でも何だかしっくりくるものがなくて、気づいたらめっちゃ重たい映画を見始めていたという(実は重たいものを求めていたのか!?)。

 

でも見終えた結論を言わせてもらうと、これはヒロインと彼氏(刑事さんです)の恋愛ものという要素を終始感じました。

ヒロインはハン・ジミンハン・ジミンと言えば童顔、童顔と言えばハン・ジミンじゃないですか?なんてったって「オールイン」でソン・ヘギョの子役時代を演じたけど、実はソン・ヘギョと同い年だというエピソードは有名。

それがですよ、最初はハン・ジミンとわからないほど雰囲気が違う。ヤンキーが成人しちゃったような、はすっぱな女性を見事に演じています(主演女優賞を2つ受賞)。

 

まぁタイトルが「虐待の証明」ですから、虐待される女の子が出てきます。ついつい放っておけずに食事や服を買い与えているうちに、どうにも放っておけなくなってしまい、でも親がいるから誘拐になってしまう、みたいなのはご想像の通りのストーリー展開ですけど、先にも述べました通り、彼氏を演じたイ・ヒジュンさんがいい感じに物語の軸になっているんですよ。

 

便宜上、彼氏と書きましたが二人の関係については点在する情報しか与えられず、視聴者の想像の余地がありまくりとなっております。

 

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星を減らしたのは、何となく綺麗にまとめあげられすぎちゃったような気もして。虐待する側にも事情がー、とか。

テーマの割には胸クソすぎない良品だと思います。

 

最近見たもの、脱落中のもの

Netflixで話題の「シスターズ」、4話ぐらい見ましたけど現在脱落中。

若草物語が影のモチーフになっていて、それとなーくそれぞれのキャラクターやエピソードが、本当にそれとなーく追随している点が興味深い意欲作です。

キム・ゴウン、ナム・ジヒョン、ウィ・ハジュンなど安定のキャスト。初見のカン・フンさんが甘いマスクのイケメンで、彼目当てに頑張って見てたけど脱落しました。

きっと悪い奴に違いない役(今後の展開は知らんけど)にはオム・ギジュンさん。彼は「女の香り」で二番手君を演じたのがとっても良かったけど、それ以降は安定の悪役ですねー。あの二番手君は二番手君の役割をきっちりと果たしていて、ほんと良かったんだけど。

 

「嫉妬の化身」も「となりのMr. パーフェクト」も脱落。「アンという名の少女」はシーズン1は見たけどシーズン2まで続くと知って脱落。

 

新しいシリーズモノをがっつり見始める意欲が湧いてこず、オススメで上がってきた「ボディーガード」なんぞを見てみたり。誰が犯人かとか二人の結末はとか、すっかり忘れてしまっているんだけど、ケビン・コスナーの田舎のお父さんがホイットニーに向かって(どちらも役名じゃなくてすみません)、「歌手なんだって?成功しているんだろ?息子を雇うってことは」っていうシーンをやたら鮮明に覚えてて、やっぱりこのシーンが一番好きだなと思ってみたり。特に何てことのないシーンなんだけど。

 

次に出てきたオススメが、「傷だらけのふたり」。2014年の映画です。

闇金の取り立て屋が、父の借金を背負うことになってしまったハン・ヘジン(これも役名じゃないです)に出会って、今までの全てが180°反転してしまうんですよね。ハン・ヘジンさんは「がんばれクムスン」のヒロインですけど、正統派美人でチンピラの人生をすっかり変えてしまう(しかも一目みただけで)、その説得力のある女優さんです。チンピラ役どーっかで見たなぁと思っていたら、ちょっと前に見た「クロスミッション」のファン・ジョンミンさん。あばた顔でイケメンって感じではないんだけど、内面の人の良さを感じさせる役者さんで、見ているうちに好きになってしまう感あり。

ホントは笑えるドラマをあっさり見たかったので、そういう意味では大・失敗ですよ。中盤から号泣。10年前のドラマですのでひねりなく韓国映画の王道をいっております。泣きたくない人は手を出さないよう注意してください。

 

 

医師チャ・ジョンスク ★★★★★★☆

予告編を見ると、「医師免許は持っているものの実務経験がほとんどないまま子育てに突入、子育てがひと段落して人生を見直す過程でどうしても再チャレンジしたくなったレジデントの泣き笑い日記」みたいなのを想像してしまっていたのですが、このドラマはもうちょっと家庭内のドロドロ劇や、ロマンスなんかの要素が多いです。あと笑いと。

 

オム・ジョンファさんが40代後半ぐらいの設定かな、の、新人レジデントを演じてます。演技の上手な役者さんはいっぱいいるけど、彼女は「どんな有り得ない設定でもそれらしく見せて観客をのめり込ませてしまう」才能があると思う。今までみたドラマでは全部そう。このドラマではカン・テオ似のイケメン若手俳優さんを夢中にさせてしまいます。こう言っちゃ失礼ですが、オム・ジョンファさんはぽっちゃり体型の平凡なお顔立ちですからね。でもその設定を信じさせる力があるんだよなー。

 

どうしょもないダメ夫はキム・ビョンチョルさん。「トッケビ」の後「ペガサスマーケット」を見ておいて良かった。トッケビのイメージでこのドラマを見てしまうとホントただの嫌な奴になってしまうことでしょう。彼の面白い部分を見つける感度を上げてから見た方がより楽しめると思います。

 

イケメン医師を演じたミン・ウヒョクさんは初見ですが野球選手から歌手、ミュージカル俳優という変遷を経て俳優さんになった人みたいです。どうりでガタイがいいはずだわ。

 

姑も実家の母も何度もお見掛けするベテラン女優さん。安定の演技ですねー。で、肝心の内容なんですけど、第一話からスピード展開。3日で16話を完走いたしました。

 

最近の韓国ドラマはしっかり1話目から面白いですね。もはや昔のは見れないと思う。星を1つ減らした理由は、コメディ要素が強くてせっかくそれを演じきれる俳優陣なのに、家庭内のドロドロがドロドロすぎて、さすがに笑えない回もあったから。でも退屈する部分は一切なかったです。

 

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年齢に関係なく輝いている人っているんだなぁ。

ペガサスマーケット ★★★★★★☆

このドラマはほんっとーに、面白かった!

AbemaTVのコメ民の間で「とうとう全話無料始まったよ」みたいな話題になっており、私も見てみることに。1話が30分強の全24話。無料期間が5日間しかなくて完走できないかもなーと思ったのはまったく要らぬ心配で、3日で見終えました(1.3倍にしましたが)。

 

2019年のドラマ。出演者はほとんど見覚えのない方ばかりか、知っていたとしても「えー、」なお方。そう、トッケビの紫舌こと、極悪幽霊が二人の主役のうちのおひとり。もう一人はイ・ドンフィさん。全く存じ上げません。話題になってなかったら絶対に見ませんでしたよ。

 

ざっくりとあらすじを。

財閥である大馬グループの島流し先、ペガサスマーケットは仁川とソウルの間という立地にも関わらず、冴えないスーパーで、潰れないのが不思議なほど。それもそのはず、存在意義は専務とおバカな三代目のマネーロンダリング

店長ソック(イ・ドンフィ)は、それでも、大企業の一員だからと喜んでくれる母の期待に応えるべく、それなりに意義を持って働いていた。

そこに本社から理事ボクドン(キム・ビョンチョル)が島流しにより着任。会長肝入りの商品のヒットを他社に先取りされたためだ。すっかりやる気をなくしたボクドンは腐敗の温床であるペガサスマーケットを潰すべく、無茶苦茶な雇用、無茶苦茶な企画、無茶苦茶な改装、無茶苦茶な予算配分を行うが、不思議とそれらは全て裏目(表目か!?)に出て大成功、いつしかマーケットに愛着が生まれる…(?)のかなと思うんだけど、その道筋も一筋縄ではない。

 

ざっくりそんな感じなんですけど、とにかく全編くだらない。くだらなすぎて笑えて、笑っている間にあれ、涙が…

 

笑ってるんだか泣いてるんだかわからなくなるようなドラマでした。ジャンル分けはどうしたらいいのかわかりません。インド映画のようでもあり、お笑いのようでもあり。時々歌や踊りが入るんだけど、無駄にクオリティが高いんだよねー。

 

 

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しばらく距離を置いていた韓ドラでしたが、これは本当に楽しめました。

 

 

【映画】チケット トゥ パラダイス / クロスミッション / マイ・インターン / トゥー・ウィークス ノーティス

 

ハイウッド映画を中心に4作品見ましたのでざっくり感想を。

 

チケット トゥ パラダイス

ジュリア・ロバーツジョージ・クルーニーの演技がバリの自然とともに光る映画。

5年で離婚をした犬猿の元夫婦。娘のスピード婚(しかも相手はバリで知り合った現地のイケメンで、しかも彼女自身はロースクールを卒業したばかりで、輝かしい未来を捨ててバリに住むという)を阻止するため、二人で協力するうちに、お互いの過去を見つめ直す物語となっています。なんといってもバリの自然の美しさに圧倒されます。

 

クロスミッション

韓国映画。ちょっと「Mr.&Mrs. スミス」を彷彿とさせる内容でした。ブラピとアンジーの映画ですね。夫婦なんだけどお互い殺し屋であることを隠して、みたいな内容でした。この映画は、夫のみ、元敏腕工作員であることを妻に隠しています。妻は現役の刑事。夫は妻をささえる「主夫」となって、かつての鋭さはみじんもありません。ところがとある事件に巻き込まれて夫婦で協力せざるを得ない事態に。

 

マイ・インターン

アン・ハサウェイがファッション系のスタートアップを経営する社長を演じており、「プラダを着た悪魔」の「その後」の物語のようにも見えます。山ほど仕事を抱えてしまって(しかも結婚して小さい娘がいて)、夢は叶ったものの、にっちもさっちもいかない日常。そこにシニア・インターンを数名採用することになります。表向きの評判のためですね。そのうちの一人が彼女付の秘書のような役割をすることになるのですが、彼(ロバート・デ・ニーロ)の人生経験が彼女の癒しと救いになっていきます。

リタイヤした老人の知恵が現代人を救う、希望ある物語ですけど、韓国ドラマを見慣れた目には露出多めなファッションと男性との距離感に違和感。それ以外は良かったです。

 

トゥー・ウィークス ノーティス

見始めて5秒で、あ、これ昔みたやつじゃん、と気づいたけど、そのまま楽しく見ました。4作品の中では一番楽しめました。

ヒュー・グラントの2002年の映画です。ちなみにノッティングヒルが1999年、ブリジットジョーンズが2001年。イギリスのダメ男を演じたら右に出る者はいないヒュー・グラントですが、何とこの映画ではアメリカ人役なんですよね。彼のコテコテのイギリス英語が聞けなくて残念。

ヒロインはサンドラ・ブロック。スピードが1994年、イルマーレが2006年です。

内容としては、「キム秘書はいったい、なぜ?」と比較しながら見てしまいましたが、ボスに振り回される有能な秘書が、ボスに退職を通知してからの日々を描いた物語です。

「キム秘書」のボスは有能で、かなりパワハラちっくですけど、ヒュー・グラント演じるボスはダメ坊ちゃん。サンドラは完全にボスと対等に話をします。昨今、職場において何がパワハラで何がパワハラでないか、が私の中で大きな注目となっており、その意味でも面白い映画でした。最後の方でサンドラが「素直じゃなかった、カリカリしてた」みたいなことを言って、ヒュー・グラントが「まぁ確かにちょっと怖かったかな」という余計な一言を放つのですが、intimidatingという単語を使ってました。これはまさに相手を威圧するという意味の単語ですね。ボスではなく部下の方が威圧的だったわけですね。パワハラする方がもちろん問題ですけど、部下もサンドラのごとく強くありたいものです。

Missナイト & Missデイ ★★★★★☆☆

これは良かったですねー。久々に楽しいドラマ体験となりました。いや~なんだかここのところ何を見ても続かなかったのでねぇ。

 

主人公ミジンは20代なのに、ある日を境に、お日さまが出ている時間帯は50代に変身してしまう特異体質(?)に。チョン・ウジンさんは初見ですが、パッと見普通っぽいところが好感が持てました。歌手だそうで、カラオケとかクラブで踊るシーンはファンサービスなんだろなー。

 

で、昼間におばさんに変身しちゃう、そのおばさんはイ・ジョンウンですよ。見るとついつい引き込まれてしまう女優さんっていますけど、間違いなくそのおひとりです。

 

20代のミジンは30歳目前なのにいまだに公務員浪人をしています。何度チャレンジしてもうまくいかない。ところが50代になったとたん、シニア枠のインターンにトップ合格。憧れの検察庁で働く切符を手に入れます。

 

身分証などをどうするかが気になりますよね。実はミジンの叔母、スンは20年前に失踪しており、おそらくは亡くなっているだろうけどその事実を受け入れられないミジンの母が届けを出さないままにしています。叔母の身分を借りることで社会生活を送るわけなんですね。

 

その叔母だけでなく、20年前には不可解な失踪事件が続きました。それが第二のストーリの軸となります。基本コメディなのに、事件はいろいろ怖すぎです…

 

検察庁には兵役代わりの社会奉仕にアイドルのコ・ウォンがいます。彼が二番手君。いろいろあっておばさんのスンに好意を寄せる。

 

さて一番手君はというと、チェ・ジニョク演じるケ・ジウン。彼の母も20年前の失踪事件に関係がある模様…

 

基本コメディですっごく面白かったんですけど、欲を言えばジウンのカリスマ性がよくわからなかったですねー。仕事一筋の冷徹人間がミジン(そしてスン)と関わることで変わっていくんだけど、カリスマを感じさせるシーン、ありましたっけ?こういうところだけが韓国ドラマ手抜きだよなー。

 

まぁ3割がイ・ジョンウンさんのオンステージ、ミジンとジウンのラブが3割、残りが失踪事件とコ・ウォンとの絡みと親友の逸話と家族のシーン、といったところでしょうか。

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事件が解決してめでたしめでたしの最終回はラブだけでとたんにつまらなくなるドラマがありますけど、最終回も良かったです。20代のミジンは失敗人生ですから、そこを何とかしてあげないとね。