海外ドラマが好き♪

海外ドラマの感想ブログです。たまに脱線します。

21世紀の大君夫人 ★★★★☆☆☆

最後まで完走できず、星は4つ(完走で5つとしてます)。

 

私はピョン・ウソクのファンだし、せっかくディズニープラスに入ったこの期間に何としてでも見なければと思っていたのに、どうにも触手が伸びず、先延ばしになって、ようやく視聴し始めたのが課金期間が切れる4日前。2倍速で初日に4話見て、全12話だしいけるだろうと思ったら、最終日、何時に契約が切れるかわかんないしちゃんと見なきゃと思いつつ、途中でネットとか見出したら最終話を残して時間切れ。チーン。

 

でも再課金するほどじゃないし、最終話だけ見れなかったのに悔しくもないという。

 

なんでしょーねー、特に悪いところはないんだけど、予定調和すぎるのか!?韓ドラに求める要素(ついつい夢中になってしまう)が、なかったんですよ。

 

ピョン・ウソク様を愛でるという目的では十分でしたけど。

 

IUちゃんも好きだけど、私の好きなIUちゃんは「マイ・ディア・ミスター」みたいに、底辺から知恵と瞬発力1つで生き抜く少女であり、決して「綺麗系女子」を求めてるんじゃないんだよね。

 

むしろ大妃役を演じたコン・スンヨンさんが好きですねぇ。彼女はコッパダンで明るい庶民役のヒロインを演じており、ソ・ジフンと結ばれて欲しかった(ここで言ってどうする)。

 

内容をざっくり説明すると、王朝制がいまだに存続しているという仮定のお話。お金はあるけど身分のないIUちゃん。摂政であるピョン・ウソクが邪魔で仕方なくて御しやすい相手と適当に結婚させようとしているコン・スンヨン。結婚ぐらいコン・スンヨンの鼻をあかしてやりたいピョン・ウソク。そんな背景がありつつIUちゃんとピョン・ウソクがくっつくのであるが、実は気のないフリしてピョン・ウソクは学生時代からIUちゃんが好きで。で、実は同じ学校だった総理もIUちゃんが好きで。

 

IU、モテモテじゃん

 

王朝がまだ存続していたら、といえば「クン(宮)」ですが、大ヒットした宮の要素と、愛の不時着の強いヒロインの要素を持ってきて、人気の俳優陣で固めて、悪いところは1つもないドラマでした。

 

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最終回はネタバレ読みました。いつかまたディズニープラスに課金する機会にちゃんと見ようと思います。

愛だと言って ★★★★★☆☆

せっかくディズニープラスに入ったので見てみた、程度の期待度。かなりメロウな感じで寝落ちかなと思ったら、割と最後までちゃんと見た。ちょうど仕事が落ち着いている時期だったからかも。心が騒がしい時にはとてもじゃないけど見ていられないメロウさ。

 

イ・ソンギョンが主人公。姉と弟と3人暮らし。父は彼女が高校生の時に愛人と家を出て行ってしまった。その父が亡くなったところから物語がスタート。愛人だった相手とはちゃんと籍を入れており、すなわち相続で家を取られてしまうんですよね。で、愛人と、その息子に復讐を誓う。

 

取られてしまうとはいえ、法的に問題ないし、怨むべき相手が違うじゃんと思ったのが前半。父が亡くなる前に、母親がきちんと弁護士を入れるなり何なりして、子供たちに家が残るようにしておくべき事案ですよね。なのに母親が謎で、地方で病院に入っているらしくて(この辺りの筋が寝落ちしていないのによくわからなかった)メンタルやられたか身体が弱いのかな、と思って観てたけど、後半にとても健康そうな美人母がなかなかの威厳で登場。子供たちは母親に「ごめんなさいごめんなさい」と謝ってるし。いや、そこがほんとよくわかんなかったです、寝てないのに(しつこい)。

 

で、後半は、元愛人、のちに妻の座に落ち着いた女性がなかなかヤベー奴だとわかってきて、ようやく私的に「復讐ストーリー」に納得がいった(しかしその頃にはイ・ソンギョンは息子が好きになってしまっており)。

 

息子役は「ピノキオ」でリッチな同僚役を演じたキム・ヨングァン。彼のアヒル口がどうにも気になってしまって、また、脇役イメージが強すぎてメインキャストとして観ることができず(ひどい)。イ・ソンギョンにしてもヒロインなのに華がなさすぎ。途中から変わるのかと思ったけど、最後まで華がなさすぎ。彼女は「恋のゴールドメダル」の時の髪型が最高に似合っており、長い髪は似合わないと思うんだけど、あのパッツンボブはそれ以降お目にかかってないなぁ。

 

とまぁひどいレビューですけど、なんだかんだ言って最後までちゃんと見た。ロケ地として何度も出てきた東大門を見下ろせる城壁は、実は韓国にちょうど行く機会があったため、わざわざ炎天下の中歩いてきた。よく2人が座ったベンチ、「ここかな」と思われるベンチにはちゃんと座ってきた。

 

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この城壁は他のドラマでも何度もお目にかかってきたけど、私が二度目に韓ドラにハマるきっかけとなった「黄金の虹」からずっと、いつか訪れてみたいと思っていた。念願が叶った。黄色いコスモスの時期で、とても美しかったです。

 

ドラマでは夜景が使われることが多いですね。

「愛だと言って」は特殊なピンクパープルのスクリーントーンが終始画面にかかっており、こんな健康的な雰囲気ではないです。

 

 

【映画】顔 ★★★★☆

韓国からの帰りの機内で見ました。1時間40分ぐらいでちょうど良かったから。

決して好きなジャンルじゃないけど、韓国ってすごい映画を作るなぁというその一言に尽きる。8月28日から公開ということで、一足先に視聴できたことになる。

 

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ハンコ彫り師を父親に持つ男性の視点でその両親の過去が、戦後の苦しい時代背景とともに少しずつ浮かび上がってくる。ハンコ彫り師は、なんと盲目なんですよ。にもかかわらず、指先の感覚だけで綺麗なハンコを彫るということで、TVが密着ドキュメンタリーを企画。奇跡の人、みたいな感じで。

その妻は息子がまだ赤ん坊の頃に行方知れずとなっていた。密着ドキュメンタリーの最中に、白骨化した遺体がマンション建築予定地から見つかったとの連絡が入る。親戚付き合いは皆無だったが、遺産は分けられないからと念押しするために妹夫婦が現れる。

ドキュメンタリーの若き女性PDは、奇跡のハンコ師よりもそちらの方が話題になるとばかりに首を突っ込んできてプロ並みの調査がスタート。なぜ失踪したのか、なぜ土の中から発見されたのか。そして生前の妻を知る人が口々に言うことは「とにかく醜かった」と。

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妻の写真は1枚もなく、過去のシーンはことごとく「妻の顔」が見えないアングルで話が進んでいく。後ろ姿や声の感じから「賢い医師生活」のシン・ヒョンビンが演じているのではないかなぁと思った(わからないけど)。

すごい美人、というのも見てみたいと思うけど、とにかく醜い、というのも同じくらいインパクトのあるパワーワードですね。突然の失踪、というのも相まって、序盤から最後まで夢中で見ました。

 

顔のせいで周囲の人から馬鹿にされ、蔑まれながら生きてきた妻は、正義の人、心の清らかな人なんだけど、容姿にめげずに盲目の夫と二人三脚で息子を育てた、とかそんな一筋縄のストーリーじゃなく、また、嫌な奴らがたくさん出て来るけど100%悪者かというとそうでもなく、とにかく人の感情というものをいろいろ突きつけられる映画です。

 

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暗いサスペンスミステリーは好きじゃないから星4つですが、映画の出来という意味においては本当に素晴らしいです。

ユミの細胞たち 3 ★★★★★★☆

ディズニープラスには手を出さないようにしていましたが、ユミの細胞たち3が配信されていると知り、矢も盾もたまらず1ヶ月契約。よかったですー。

1も2も見たことがない方のために、ユミの細胞たちとはなんぞや、ということを簡単に説明すると、

キム・ゴウン演じるアラサーの会社員の日常を追うと同時に、その赤裸々な内面ワールドが3Dアニメで展開されるという、なんともチャレンジングな取り組みのドラマです。

人って、社会生活を円滑に過ごすため、「理性」というものが前面で大きな役割を担っていますが、時には「感情」が前に出てきますよね。まぁだいたいその2つが主なキャラでしょうが、細かく見ていくと、時には妙に不安の虫が頭をもたげたり、世間体を気にしてみたり、むしょうに空腹になったりと、無数のキャラが内在し、状況に応じて前面に出てくるわけです。ユミという一人の人間が因数分解されたようなキャラたちをこのドラマでは「細胞」と呼んでいて、可愛い3Dアニメの小人の姿で、ユミという「城塞村」の中で活動している、そんな世界観となっています。

実写のユミの日常とユミのインナーワールドが同時進行するってことは、ストーリー展開が倍以上遅いはずですが、不思議なことにそこはぜんぜん気になりません。寸劇の連続みたいな感じになっているから、かな?まぁ難しく考えずとも、素直に面白いからどんどん見てしまうし、ゴウンちゃんの表情と、それを切り取るカメラワークの上手さが秀逸です。

内容は、微妙に婚期を逃しつつあるユミの恋愛事情がメインで、その内面が事細かに描かれている…となると、男性陣は敬遠するでしょうね。

1ではゲームクリエーターの彼、2では会社の上司。どちらも破局しての3では35歳になったユミが描かれます。
(1と2の彼との破局は、3が制作された時点でネタバレでも何でもないから書きました。特に2の彼、バビとの破局はファン達を大いにざわつかせました)。

もう一つ注目なのは、会社員だったユミが作家になった、という点。
2の終盤で、いわゆる「月並みの国の人(いくら努力しても定期昇給ぐらいしか得られない)」から晴れて「果ての国の人(努力次第で収入は無限に拡大する)」になったユミ。ただの会社員からまずまずのヒットを飛ばす作家となり、1や2では想像すらできなかった素敵な仕事場で小説を書いているユミ。さて、超充実しているかと思いきや、今は何をしても感動がありません。インナーワールドでは、あらら、作家細胞と理性細胞以外は冬眠状態となっています。
 

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2のネタバレに戻りますが、バビとの破局、私は妙に納得したんですよね。どこを取っても理想的な彼氏、バビ。しかし、ほんの些細なことが許せず別れを選んだユミ。きっかけは些細なことでしたが、バビはどこか、気を遣う相手だなと、私は見ていてずっと感じていました。それは製作陣も意図しなかった、俳優ジニョンが醸し出したものではなかったかと私は勝手に思うのですが、さてみなさんはどのように思われるでしょうか。

愛の光 ★★★☆☆☆☆

GOT7のジニョンとキム・ミンジュ。迫力の美男美女カップルのアンニュイなドラマ。

 

んんんー、正直これは見なくても良かったかな。10話を1.4倍速で見たのに長かったなぁ

まぁとにかく主役たちが美しいのと、あとはインテリアの参考になりました。

今、実家の私が昔使ってた部屋を何とかしたいと思ってて、古い家具は捨てられないから利用しつつ使いやすくと思ってるところなので。

昔の家具だからどうしても単調な茶系ばかりが揃っているのよね。そこで仕事ができるようにニトリのデスクでもと思ってたけど、このドラマを見て、それはやめた。

ドラマの、天然木で揃った空間たちがとても美しい。短調な茶系に時折ターコイズと、あと白も入ってて、いい感じにしてるのよね。あんな風にしたい。

 

あ、ヒロインは、地方で民泊をやっているんです。父が始めたんだけど高校の終わりごろから手伝うようになります。

 

ジニョンはというと、高校の時に事故で両親を亡くし、弟も重症で世話が必要な状態。祖父母のいる田舎に転校するところから物語がスタートします。

 

祖父母も年だし、弟は歩くのもままならず、また、事故のせいでメンタルもかなり弱ってる。ジニョンは家族の全てを引き受けてしまっているんですね。とても頭がよくて韓国大学に受かるんだけど、研究室には行かず、就職した大企業も辞め、電車の運転士になります。

 

最初の3話ぐらいがジニョンとミンジュの高校時代の初恋ストーリー。10年後に再会して付き合うものの、遠距離だのお互いの仕事だので、くっついたり離れたりの、まぁとにかくはっきりしないカップルのお話です。

 

私が最も、このドラマだめだわーと思ったのは、ヒロインの仕事。高校の途中で、インターンでホテルで働き始め、先輩の口利きでやっぱり民泊をやり、別の民泊で働いてみたり、誰かの代理で働いてみたり。とっても綺麗な子なので、20代の見た目でホテルのフロントで重宝に使われているうちは、自分の実力じゃないよと言ってやりたい。若さがなくなった時どーすんのよ。

 

…って、ぜんぜんストーリーとは関係のない感想でした。

 

キム・ミンジュさん、夏目雅子さんと葉月里緒奈を足して2で割ったような、とにかく美しいんです。そして若い。

 

ジニョンの役どころは、田舎の家族を支えつつ、本業は電車の運転士、副業は木工(額縁の制作なんかを引き受けている)。そして遠距離で振り回される彼女、何かあるとすぐ田舎に飛んで帰る。

 

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感想がダラダラしているのは、まぁドラマ自体もダラダラしてるからってことで。特にストーリーはなく、ずっとダラダラ。特に何かを成し遂げるわけでもなく、復讐劇でもなく、記憶喪失でもない。美しいインテリアと美しいカップルを愛でるドラマでした。

 

 

【日本のドラマ】凪のお暇

2019年のドラマ。黒木華主演、高橋一生と中村倫也共演、市川実日子や吉田羊も。

 

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主人公の凪は自己肯定感が低く、育った家でも職場でも彼の前でも、場の空気を読むことばかり考えている28歳。同僚には仕事のミスや面倒な残業を押し付けられ、コッソリ社内恋愛している彼(高橋一生)はモラハラ男。ある日、彼が男同士のトークで「彼女はいない、いま一緒にいる女はあっちがいいだけ」と言っているのを聞いてしまい、過呼吸で倒れてしまう。

一念発起した凪は仕事を辞め、マンションも引き払い、自転車と布団だけでボロアパートに引っ越したことで、「人生のお暇(おいとま)期間」がスタートする。

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ドラマなのですごく面白いのだが、まずは強く言っておきたいのだが、モラハラ男は変わらないぞ?勘違いしちゃあイカン。これは、ド ラ マ。

 

ま、その上で、毎回見ていて楽しかったです。ボロアパートの住人達は個性豊かで、凪は少しずつ変わっていく。

見ていて苦しいのは基本的に1話目だけなんだけど、凪の母親(片平なぎさ)がかなりの毒親で、たまに出てくるエピソードや絡みは結構キツかった。コメディ仕立てのドラマにおいて片平なぎさはコメディにはならんもんねぇ。

 

 

【日本の映画】スイッチ

これも大当たり。

阿部サダヲと松たか子、2020年。

 

昔付き合ってたカップルが別れて10年以上。検事と弁護士という立場で顔を合わせることに。

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ここのところ世間では、長~い階段から意味もなく他人を突き落とす、という悪質ないたずらが連続して起きていて、ついには死者も。

仲の悪い元カップルが織りなす法廷劇かと思いきや、中盤から後半に向けて全く違う展開を見せる。

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2人の掛け合いの面白さは序盤から飛ばしているが、ドラマとしても面白い。

伏線はほぼ回収されるんだけど、回収されないのもあったなぁ。もしかしたらメタファーなのかな。

以下、ネタバレあり

 

 

 

 

 

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序盤から松たか子と阿部サダヲの掛け合いの面白さが秀逸で、呪いの言葉を言い合う小学生レベルの口喧嘩をするんだけど、こんな喧嘩ができること自体が関係の深さそのものだし、価値観の一致を確認してるようなもんなんだよね。

このドラマは「カップルの価値観」がテーマの一つであるような気がした。人生とは、みたいな大げさな話からカルピスの濃さとか。

 

「パラサイト」がアカデミー賞を取るならこの「スイッチ」だって狙えるレベルと思ったけど、レビューを拾い読みしてると「なんだかよくわからなかった」みたいなのもある。確かに、子供のころ瓶のカルピスを飲み、バブル期にカラオケに行きまくった世代でないとわからない部分もあるかもしれない。

 

私も「これ、わかんないなぁ」と思ったのは鳩のエピソード。何かのメタファーなのか?家族とは、みたいな深読みしないといけないのか?

ただ、友人に「鳩が松たか子演じる円(まどか)レベルでダメな子」が過去に2人いて、2人ともそっくりおんなじようなことを言ってたから、「あー、こういう子、いるいる」みたいなのはある。

 

特筆したいのは密室劇の上手さ。「ベランダにいるかもしれない鳩におびえる」というお題を演じる松たか子の上手さときたら舞台を見ているよう。高畑淳子との掛け合いも、事務所内の密室劇でテンポ良く面白い。

 

弁護士の円にしても阿部サダヲ演じる検事の直にしても、部下に対してパワハラ気味で、そこの意味はよくわからなかった。直が大事にしている2つの指輪の意味も。もう一度見ればわかるのかなぁ。

 

カルビス飲んだ最後にストローで「ずずずー」と音を立てるシーン。最初の方は「なんだろ」ぐらいな感じなのだけど、後半で理由を知ると涙が出る。

円と直はトンネル崩落事故の生き残りなのだ。両親を亡くした2人はパレアナ思考で「良かった探し」をしたことだろう。もちろん良かったことの筆頭は、2人が出会えたことだろう。あとは「補償金で高校生ながらもカラオケに行ける」こと、なんていうのもあり、そして「ずずずーと音を立てても誰にも怒られないこと」も。それらは、あまりの出来事に思考停止して、時間も停止して、いまだに同じレベルで並んでいるのだろうなと思うと涙が出てしまう。

 

韓国ドラマだと初恋の2人は別れてしまったとしても最後には結ばれるのがテッパンの設定なんだけど、「スイッチ」の場合は、2人はお互い別のパートナーを選ぶ、というのもありだと思う。

 

お互い別々の相手と付き合っていて、円と直ほどの価値観の一致はないんだけど、それでも一緒に過ごす時間が少しずつ差を埋めていくのではないかと感じるラストだった。というのは、最初の頃は「ワインから感じる物語」で変な発言をしちゃってもツッコミあえる仲じゃなかった4人が、終盤では少しずつながらもツッコミができるようになっている。

 

回収された伏線は、直は高給取りなはずなのに狭いマンション暮らしなこと。円に「刑事事件はやらないって言ってたよね」としつこく言い続けたこと。

面白かったのは、真犯人追及をやめるよう圧力がかかって、上司から言われたセリフを直が円にまんま言ってみせるシーン。この演技が阿部サダヲの真骨頂な気がした。他の人がやっても別段面白くはないだろう。