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ユミの細胞たち 3 ★★★★★★☆

ディズニープラスには手を出さないようにしていましたが、ユミの細胞たち3が配信されていると知り、矢も盾もたまらず1ヶ月契約。よかったですー。

1も2も見たことがない方のために、ユミの細胞たちとはなんぞや、ということを簡単に説明すると、

キム・ゴウン演じるアラサーの会社員の日常を追うと同時に、その赤裸々な内面ワールドが3Dアニメで展開されるという、なんともチャレンジングな取り組みのドラマです。

人って、社会生活を円滑に過ごすため、「理性」というものが前面で大きな役割を担っていますが、時には「感情」が前に出てきますよね。まぁだいたいその2つが主なキャラでしょうが、細かく見ていくと、時には妙に不安の虫が頭をもたげたり、世間体を気にしてみたり、むしょうに空腹になったりと、無数のキャラが内在し、状況に応じて前面に出てくるわけです。ユミという一人の人間が因数分解されたようなキャラたちをこのドラマでは「細胞」と呼んでいて、可愛い3Dアニメの小人の姿で、ユミという「城塞村」の中で活動している、そんな世界観となっています。

実写のユミの日常とユミのインナーワールドが同時進行するってことは、ストーリー展開が倍以上遅いはずですが、不思議なことにそこはぜんぜん気になりません。寸劇の連続みたいな感じになっているから、かな?まぁ難しく考えずとも、素直に面白いからどんどん見てしまうし、ゴウンちゃんの表情と、それを切り取るカメラワークの上手さが秀逸です。

内容は、微妙に婚期を逃しつつあるユミの恋愛事情がメインで、その内面が事細かに描かれている…となると、男性陣は敬遠するでしょうね。

1ではゲームクリエーターの彼、2では会社の上司。どちらも破局しての3では35歳になったユミが描かれます。
(1と2の彼との破局は、3が制作された時点でネタバレでも何でもないから書きました。特に2の彼、バビとの破局はファン達を大いにざわつかせました)。

もう一つ注目なのは、会社員だったユミが作家になった、という点。
2の終盤で、いわゆる「月並みの国の人(いくら努力しても定期昇給ぐらいしか得られない)」から晴れて「果ての国の人(努力次第で収入は無限に拡大する)」になったユミ。ただの会社員からまずまずのヒットを飛ばす作家となり、1や2では想像すらできなかった素敵な仕事場で小説を書いているユミ。さて、超充実しているかと思いきや、今は何をしても感動がありません。インナーワールドでは、あらら、作家細胞と理性細胞以外は冬眠状態となっています。
 

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2のネタバレに戻りますが、バビとの破局、私は妙に納得したんですよね。どこを取っても理想的な彼氏、バビ。しかし、ほんの些細なことが許せず別れを選んだユミ。きっかけは些細なことでしたが、バビはどこか、気を遣う相手だなと、私は見ていてずっと感じていました。それは製作陣も意図しなかった、俳優ジニョンが醸し出したものではなかったかと私は勝手に思うのですが、さてみなさんはどのように思われるでしょうか。