海外ドラマが好き♪

海外ドラマの感想ブログです。たまに脱線します。

私はラブ・リーガル シーズン1 第4話


今回のストーリー、コンテスト総なめの名犬が他界し、そのクローンが駄犬だったことからスタートします。飼い主はつぎ込んだ20万ドルを取り戻す裁判を起こしたいそうです。同時進行で別の離婚訴訟も進行します。その夫婦とは、なんとデビーの両親!離婚なんて有り得ない!頼まれもしないのに首を突っ込むデビー/ジェーンですが…

●I ordered them on line in my new size and my feet are still too wide.
ジェーンが足に話しかけるシーンからスタートです。1年も雑誌を眺めた末にようやくゲットした靴。サイズは合っているはずなのに横幅がキツイのです…
ジェーンの嘆きも、近くにいるはずのフレッドにはまるで届きません。ステイシーに夢中のフレッドはフレッドで、まるで違う話をしています。どうやったら彼女を落とせるか、ジェーンの家にあったDVDを見まくっている模様。愛と忍耐が大事だと悟ったよう。とりわけ、忍耐が全てに打ち勝つ、だそうです。Mainly perseverance conquers all.

●Are guardian angels even allowed to date normal people?
守護天使って人間に恋していいんだっけ?と問うジェーンに、
Don't ask don't tell.とフレッド。これは「微妙」と訳されていました。ナイス!

●I'm not really a dog person.
これは犬裁判にアサインされたキムが飼い主に言うセリフ。reallyの使い方が参考になります。このドラマは婉曲表現が多いので、実生活に役立ちそう(少なくともメンタリストよりは)。

●I am not going to tell her who I am.
これは、母がグレイソンを訪ねて事務所に来た母のところにデビー/ジェーンが飛んで行こうとし、フレッドが止めた後のセリフ。娘だなんて言うつもりはないわ、と言った後のセリフが以下。危ういなぁ…
What if I do tell her? I told Stacy and nothing bad happened.
what if には4つの用法があるそうですが、これは「逆切れのwhat if」です。

●If you would like, I have time. Mrs Dobkins, If you need a lawyer, I can represent you.
むりやりデビーの母、ミセス・ドプキンズの代理人になろうとするデビー/ジェーン。それに対し、グレイソンとデビーの母が同時に言葉を発します。もちろんダメと言ったのはグレイソン、ありがとうと言ったのは母です。
-Absolutely not.
-I love that.

●Make your point, counselor.
犬裁判のシーン。名犬が亡くなった時、葬儀で流したビデオを延々と上映するキムに裁判長が、注意を促すセリフ。キムの意図は、見た目は同じ犬でも中身は全然違うということを強調することにあり、成功しました。対する相手側弁護士は、飼い主側に違いはありませんでしたか?と言います。それに対する飼い主の反応は
I'm not following you. (おっしゃる意味がわかりませんが)
弁護士は、訓練の仕方が同じだったとしても、愛犬を失ったあなたは同じ態度で接することができたのでしょうか(いや、できなかったであろう)と言いたいようです。

●Did he have a receding hairline, longish face, kind of goopy grin?
ところで、裁判の間中、ジェーンの方を見てニヤニヤしている廷吏がいます。テリーに事情を話すと、その廷吏、こんな特徴じゃなかった?と挙げるテリー。ひどすぎます…
というか「後退した生え際」は、英語でも同じ表現なのですねー。longish faceは馬ヅラと訳されてました。
なんと、ジェーンは事故の前、そのハンクという名のニヤケ面廷吏とデートをし、キスまでしていたとテリーは言います。さらに驚いたことに、キスをしたのはジェーンからだったらしいじゃないですか!そのオドロキをフレッドに伝えるシーンが以下。

●Apparently old Jane kissed a bailiff.
Apparentという形容詞は使い方によって「明らかに」と「どうやら〜らしい」という2つの意味に取れますが、Apparentlyという副詞になると「どうやら」という一方だけの意味になります。信じたくない気持ちからか、「どうやらジェーンが廷吏にキスをしたらしいの」というデビー/ジェーンに、フレッドはやる気なく一言。
-Good for her.

●Let's slow things down. I just think we made a missed step in the process. Mediation.
デビーの両親裁判は財産分与に話が及びます。ちょっとペースを落としましょうというデビー/ジェーンの態度は、ジェーンとは初対面のデビー父には不可解に映ります。Is she for real? 彼女本気かい?

グレイソンに、ちょっと外へ、と呼び出されたデビー/ジェーン。デビーの死後、父親が離婚話を持ち出したと思い込んでいたデビーですが、グレイソンは前々から父親に相談を受けていたと判明します。仲が良く、何でも話し合う家族だったと信じたいデビーは、思わずグレイソンに詰め寄ります。
●You've never told Deb?
-How do you know that?(なぜそれを?)といぶかるグレイソンに、デビーが知っていれば母親に話しそうだし、と誤魔化すジェーン。父親に黙っていてくれと頼まれたからだと答えるグレイソン。対するデビー/ジェーンは段々激昂していきます。
-So, you didn't tell Deb because he asked you to keep quiet, something that important you kept from her, the woman that you were gonna marry.
-What's going on with you?

●Are you taking his side?
-I'm on your side, he is a jerk.
帰宅後、ステイシーにこぼすジェーンに、弁護士としての守秘義務でしょ、と答えるステイシー。誰の味方なの?というジェーンに、グレイソンって嫌な奴だもん、もちろんジェーンの味方よ、と言うステイシー。jerkとまで言わなくても…

グレイソンに嘘をつかれたとデビー/ジェーンはカンカンですが、



これに対し、ジェーンは法律の知識で対抗。
A lie by omission.意図的に伝えなかったのは、嘘にあたるそうです。

ところで、娘としてのデビーではなく、弁護士としてのジェーンの勘が何かを告げているようです。
My Dad didn't want my Mom to know, as a lawyer, I know what that means.
-I'm listening.(続けて)
時間稼ぎは財産隠しの王道、なんだそうです。さてどうする?

感情のままデビーの実家に突撃し、留守で、でも鍵のありかが分かっているから侵入し、そこに帰宅した父親と鉢合わせ、苦しい言い訳で何とか逃れて帰ってきたものの、humiliatedな1日だったジェーン。しかしながら、デビーのティアラを付けたジェーンを怒りもせず、似合っていたよと言ってくれた父。デビーの写真を見つめるまなざしは優しい父そのものでした。その後、母親の方にも数年越しのボーイフレンドがいると知ったジェーン。自分がこの裁判に首を突っ込むことは、ただかき回すだけなのだと悟り、グレイソンと静かに話ができるようになります。
●I hope I didn't screw things up.
そして、グレイソンがデビーに黙っていた理由はプロポーズを台無しにしたくなかったためであり、グレイソンの方から父親に離婚を待ってくれと働きかけてすらいたことを知り、デビーが周囲の人々にいかに大切に守られていたかを知ります。

さて、負けが込んでいた犬裁判も逆転の兆しを見せます。クローンを作成した機関が、名犬のクローンを、依頼された1頭だけでなく、他に3頭も作成していたことが判明したのです。

あと残るは廷吏ハンク問題だけ。ジェーンは心を込めてハンクに、今後のデートはない旨を告げようと、以下のセリフを発します。

●You seem like a really nice guy.
あなたっていい人ね、で始まるセリフの次に何がくるかわかってるよ、と返すハンクです。こちらの方もなんとか収まりそうです。

このドラマ、1話の中に2つの裁判が盛り込まれるのがデフォルトで、その2つはどこか関連しあっていたりします。今回の裁判、何か関連あったっけ???

あ、ミスコン荒らしのデビーと、コンテスト総なめの名犬つながりかぁ。ミスコン荒らしだったデビーの蔭には、親バカとも言える母の献身があったのでした。親バカならぬ名犬バカが、複数のクローンを作成に手を出したに違いないという閃きをジェーンに与えたんだった…
「子供の頃はミスコン荒らしでね、」と言い出したジェーンを見つめるキムの顔が面白すぎて、肝心のストーリーの軸が抜けちゃったわ。