2016年の作品。
私、この映画には、韓国映画の吸引力を如実に物語るエピソードがあります。
どこか海外に行く飛行機の中で見たんですよね。見たというか、さて暇つぶしに何を見よっかなー、とブラウジングしていて目が離せなくなった映画なんです。
つまり、無計画に見始めてしまったせいで、途中本当に面白くなった辺りでふと気づきます。ちょうどラストを見られないタイミングで到着してしまうのでは…
仕方なく早送りで見たものの、結局着陸前の電子機器の使用制限の時間となってしまってラストを見られなくて、帰りの機内で見たんだったかな、そこのところは記憶が曖昧。
オチは知っているから一応ラストシーンを見たことだけは確か。しかしディテールはわかっていない、そんな状態でアマプラで発見し、あー、ちょっと最初だけ見てみようかなと見始めたのが深夜。まさか一気見してしまうとは…
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軽くあらすじをご紹介すると、オム・ジョンファさん演じる冷徹な女弁護士のヨヌがうっかり交通事故を起こしてしまいます。はい、あの世へ～
ところがあの世では不手際で1ヶ月早く召してしまった女性の事務処理に困っており、ヨヌが1ヶ月その女性の代わりをしてくれたら、現世に戻してあげるという契約を結びます。
（ちなみに、ヨヌが自身を見るとオム・ジョンファさんの容姿なのですけど、周囲の人には元の女性の姿に見える、そういうお約束になっております）
さて、その女性とはヨヌとは正反対の女性でした。生活はカツカツだけど優しい夫と二人の子どもに囲まれて暮らす専業主婦。
家族や愛情なんてものをハナっから信じていないヨヌは1日目から根を上げるのですが…というお話です。
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夫役を演じるのがソン・スンホン。機内でこの映画に出会ったときも、その若さに驚愕したのですが、最近見た映画でもまだ昔の容姿のまんま。この方、いったい何を食べて生きているのでしょーか。
ま、それはさておき、ソン・スンホン演じる夫がほんとーに、いいんですよ。いくらなんでも許せないであろう言動をヨヌが取っても、妻を信じて怒らない。この夫、何をすれば怒らせることができるんだろーと思って見ていると…
子役の男の子はトッケビの名子役。こんな小さいうちから演技めっちゃ上手。韓国ドラマ、おそるべし。
後から振り返ると、ごくフツーの韓国映画だったような気もするのですが、オム・ジョンファさんが演じたからだろうなぁ、あの吸引力。一度見始めたら最後、とにかく目が離せなかったです。
先日の「半地下の家族」の方は、観ている最中は休憩が必要だったけど、後から何度も思い返す映画。対照的ですね。
