チュ・サンウクさんの作品を見てみたくて選んだ作品。
主役はソン・イェジンで2009年の映画。今も綺麗なんだけど、この頃はこの頃で、何とも言えない魅力がありますね。
ソン・イェジンのすごいところは、清楚な役も似合うし、三枚目もイケるし、そしてこの映画のようなイカれたビッチはちゃんとイカれたビッチに見える。
なかなかの意欲作だとは思うけど、☆は2つ。
ちょっと前、日本映画か何かで(予告しか見ていない)、男性が妊娠する、女性が「ほんとに私の子?」みたいなセリフを言う、男女逆転劇みたいなのがあった。これも(さすがに妊娠は女性がするけど)かなり男女逆転な感じで、ソン・イェジンが男性二人を、日替わりで夫にする、という斬新なもの。
夫たちは嫉妬に苦しみながらもファム・ファタールであるソン・イェジンとの生活をどうしても手放せず、不条理な条件を受け入れる。さすがに親や親戚には言えなくて、うまく隠し通せているうちは良いものの、…みたいなストーリーです。
チュ・サンウクさんは二人の夫のうち、若い方を演じてます。ボラ・デボラが2023年の作品なので、14年前ですねー。若い。
夫の浮気や身勝手な言動に泣かされてきた女たちの復讐をまとめてしてくれてると解釈すべきか、単にフランス映画みたいな雰囲気を楽しむものなのか、いまいち受け止め方に戸惑う映画でありました。