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ボラ!デボラ ~恋にはいつでも本気 ★★★★★☆☆

セレブご用達の恋愛指南書、ザ・ルールズを覚えていらっしゃる方はどんどん少なくなっているのでしょうか。

このドラマはユ・インナが売れっ子恋愛コーチ役。アドバイスの内容は、かつて一世を風靡した「ザ・ルールズ」を彷彿とさせる。

(この本の隅々まで熟読した私にしてみれば、いくつかツッコミどころがあるものの。)

 

さて、切れ味のよいアドバイスが、本に、雑誌のエッセイに、ラジオに引っ張りだこ、自身の恋愛も絶好調で、理想の彼氏からのプロポーズは秒読みと思われたボラ(仕事上の活動名はデボラ)、なんとまさかの失恋をしてしまいます。

 

この手のドラマにありがちな展開としましては、恋愛指南書なんかに頼らず、自然の自分を出すようになって理想の相手と巡り会うことができました…みたいなのが、まぁありそうなパターンで、このドラマにもそんな一面があるのですが、多方面にブレるので、ちょっと恋愛指南ドラマとしてはわかりにくいかも。

 

それはドラマが楽しめないという意味では決してなく、より現実的であり、また、より深く没入できたドラマだったと思います。

久しぶりのドラマ・シリーズ、1日3本ぐらい見ちゃった日も。すっかり登場人物とお友達になったような気分なので見終わって寂しいです。

 

さて、ユ・インナのお相手は、私の大のお気に入り君であるユン・ヒョンミン。彼の役柄は、ルールズを駆使しても手ごわいキャラクターで、好きな相手にストレートに表現することが苦手。というか、カッコイイから自分が努力しなくても女子の方から告白しちゃうんだよねー。そんなこんなで恋愛経験値が育たないまま大人になっちゃいました系の男子です。しかもボラの手の内はすっかりバレてるしね…彼は、ボラの新刊を発行することになった出版社の敏腕編集者です。

 

基本的にルールズに則っているボラのアドバイスなんだけど、最も違反なのは、自身の、現在進行形の恋愛ネタを、出版しようとしちゃってる点なんだよなー。これは全くもってミステリアスじゃないし、絶対やめた方がいいと思いますねぇ。まぁそうせざるを得ない金銭的事情があったんですけど。

 

さておき。

主役たち以外にもいくつかの恋愛が進行するのですが、私のお気に入りは、出版社の代表。チュ・サンウクさんという俳優さんが演じています。

会社の代表と言えばたいていが鬱陶しいキャラ設定が多い。外面を気にして、主役よりも能力がない割に声ばかり大きくて、みたいなステレオタイプを想像して見ていて、実際最初の方はそんな感じなのですが、ついつい情に流される辺りから素敵だなぁと思い始め、元奥さんとのエピソードは(下手すると主役を超えるほど)良かったです。

 

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次はチュ・サンウクさんのドラマを探して見ようかなー。そのくらいファンになりました。