海外ドラマが好き♪

海外ドラマの感想ブログです。たまに脱線します。

30だけど17です ☆☆☆☆☆

 

主人公ウ・ソリはバイオリンが大好きな女子高生。バス事故に遭って昏睡状態に。ところがなんと、30歳のある日、突然目を覚まします。

私の大好きなドラマ「2度目の二十歳」の劇中劇でそんな設定がありました。調べたら演出も脚本も違う方なんですが、スピンオフドラマみたいな感覚で観ました。 

目を覚ましたソリに会いに来る人は誰もいません。病院を抜け出して住んでいた家を、そして家族を探すものの、ぜんぜん道はわからないし、知り合いもいない。何より一番馴染めないのは自分の顔… 

 

 

そんな中、昔の家と、昔の飼い犬を見つけるんです。そして、今の家主(=今の飼い主)に、家族が見つかるまでの間、限定1ヶ月という条件で同居させてもらうことになります。

 

ウ・ソリを演じるのはシン・ヘソンさん。この女優さんは結構しょーもない脇役ばかりやってらっしゃいますが、「私の黄金の人生」では今を輝くパク・シフとの共演でバリバリ主役、そしてこのドラマでも主役です。おめでとうございます。

(ほぼ同時期に見ていた「青い海の伝説」では、はたまたしょーもない脇役)

 

新たな家主のコン・ウジンを演じるのはヤン・セジョンさん。「師任堂(サイムダン)色の日記」でソン・スンホンの青年期を務めたイケメン俳優さんです。

 

ソリは事故により13年分の歳月が失われてしまったわけですが、ウジンもまたある意味、歳月が止まったように生きてきた人です。

そしてお手伝いさんのジェニファーもまた、時が止まってしまっている1人。

 

ソリは30歳でも中身は17歳ですから、ウジンの甥っ子で大学生のチャンに感覚が近く、箸が転がっても可笑しい年ごろ。そんな彼女がウジンやジェニファー、チャンとその友人たちと家族のように暮らし、彼らの凍った心を溶かしていきます。

 

いきなり私自身の話に飛んで恐縮ですが、私の20代って、あんまり楽しい人生とは言えなかった。

23歳からきっかり10年、33歳まで慢性的に腰痛に悩まされました。

仕事面では、若くて経験もないから犬っころみたいな扱いをされ、でも自我が強くて謙虚にもなれなかった。時代的にも、仕事の中心を担う男性陣が、働く女性をどう扱っていいのかわからなかったんでしょうね。今ふりかえるとセクハラ&パワハラブラック企業ってとこでしょうか。

 

だから20代がゴッソリ無くなってしまったソリに、「いや~、別にそんないいモンでもないよ、20代。30代の方がはるかにマシだからさー。」と言いたい感じで最初は見てました。

でも現実的に考えると、ソリは高卒の資格すらなく、働いた経験もなく、上手だったバイオリンも今じゃ指が動かない。なかなか大変そうです。やっぱりその時期その時期、(よっぽど嫌じゃない限り)周りがやってるのと同じことをフツーにやっとくのが楽だよなー。

 

またまた話が飛んで恐縮ですが、ワクチン。

周りと同じことをフツーにやっとく、それが日本人ってもんですが、ワクチンに関しては、自分の頭で考えて、打たない選択をする人も多くなっています。

レール上を横並びでやっといた方が頭つかわなくていいし楽なので、打たない選択には責任も伴います。

 

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かつては就職も、結婚も、とりあえず横並びな時代がありましたから、日本もちょっとずつ「選択」と「自己責任」の時代に転換しているのだなぁ~。

強制的に「横並び」であることから逸脱してしまったソリちゃんを見ながら、そんなことを考えたドラマでもありました。

 

サラサラと見ることができて毎回楽しみでした。☆5つ。