海外ドラマが好き♪

海外ドラマの感想ブログです。たまに脱線します。

風船ガム ☆☆☆☆☆

 

イ・ドンウク氏の2015年のドラマです。これをhuluで発見した時は嬉しかった~。2週間の無料体験を申し込んでしまいましたよ。基本的には配信には手を出さない主義ですけど。

イ・ドンウク氏、くせっ毛とか、おでこ出しスタイルよりも、ストレートで前髪下した方が似合うと思う!元がカッコよすぎるから遊び人風より、「真心が届く」みたいに真面目過ぎるぐらいなヘアスタイルの方がいいと思うなぁ~。この作品は「真心~」の4年前、30代半ばの一番脂の乗った時期なのではないでしょうか。下した前髪がちょっと斜めってて、文句なしで一番かっこいい作品だと思います。

 

物語の内容は、ありきたりと言えばありきたりのザ・韓国ドラマでして、幼馴染が大人になって恋が芽生え、別れがあり、そしてさらに愛情が深くなりよりを戻す、みたいな。←ネタバレでも何でもありませんよね?これぞ韓国ドラマの王道ですから!

 

この内容で、特に好きでもない俳優陣だと☆2つか3つがせいぜいでリタイアもしばしばですが、私が今一番夢中になってるイ・ドンウク氏と、そしてヒロインがチョン・リョウォン。くーーー!たまらん!

 

チョン・リョウォンちゃん、ほんといい俳優さんと共演しまくってますよね。私が一番好きなのは「魔女の法廷」で、ユン・ヒョンミンと共演してました。メディカル・トップチームではチュ・ジフンと。ただ、どちらもほとんどラブ無しでしたねー。「私の名前はキム・サムスン」ではヒョンビンを年上で綺麗でもないサムスンに取られちゃう、ちょっと悲しい脇役でした。

 

この「風船ガム」では、もぅラブありまくりです。内容は(ありきたりな割には)悪くない程度なのかもですが、キスシーンがとにかくすごい。私の好きなキスシーンを、古今東西、映画/ドラマ問わず5つ挙げろと言われたら、3つがこの「風船ガム」からノミネートされてしまいそうです。キスシーンが日本のとは比べ物にならない濃密かつ長いのが韓国ドラマですが、それは表面的な問題。シーンを盛り上げるためのプロットと演出の本気度が根本から桁違いなんじゃないでしょうか。

 

ドラマ全体の雰囲気は、「真心~」のようなコメディ色はなく、「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」に近いと思いました。アンニュイなOSTとともに。世話焼き彼氏はよりおせっかいで、オンマの干渉は若干薄めの味付けですのでこっちの方が全然見やすいと思います。

 

しかしまぁ韓国ドラマに出てくる男子はどうしてどいつもこいつも(口が悪くてすみません)マザコンなんでしょーか。もうこればっかりは何本見ても慣れることができませんよ。

というわけで、脇役陣で一番好きなのはヒロインの親友です。美人だけどぜんぜん笑わなくてキツイ性格なんですが、私が思っていることをズバリと言ってくれました。好きな女一人守れなくてどうすんだ、と。結局はオンマ優先かいというのが私の感想。ちなみに彼のオンマは綺麗な描かれ方をしてるけど、結構ひどいと思う。それを受け入れるヒロイン、もう元カレの方に戻ってしまえと何度か思いましたねぇ。

 

もう一人、純然たる毒親が出てくるんですが、案外そっちの方がマシだとすら私は思いました。イ・ドンウクが(まだ幼馴染であるヒロインへの愛に気づく前に)お見合いした財閥令嬢のお母さん。娘がちょっとばかりぽっちゃり系なのを、事あるごとにひどく突いてくるんですよね。お蔭ですごい美人で髪も綺麗なのに自己評価・激低な娘になってしまって可哀想…でもこの母、娘がちょっとでも他人からプライドを傷つけられそうになると、猛烈に怒るので、見てて気持ち良かった。自分も娘を傷付けてるくせに、他人から傷つけらるのは許せないっていうのは、家族ならではですね。

 

最後の方でヒロインにせがまれてイ・ドンウク氏が歌を歌います。さんざん本物の歌手さんによる挿入歌を聞いてきて、最後の方で、イ・ドンウク氏自身が歌うわけです。プロじゃないのに上手いし味もあるし、もう痺れて卒倒しそうです。

 

内容をもうちょっと細かくおさらいすると、幼馴染の二人は「天国の階段」に近いシチュエーションです。お互い片親で、家族ぐるみの付き合いをすることで親たちが片親の不便を補い合ってきたわけです。おない年なので双子のきょうだいに近い育ち方をしました。彼らの高校時代の子役ちゃん達、男子の方はめっちゃ可愛くてカッコイイ。女子の方はちょっと昔の中山美穂を彷彿とさせる美人。この2人もとても良かったです。

 

大人になって男子の方は漢方医、女子の方はラジオPDになります。ラジオ生放送でのハプニングで思いがけずヒロインは自身の失恋を語ることとなり、そこで初めてドンウク氏演じるリファンは幼馴染ヘンアの恋愛と失恋を知ります。

 

話が逸れますが、主人公が担当するラジオ番組のパーソナリティ役はキム・ジョンナンさん。「愛の不時着」で大佐の奥さん役をやった方です。仕事は深夜ラジオか、ドラマの悪役がせいぜいといった落ち目の女優という設定。この深夜ラジオの語りが私は結構好きでした。私は夜中に起きちゃった時、スマホの光を浴びたくないからたまにラジオを聴くのですが、いいのがぜんぜんないんですよ。キム・ジョンナンさんの深夜ラジオみたいなのがあったいいのになーと思いました。

 

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一緒に通った高校時代、リファンが好きでもない女子から告白されて困ってるところを、ヘンアが彼女のフリをして助けてあげる、なんてこともあった二人。

大人になった今、振られた相手に見せつけるべくリファンが彼氏のフリをするうちに…というのが物語のスタートです。