海外ドラマが好き♪

海外ドラマの感想ブログです。たまに脱線します。

マイガール ★★★★☆☆☆

イ・ドンウクとイ・ダヘのラブコメ、2005年の作品です。2番手君には贅沢にもイ・ジュンギが起用されています。

 

視聴し終えたのは1ヶ月以上前かと想うのですが、イ・ダヘちゃん可愛かったなぁ~ぐらいの感想で手が止まってました。

昨日とあるyoutubeの雑学系動画から得られた知識により、このドラマの重要なストーリー展開に関して、韓国人ならばしないであろう勘違いを私がしていたと気付きました。その視点で書いてみます。

 

その知識とは…

・韓国ではいとこ婚は禁止、というか、なんと8親等以内が禁止

(厳密にはもっと細かい決まりと歴史上の変遷がありますが)

 

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このドラマは「嘘」がテーマのドタバタ劇です。

イ・ダヘちゃんは父の借金により常に借金取りに追われており、日本や中国にまで夜逃げすることもある環境で育ちました。お蔭で(?)日本語や中国語が話せるようになり、ツアーガイドとして一流なのに、ダメダメなお父ちゃんのせいで今でも借金取りに追われています。

 

一方イ・ドンウク氏が演じるのは財閥の御曹司。幼い頃に生き別れとなったいとこ(女の子)を探しています。財閥の会長である祖父は、孫娘が行方不明になった原因は自分が娘の結婚に強く反対したせいであると自分を責め、一目会いたいと願いながら病床についています。時々発作を起こし、もうダメかと思われた時、イ・ドンウクは替え玉をイ・ダヘに頼むことにします。いとこの年齢、失踪後の消息から日本語が堪能だろうという点、イ・ダヘがいとこの母親の若い頃に似ていることからです。

 

イ・ドンウクとイ・ダヘの出会いは、イ・ダヘが飛行機の出発を何とか遅らせるための(自分のツアー客が乗り遅れそうになっていた)、嘘の演技を見たのがきっかけです。イ・ダヘちゃんは咄嗟の機転を利かせる能力(つまり嘘)に長けているのです。

 

会長にイ・ダヘちゃんを孫として会わせ、最期のおじいちゃん孝行をしたと思っていたイ・ドンウクでしたが、何とおじいちゃん、めきめきと回復。替え玉のイ・ダヘはその後も嘘を重ねていくことになります。

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若干ネタバレになりますが、私は「実はイ・ダヘちゃんがほんものの孫娘なのだ」と思い込んで視聴してました。どこかの時点で(多分物語の4分の3が過ぎたあたりで)それが分かり、涙の再会となるのであろう、同時にドンウク氏との恋愛も順調に進んでいくのだろう、と。これは韓国人であれば絶対にしない勘違いです。いとこ同士の結婚はできないのですから。

 

というわけで、物語の4分の3が近くなるにつれ、なんかおかしいぞと思い始め、その頃にはすっかり先入観で作り上げたストーリーに酔ってしまっていた私はなんだかガッカリする後半となってしまいました。

王家の血を継ぐ者が、一般庶民(もしくはそれ以下)の環境で育つストーリーってすごく好きなんです。

 

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勝手な誤解で勝手にガッカリしてしまった「マイガール」、今の時代に鑑賞する見どころは、当時のファッション。

超・貧乏で身ひとつで財閥の家で暮らし始めたダヘちゃんが、なぜか庶民のチープだけど可愛いファッションアイテムを多数所有している矛盾はガン無視、とっかえひっかえチープファッションで視聴者を楽しませてくれます。あぁ2005年ってこんな感じだったよなーと懐かしく思います。

イ・ドンウクの婚約者は世界的なテニスプレーヤー。この彼女、どう見てもテニスプレーヤーの体型じゃないんですけどー。全く日焼けしてないしさ。シャラポワが初優勝で話題をさらったのが2004年ですから、当時としては無理を通してでもこの設定にしたかったんでしょうかね。

 

 

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イ・ドンウク氏はかっこいいけど、このドラマを当時見たとしてもファンになったとは思えない。彼は、「風船ガム」あたりの頃の容姿が最高で、演技は二枚目を脱ぎ捨てた三枚目が決まるようになってからが格段に素敵だと思う。