海外ドラマが好き♪

海外ドラマの感想ブログです。たまに脱線します。

会いたい ☆☆☆☆☆

しばらく自粛するつもりが、結局見てます韓国ドラマ。
なんか生活にユチョンが足りない〜みたいな欠乏症が出てしまいまして。

で、大した評判が見つからないからスルーしていた「会いたい」を軽い気持ちで見始めたところ、

え、めっちゃいいじゃん。

暗いとか、子供時代が残酷すぎるとか、逃げたやつを許せるのかとか、そんなレビューが多いドラマです。


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ハン・ジョンウはアメリカ帰りの転校生だから知らなかったが、イ・スヨンは学内一のイジメられっ子。ある雨の日、公園で出会った2人はお互い強く心惹かれる。学校では話しかけないで、と、ジョンウを気遣うスヨンの言葉もまったく意に介すことなく、2人は友達になる。

ジョンウは資産家の息子であるがゆえ、金目当てに誘拐されてしまう。現場を目撃したスヨンは後先顧みず助けに行き、巻き込まれて暴行を受ける。拘束が解けたジョンウは犯人がスヨンに気を取られている隙に逃げ出す。

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とまぁ、子供時代は本当に暗いです。もっと言うと、スヨンの父はどうしようもない暴力父、挙句、殺人で死刑。そのせいでスヨンはイジメに遭い続け、外では顔も上げられず、長い髪でうつむいて暮らしているという…

誘拐され、監禁された倉庫からジョンウが逃げた逃げないがドラマの核となります。これをどうにも許せない人はこのドラマが見るに耐えないと思いますが、私は全然大丈夫でした。というか、むしろ最適な判断では?逃げずに二人して死ねとでも?

もちろん逃げた後、ジョンウは必死に助けを求めます。しかし運はジョンウに味方しませんでした。商店街1軒1軒、シャッターを叩いて回りますが、(誘拐に使う倉庫があるぐらいの街ですから)全て空き家。ようやく見つけた1台の公衆電話と1枚のコインで、まず父に助けを求めます。そののち、公衆電話の緊急ボタンで警察に連絡します。

父は、実は事件の黒幕です。スヨンを助けると口先だけで言い、ジョンウは自宅軟禁されてしまいます。スヨンは死んだことにされます。

子供時代のスヨンちゃん。



美少女です。「太陽を抱く月」という時代劇では王様に愛されない王妃役で、すげーブスだと思いました。カツラが全く似合わない、ちょっと東欧っぽくて黒髪が似合う美女です。

少年時代のジョンウ。



「太陽を抱く月」では王様でした。そう、子役被ってます。少年から大人になりかけの微妙な容姿。ちゃんとイケメンに育つか若干心配だわ(余計なお世話)。


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14年の歳月が流れ、大人になったジョンウはまだスヨンを探し続けています。一方のスヨンはジョイと名前を変え、全く別人としてフランスで生きています。一時帰国して再会した二人。スヨンは自分を見棄てたジョンウに最初はイジワルしますが、ジョンウの時間が14年前で止まったままで、いまだにスヨンを探していると知るにつれ、彼を完全に許します。

この「許し」が第二の核。例えですが、拉致被害者家族を思い浮かべれば、残された者の苦しみは、連れ去られた本人の苦しみに勝るとも劣らないことがよくわかります。ジョンウの苦しみが未だ終わっていないとスヨンに伝わるにつれ自然と許していく過程が私にはすんなり理解できました(必死で探したとか言い訳をジョンウは一切してません)。この部分が受け入れらないとドラマに違和感を覚えるようです。

成人したスヨン

「お嬢様をお願い」ではわがままお嬢様キャラが好きになれませんでしたが、この役はよく合っていると思います。

成人したジョンウ。

刑事になり、人生全てがスヨン探し。


三枚目なシーンも多く、暗いだけのドラマではなかった。

ベテランのアジュマがダブルで出演。





家族の話としても面白かったです。
スヨンの父は殺人犯ということで死刑になっていますが、実は(どーしょもないワルではあったけど)殺人は冤罪でした。
貧しさと世間の目の厳しさに生きる術がなくなったスヨンの母は、最後の手段としてなりふり構わず、冤罪にした刑事の家に押しかけ、彼の罪悪感を盾に同居を始めます。刑事と、刑事の娘と、スヨンの母と、スヨン。そして父に嫌気がさして行き場のないジョンウの5人が一緒に食事をするシーンがありますが、不思議とどんな家族よりも家族らしく見えます。

やがて刑事も事件に巻き込まれて亡くなり、スヨンもいない14年間、なんとこの不思議な家族は一緒に生活を続け、ジョンウはすっかり息子になりきって親孝行します。


息子の職場にお弁当を差し入れる、韓国ドラマあるあるシーン。

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私にはすごく楽しめたドラマでしたが、ユチョンラブがゆえにバイアスがかかっているのか自分でもよくわからないので、とりあえず☆5つ。

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