特殊戦司令部の軍人さんと女医さんのラブ・ストーリーです。
ソン・ジュンギがとにかく恰好いい。
判断力、行動力に優れ、権力に惑わされないリーダー。苦境の時ほどユーモアが冴えます。
ソン・ヘギョも素敵です。
この方、10年以上前に「ホテリアー」というヨン様のドラマに出ていました。美人だし良い役なのになぜかパッとしない印象でしたが、このドラマには見事にハマっています。
主役のお二人、私生活でも10月にご結婚されるそうです。おめでとうございます♪
ソン・ヘギョ演じるモヨン先生は、韓国の大病院勤務です。テレビで美人女医とちやほやされてみたり、開業しようとしてみたり、生き方にはブレがあります。権力抗争に破れ、僻地ウルクにボランティア要因として追いやられ、大した使命感もなく着任(そこでシジンに再会)。
一方、ソン・ジュンギ演じるシジンは、大儀のために命を投げ出す軍人。
モヨンは戸惑い、時には反発を覚えたり。しかし、二者択一を迫られるような場面においては、権力よりも医師としての使命を選ぶ面は似ています。
企画の段階からヒットが約束されていたドラマだったのかな。とにかくお金がかかっています。
海外で撮影するわ発電所壊すわヘリコプター使うわ。
シジンと相棒テヨンとの絡みがすごく好き。
休暇中に射的のおもちゃで犯人を捕らえるシーンとか。
文句なしに☆5つ…と言いたいところなのですが、サイドストーリーがムムム。
この方、沢尻エリカ様にしか見えません。好きな男を追い回す以外にやることはないのでしょうか…
よっぽど☆を減らそうかと思いましたが、後半からこの2人の恋愛バランスもいい感じになってきます。
こちらの2人の方が良いというファンも多いみたい。
メインのお二人の恋愛は、モヨンにゾッコンのシジンに対し、モヨンの腰が引けているためなかなか進行しません。危険すぎるシジンの秘密だらけの任務。いつか、帰ってこないかもしれない相手。本気にならないようにするし(なってるけど)、告白は断わります。
ほぼ海外ロケだけあって英語が多め。日本のドラマによくあるように、見ていて気恥ずかしくなるようなことはありません。割と長めのセリフもあります。
セリフといえばですが、全体的にとても凝っています。脚本家は大御所のキム・ウンスク。彼女の作品にメイン・キャストとして出たら将来は約束されたも同然、のようです。
大がかりな資本が投入され、脚本家も超一流。例えれば金メダルの期待がかかりまくったオリンピック選手のような感じでしょうか。
感想ブログをいくつか読みましたが、事前の期待値が高すぎるためか、意外に批判されていたりします。
いろいろエピソードを盛り過ぎな感は否めませんが、女子の好きなものを全部入りにしたんだと思えば、これほど楽しめるドラマはないと思います。
タイトルの「太陽の末裔」について。
最終回を見終えてもイマイチ「なぜこれがタイトルなのか」しっくりとはきませんでした。恰好良いタイトルだとは思うけど。
出番はそれほど多くはないものの、印象的なピースメーカーの医師、ダニエルの言葉
”太陽に特許を申請することはできない”
モヨンの、大学卒業式での答辞
”彼らの宣誓が この世界のすべての地で この世界のすべての太陽の下で 守られることを 私は応援した”
この辺りがヒントなのかな。
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