海外ドラマが好き♪

海外ドラマの感想ブログです。たまに脱線します。

ピノキオ ☆☆☆☆☆

「君の声が聞こえる」のイ・ジョンソクがとても良かったので、話題作の「ピノキオ」も観てみました。

イ・ジョンソク演じるダルポは養子に迎えられた家で愛情を受けて育ちます。
しかし、子供の頃に別れた実の家族は、不幸な事故の責任を負わされ、マスコミの餌食となって一家離散した過去が。ダルポは過去の名前を捨て、おバカのフリをしていますが、実はサヴァン並みの記憶力を持つ天才少年です。

養子先の家で一緒に育った少女、イナは、「ピノキオ症候群」です。これはドラマの中の架空の症候群ですが、ウソをつくとしゃっくりが出るのでウソをつくことができません。厄介なことに、心に納得のいかないモヤモヤを抱えていると、それを言葉に吐き出すまでしゃっくりが出続けます。

見どころは何といってもイ・ジョンソクのキュートさ。


お兄さんもなかなかにイケメンです。


おバカでダサいダルポを演じていたのはお祖父さんのためでしたが、



このシーンには涙が出ました。

イナとの恋愛模様も見どころ。

イナはウソがつけないので、ダルポへの想いを隠すことができません。駆け引きのできないイナがダルポを惹きつけるのは、「あなたを忘れる努力をする」と言ったら本当にそういうことだから。イナの実母がダルポ一家を離散に追い詰めた張本人であることから、ダルポを好きだけど忘れる努力をします。

ダルポはダルポで、イナの父への遠慮からやはりイナを諦めようとします。



どんな有名な韓流ドラマでも最初の3回ぐらいはどうにもつまらないのですが、ピノキオは初回からスラムダンク・ミリオネア仕立てになっていて面白かったです。
(イ・ジョンソクがイケメンになるまでダサイ髪形を4話ぐらい我慢させられたのには閉口しましたが…)



閉口、で思い出しましたが、減らず口のイナを黙らせるためにダルポがイナの口をつまむシーンが好き。
(イナや嘘がつけない分、暴言でストレスを発散しているような面がある)


最初から最後までとても面白かったのですが、個人的な疑問を1つ挙げるとしたら、ずーっと一緒に育ってきて、家でも学校でも一緒のイナをダルポが好きになるかなぁ、という点。しかも宿敵の娘です。

「君の声が聞こえる」では、子供の頃、1日だけ強烈な出会いをしたお姉さんに憧れ、ずっと追いかけて、やっと巡り合えて、離したくない、という気持ちにとても共感できたので歳の差恋愛に違和感は全く感じなかったのですが。
(でもまぁそれでも☆を減らす気にはなれません)

イナ役のパク・シネちゃん、しゃっくりがめちゃくちゃ自然です。そして、ウソともいえない程度ウソ(ちょっとしたお世辞とか周りと話を合わせる程度のこと)にもしゃっくりが出てしまって周囲の空気が凍りつく面白さ、それがもしかしたらこのドラマの一番の見どころなのかも。



報道記者となったダルポ。警察に事情聴取に呼ばれたとある事件の黒幕に警察前で報道陣の一人として対面する機会を得ます。黒幕は自分の家族を離散させた張本人その人です。質問できる時間はほんの一瞬。しかも相手は「世間をお騒がせしてすみません」「捜査には真摯に協力します」しか言わないと知れている。どんな質問を投げかけたら本心を引き出せるのか。ダルポの考えた質問とは…

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