海外ドラマが好き♪

海外ドラマの感想ブログです。たまに脱線します。

フォトリーディングのレポ。


6月にフォトリーディング講座を2日間受けまして、イマサラながらレポです。


フォトリーディング(以下フォトリ)と速読術を同じように考えてしまいがちですが、フォトリは速読とは全く違います。
フォトリには5つのステップがありますが、一番特徴的なのはステップ3で、焦点を合わせずに2秒に1ページのリズムでページを繰っていきます。


当然焦点を合わせないので意識下には何も入ってきません。


私の個人的な感想ですが、一番特徴的であるこのステップ3ですけれど、「おまけ」程度かなと思うのです。
実はやらなくてもいいぐらい。


大事なのは他のステップで、「読む前に読む本を読む価値があるかどうか吟味する」とか「読む目的を定める」とか「本に質問をする」とか「集中して答えを探す」とか、そこらへんがとても重要。


ただ、ステップ3は私にとって(大げさに言うと、私の人生全般において)、不足していたものに気づかせてくれるステップだったなと。


ステップ3は、全体を俯瞰する時間、なのですよね。
まず森を見てから木を見る、みたいな。


やらなくてもいいぐらい、と書いたステップ3ですが、まず全体を俯瞰する習慣が自然に身についている人にとっては不要かもしれないという意味です。まず細かい点が気になってしまって先に進めないタイプの私にとってはとても重要なステップ。
これをやるのとやらないのとでは、読む時間も違うけれど、腑に落ちる内容の濃さが全然違う。


意識下に入ってこないのになぜ俯瞰できるのか。
ここからは自分の体験に照らし合わせて語ります。


小学校1年の時、初めて教科書を手にした私。国語の教科書の表紙がとても綺麗でうっとり眺めておりました。
すると母がいきなり、「教科書は、まずこうしておくといいのよ」と言って、表紙を根元深い位置でギューギュー折り曲げ、さらに全ページを根元深い位置で開き始めたではありませんか。


アタシャ怒りましたが、まぁ確かに「敷居の高さ」みたいなのがなくなり、「馴染み」みたいなのが出てくるんですねぇ。


これは勝間和代さんもブログのフォトリ体験談に「ステップ3は潤滑油」と書いておられますが、本に対する「馴染み」「一度全部目を通した」みたいな親しみがあると、必要な個所が目に飛び込みやすくなります。


そして大事な他のステップ、「この本から何を得たいか」が明確になっていると、必要な個所だけが腑に落ちて、不要な部分はあっさりパスできるようになります。


フォトリが一番向く本は、自己啓発本です。参考書などは効果が出にくい。
それでもTOEIC向けの参考書で実験したところ、読むスピードがアップして多くの本を消化できたおかげで845→885の40点UPとなりました。


まぁそんなフォトリなのですが、私が一番へぇぇと思ったのは、「そもそも読まない」という選択。
どのくらいのトキメキを感じたら読むのか、というのはやはり講座で先生と触れ合わないと感じ取れない部分かと思うのですが、どうやら私は乱読しすぎていたみたい。


本は多く、人生は短い、ということですね。