トラブルの解決法（番外編）

18時ぐらいになると、遅番のフロントスタッフは夜勤さんと引き継ぎをします。
昨日は私が遅番。夜勤さんは3人が交代で入るんだけど、昨日のシフトはYさんという一番の長老。（長老だけど一番アタマがしっかりしている人です。ほぼノーミスで仕事をする。）

昨日は特に大きな引き継ぎもなかったので、よもやま話8割、仕事の話2割という感じだったんですが、Yさんが「某入居者Aさんの本読んだことある？」と話題を振ってきた。

私「えー、Aさんってこないだ出演したテレビで歴史上の人物の解説してましたよね、すみません、私、歴史にはまったく疎くて1冊も読んでないです。」

Y「Aさんは若い頃に奥さんを亡くされたりしていろいろ苦労をしている人だからね、経験からくる言葉だからグッとくるんだけどね、スピリチュアルとか座禅組んだりとか宗教にハマったりとか、そういう頭でっかちじゃなくて、行動が大事で、日々の暮らしをきちんとすることが大事だってことが書いてある本だよ」

どうやら最近出された本は歴史本ではなく精神世界寄りな本らしい。
んで、まぁお互いにスピ系で今まで良かった本や作者の情報交換をし、このYさんならドン引きされないかなと思って聞いてみる。

私「死んでも魂ってなくならないと思います？私はなくならないと思ってるんですが、最近、死んだら『無』になってしまうという考え方を人生のどこかのタイミングで1度しっかりと持つことも大事だと思うようになったんです。」
Y「そうだね、子供の頃に1度はそういう考え方をして、死が怖いと思う時期があってこそ、命の大切さを知るわけだからね。」
Y「でも僕なんて、このへん（←と背後に手をやる）に、あ、いまいるな、と感じることあるよ。それがいつも助けてくれるんだよ、仕事でうっかり忘れていることとかを教えてくれるんだよ。」
私「守護霊さんには感謝すると一層よく働いてくれるらしいですね。」
Y「そうだよ、ありがとう〜って言うんだよ。」

昨日はまぁこんな、かなりトンデモな引き継ぎ（なのか？）でございましたんですけれども。

Yさんが「このへん（←と背後に手をやる）」と言ったぐらいの辺りから、私は確信してしまいました。
Yさんにはわかってるんだと。
私がいま辛い時期であることを。
それで急にこんな話を振ってきたんだ。
だって普段こんな話は全然まったくしないもん。

トラブルが起きた時、浅見帆帆子さんの著書なんかがわかりやすいんだけど、トラブルそのものに対決しようとするのではなく、家の掃除をしたり、店員さんにちゃんとありがとうと言ったり、家族と仲良くしたり、そんなことでプラスパワーを貯めていくにつれ、思いがけない方法でトラブルが解決してしまう。そんな【番外編】解決法があったなと思い出しました。
そう、日々の暮らしをきちんとすることが大事なんだ。忘れてた。

ちなみに、別の入居者Bさんも本をたくさん出していらして、スピ系では人気の作家さんです。
私「Bさんもそういう本をたくさん出してますよね、ベストセラーとまではいかないけど、図書館にずらりと並んでて、予約数ベストにも入ってたりしますよ。」
Y「あの人はダメよ。まずトイレが汚いからね。心地よい言葉を並べてそれが読者を惹きつけるんだろうけどね、普段の生活態度を見てるとAさんとは全然違うよ。」
私「ほんとそーですね」

ってな感じで、フロントスタッフはホント何でも知ってますからね。皆さまご用心を！