海外ドラマが好き♪

海外ドラマの感想ブログです。たまに脱線します。

無人島のディーバ ★★★★★☆☆

素晴らしすぎた「ウ・ヨンウは天才肌」と比較して不必要に辛口になってしまいそうで、少しインターバルを置いてから見ました。その意味では懸念だったような。ヒロインを演じたパク・ウンビンちゃんの見た目と発声があまりに違って別人にしか見えない。

 

で、まぁ割と客観的に評価できていると思うのですが、うーん、悪くはないけど良くもない?

 

先にガッカリポイントを挙げると、「無人島」と「ディーバ」の相乗効果が感じられない。別々のドラマのように感じてしまう。

変な例ですが、かの有名な「ガラスの仮面」。普段は普通に見える女の子+舞台では天才。なにか二つの要素を組み合わせるからには、1+1=2、以上のものを期待してしまうわけなんです。タイトルに「無人島のディーバ」と打ってるからには、無人島で15年も過ごしたからこそのディーバっぷりを、見る前から期待してしまったけど、2以上ではなかった(2以下でもなかったです)。

 

ちなみに韓国には無人島が200ぐらいあるらしく、そこにひっそりと暮らしている人がいてもおかしくないという発想は以前からあって、「彼とわたしの漂流日記」という映画がまさにそれ。そこからのオマージュが結構入っていたように思います。

 

良かった点は、別のテーマである「他人の人生を生きる」というのがサスペンス風で面白かった。誰でも一度は考えますよね(犯罪がらみは嫌だけど)。これは考えるだけでワクワクします。

 

他、これは好みが分かれると思うけど、歌の種類。オペラにも近いような歌唱力で高らかに歌いあげるタイプがちょっと重たく感じた。というのは、(私はKPOPには疎いからあまり例を挙げられないけど)イ・スヒョンちゃんとオニュが歌う「深い夜を飛んで」みたいな軽快なやつを聞きたい気分だったため。まぁこれはその時々の気分で左右されますね。ストライクゾーンにハマった人には感動ものでしょう。

 

思わぬ儲けものとしましては、チェ・ジョンヒョプさん。彼の作品は今まで見たことがなく、すごくいい俳優さんを見つけたと思いました。さっそく彼の別作品、「Eye Love You」を見てます。これは何と日本のTBSのドラマです。片言の日本語で二階堂ふみさんと共演してます。すごいなー。てっきり日本語がある程度話せる俳優さんを配役したのかと思いきや、オファーがきた時点では日本語が分からなかったという情報が。2年間日本で暮らしているという設定で、セリフめちゃくちゃ多いですよ。

 

現在進行形のドラマですのでこちらの本格レビューは終わってからにしますが、チェ・ジョンヒョプさん、「無人島~」ではしっかりしたお兄さんキャラですが、「Eye Love You」では子犬みたいな可愛さです。

 

 

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というわけで、評価は無難に★5つですが、親世代のアレコレはかなり面白かったです。無人島は無人島。ドラマを期待してはいけない。

 

 

ウ・ヨンウ弁護士は天才肌 ★★★★★★★

あまりに良すぎて感想が書けなかったドラマ。2024年は始まったばかりだけど、今年一番が決定してしまった気がする。あ、見たのはまだ2023年だったか…

 

問題は「愛の不時着」を超えたかどうかですけど、まぁぜんぜんジャンルが違うから比べても仕方ないですね。メインキャストに悪人出てこない、単発的に悪い奴が出てきてもきちんと成敗される。基本的に1話で読み切り。長くても2話。弁護士モノなので事件が起きて解決の繰り返し。「愛の不時着」は素晴らしい作品だけど見ていて疲れる。なにせ、中盤まで息をつけない。軽く見ることができるドラマは後に残るものがないという欠点があるので、そういう意味では「ウ・ヨンウ~」は軽く楽しんだ後、忘れ去るのも早いかな?

 

私がこのドラマを好きな理由はいくつもあるのですが、筆頭に挙げたいのはジュノ役のカン・テオさんの表情。ヨンウは自閉症スペクトラム障害で、他の人から見たら奇妙に思える行動をとる。下手すると炎上もしかねない題材なのですが、ヨンウの言動に虚をつかれつつも愛情がついつい溢れてしまうジュノさんの表情が本当に良い。ヨンウ役のパク・ウンビンちゃんの演技が上手すぎるだけに、カン・テオさんの果たす役割は重要…っていうか理屈じゃないんですけどね。この二人の主役以外は有り得ないです。

 

で、撮影現場の動画をいくつか見たりもしたのですが、演出家が結構細かく演技指導をしていて、この方のセンスがいいに違いない。他にも製作陣の細部へのこだわりが結構すごいみたいで、海外ロケがないにも関わらず予算もかなり巨額のドラマらしいことを鑑みると、主役二人だけでなく、ドラマ全体がかなりの鳴り物入りで製作されたように思えます。軽いコメディに見える割に。ヨンウのヘアスタイルと衣装を担当した人もすごいと思う。

 

私は昔から刑事モノや弁護士モノが好きなのですが、仮に二人のラブラインを抜いたとしても、プロットの面白さが秀逸。特に好きなのは田舎の村のど真ん中に道路計画が持ち上がり、村民側の弁護をする回なのですけど、どのエピソードも甲乙つけるのが困難な平均値の高さです。

 

あ、それと、第一話の冒頭から夢中になれる点も韓国ドラマらしからぬ良さ。最初の7分だけのyoutube動画ってのがあるのですが、7分だけでも十分すばらしいショートドラマとなっております。

 

1コ1コのストーリーが起承転結で展開するのに加え、全体を貫くテーマもあって、終盤にようやく登場するキャラクターもまたすごいから続編を期待してしまうんだけど、主役のパク・ウンビンさん、このドラマは本当に大変だっただろうと思うので(自閉症スペクトラム障害がめっちゃリアルなのに加えて、マシンガンのように口をついて出てくる法律用語と裁判シーン)、続編は彼女次第なんじゃないかなぁ。

 

 

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1度目は字幕付き、2度目は吹替えで見ました。少し内容を忘れた頃にまた見たい。

 

 

海街チャチャチャ ★★★★☆☆☆

実はこれより前に「ウ・ヨンウは天才肌」を視聴し終えているのですが、まだ感想を書く気が起こらないのでこちらを先に。

 

感想を書かないといいつつ、「ウ・ヨンウ」は本当に素晴らしい作品。私の中で過去1かもしれない。その後では何を見ても集中できずに途中リタイア。そんな中、このドラマだけは最後まで完走しました。

 

申し訳ないけどごくフツーのドラマなんだけど、でも却ってそこが良かった。何よりも海街が舞台で、景色が良いしのんびり見られたのが完走の理由。

 

主演はキム・ソンホとシン・ミナ。キム・ソンホは「100日の朗君様」ではかっこいいんだか、とぼけたお顔なのかイマイチ判断つかなかったけど、このドラマではすごくかっこいいです。

 

正直二人のラブラインはう~んって感じで特にケミが良いとも思えず。歯科医のヒロインはソウルの職場の人間関係でやらかしてしまい、傷心を癒すべく、昔家族で訪れた海街、コンジンを訪れる。ほんの数時間、海を見に来ただけの予定が、靴は流されるは車のバッテリーは上がるは現金はおろせないわのトラブル続き。仕方なく通りがかりのキム・ソンホの紹介で、イカの下処理のバイト…そんな過程でコンジンには歯医者がないと知り、ソウルを捨ててコンジンで開業する決心をする。

 

出だしはそんな感じ。中盤はラブライン。終盤は、コンジンの3つの不思議について。割と飽きずに観ることができた。

 

ラブラインよりも街の人々のエピソードが良くて、中でも子役の男の子がとても良かった。絵に書いたような良い子で、離婚した両親のことも理解し、周りに気づかいばかりしているようなタイプ。本当に演技が上手だった。

 

 

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ストーブリーグ ★★★★★☆☆

弱小球団を救うべく着任したゼネラルマネージャーの奮闘を描くドラマ。ブラッド・ピットが主演した映画「マネーボール」のリメイク版かなと思って見始めましたが、野球モノというよりもオフィスドラマの要素が強いように感じました。私のように野球がさっぱりわからない人でも大丈夫です。

 

主演はナム・グンミン様。ヒロインは「ウ・ヨンウは天才肌」のパク・ウンビン。意地悪な社長役には「サイコだけど大丈夫」のオ・ジョンセ。

 

オ・ジョンセが単純なイジワル役で終わるはずがないと最初っからわかってしまうのが辛い…

一方、パク・ウンビンには若干期待し過ぎていたかも。「ウ・ヨンウ」も「法廷プリンス」もちゃんと視聴していないのに、演技がすごくて綺麗な女優さんだー、という刷り込みが入ってた状態で視聴。ところがこのドラマではぜんぜん可愛くない。ま、そういうキャラなんだから、「ほんとはすごく綺麗なのに干物女を見事に演じた」と言えますね。

中途半端なソバージュヘアと真っ赤な口紅はもれなく女性をおばさんに見せるらしい。2019年のドラマなので、2022年に「ウ・ヨンウ」役で大ブレークする前の作品ということになります。

さて、主演のナム・グンミン様ですが、私が今まで視聴した中でもっともカッコよく見えた。浅黒い肌に真っ白なシャツで華麗に登場。家族を一手に支えてきてお金には余裕がないことが徐々にわかってきますが、安物という設定のスーツもナムグン・ミンが着ると一流スーツに見えてしまうのが難点といえば難点。

 

そんな彼が弱小チームを華麗に立て直すのであろうお話ですが、それにしても毎回毎回の課題がシビア。選手もコーチもスカウトも分析チームも問題だらけ。球団の社長からして、お荷物のチームを潰すことしか考えていない。元々は地元密着型の企業だったけど、消費者と直接かかわる事業から手を引くことが決まって地元民のご機嫌を取る必要がなくなったんですね。

そんなドリームズを、子どもの頃から熱く支えてきたパク・ウンビンと、全く思い入れのないナムグン・ミンが、「えっ、そんな手があったか!」という手法で一つ一つ解決していきます。

 

星5つにしましたが、気持ちとしては5.7ぐらい。ラブがないのと、最終回にうわーっと盛り上がった「刑務所のルールブック」みたいな感じではないので星を増やしにくいドラマではありますが、広い層に受け入れられるドラマだと思います。

 

 

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2020年上半期の3位以内にランクインしたそうです。2020年と言えば「愛の不時着」の年ですから、大健闘なのではないでしょうか。「愛の不時着」ほどハラハラせずにお茶の間で楽しめるドラマだったのではないかと思います。

 

ちなみにイ・ジェフンがカメオ出演。この俳優さん、顔より演技がウリかと思っていたら、え、こんなにイケメンだったのかー。

ライフ・オン・マーズ ★★★★★☆☆

最近チョン・ギョンホ様にハマっています。「賢い医師生活」とか見てみたいけど、「AbemaTVで無料縛り」を自分に課しているいるためなかなかそうもいかない。そしたらば、なんと主演作キター!

 

というわけで、ライフ・オン・マーズを毎日1話ずつ楽んでおりました。昨日最終回。

ざっくりとした内容としましては、

 

舞台は2018年

幼少期のトラウマで冷徹人間になってしまった刑事、ハン・テジュが

マニキュア事件という猟奇殺人を追う過程で

銃で撃たれて負傷

現実では昏睡状態なのだが脳内は1988年にタイムスリップ

そこではソウルから地方へ転勤になったばかりの刑事

 

という設定であります。

1988年での役職は係長。上司の班長は「空から降る一億の星」のパク・ソンウンさん。なんと役づくりのため10キロも増量したそうです。熱血派の班長とクールな係長、初めはソリが合うわけがありません。二人の部下、特に先輩格のヨンギとも対立しがち。それでも、婦警のユン巡査のひたむきな姿に心うたれたりしつつ、ゆっくりと仲間に馴染んでいきます。そして、幼少期のトラウマとなった事件が発生。自分がこの時代にタイムスリップした理由を求めて捜査に打ち込みます。

 

ところがだんだんと、2018年と1988年、どちらがリアルなのか、ハン・テジュも、そして見ている視聴者も、わからなくなってくるんですね。

 

ちなみに2018年の恋人(というか、元婚約者)はチョン・ヘビンさん。彼女は美人だけど、どことなくいけ好かない女子をやらせたらピカいちですな。

1988年のユン巡査はコ・アソンさん。初見です。こういっちゃ失礼ですが、美人じゃなくて、1988年にしてもファッションがダサイ。お茶くみと資料整理ばかり。1988年では常識だろうけど2018年からきたテジュにしてみたら「ザ・時代錯誤」で、でもひたむきさ5割増しに見えてしまう役どころがよく合っていました。

 

最終的に、どちらの時代がリアルなのか…テジュはどちらを選ぶのか…

 

話は飛びますが、私も子供の頃、今見えている世界が実は妄想だったら、と考えたことがありました。視覚も聴覚も信用できないとしたら、何をもって現実と判断するのか。その時に私が出した答えと、最終的にテジュが出した答えが一緒だったとだけ書いておきます。ネタばれになってしまいますからね。

 


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チョン・ギョンホさん、少女時代のスヨンと10年以上交際しており、「主演男優賞を取ったら公開プロポーズする」と言ったりしてるから「えー、さっさとプロポーズしろ!」と思ってたけど、最近は発言を修正して「その方法だと一生プロポーズできないかもしれないから他の計画に修正したw」そうです。

有名プロデューサーを父に持つらしいですが、七光りを差し引いてもカッコよくて演技も上手だと思いまーす(ただ、主演男優賞はどうだろ)。

ちなみに私は、「刑務所のルールブック」でファンになり、どっかで見たことあると思い、「愛の不時着」のワンシーンにカメオ出演していたことを自力で思い出しました。我ながらすごいでしょ。

ルールブックでファンになってから不時着見てギョンホさんに気づいたんじゃなくて、不時着見た後ルールブック見て不時着に出てたと思い出したのよ(ややこしい自己満足)。

 

 

マイガール ★★★★☆☆☆

イ・ドンウクとイ・ダヘのラブコメ、2005年の作品です。2番手君には贅沢にもイ・ジュンギが起用されています。

 

視聴し終えたのは1ヶ月以上前かと想うのですが、イ・ダヘちゃん可愛かったなぁ~ぐらいの感想で手が止まってました。

昨日とあるyoutubeの雑学系動画から得られた知識により、このドラマの重要なストーリー展開に関して、韓国人ならばしないであろう勘違いを私がしていたと気付きました。その視点で書いてみます。

 

その知識とは…

・韓国ではいとこ婚は禁止、というか、なんと8親等以内が禁止

(厳密にはもっと細かい決まりと歴史上の変遷がありますが)

 

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このドラマは「嘘」がテーマのドタバタ劇です。

イ・ダヘちゃんは父の借金により常に借金取りに追われており、日本や中国にまで夜逃げすることもある環境で育ちました。お蔭で(?)日本語や中国語が話せるようになり、ツアーガイドとして一流なのに、ダメダメなお父ちゃんのせいで今でも借金取りに追われています。

 

一方イ・ドンウク氏が演じるのは財閥の御曹司。幼い頃に生き別れとなったいとこ(女の子)を探しています。財閥の会長である祖父は、孫娘が行方不明になった原因は自分が娘の結婚に強く反対したせいであると自分を責め、一目会いたいと願いながら病床についています。時々発作を起こし、もうダメかと思われた時、イ・ドンウクは替え玉をイ・ダヘに頼むことにします。いとこの年齢、失踪後の消息から日本語が堪能だろうという点、イ・ダヘがいとこの母親の若い頃に似ていることからです。

 

イ・ドンウクとイ・ダヘの出会いは、イ・ダヘが飛行機の出発を何とか遅らせるための(自分のツアー客が乗り遅れそうになっていた)、嘘の演技を見たのがきっかけです。イ・ダヘちゃんは咄嗟の機転を利かせる能力(つまり嘘)に長けているのです。

 

会長にイ・ダヘちゃんを孫として会わせ、最期のおじいちゃん孝行をしたと思っていたイ・ドンウクでしたが、何とおじいちゃん、めきめきと回復。替え玉のイ・ダヘはその後も嘘を重ねていくことになります。

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若干ネタバレになりますが、私は「実はイ・ダヘちゃんがほんものの孫娘なのだ」と思い込んで視聴してました。どこかの時点で(多分物語の4分の3が過ぎたあたりで)それが分かり、涙の再会となるのであろう、同時にドンウク氏との恋愛も順調に進んでいくのだろう、と。これは韓国人であれば絶対にしない勘違いです。いとこ同士の結婚はできないのですから。

 

というわけで、物語の4分の3が近くなるにつれ、なんかおかしいぞと思い始め、その頃にはすっかり先入観で作り上げたストーリーに酔ってしまっていた私はなんだかガッカリする後半となってしまいました。

王家の血を継ぐ者が、一般庶民(もしくはそれ以下)の環境で育つストーリーってすごく好きなんです。

 

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勝手な誤解で勝手にガッカリしてしまった「マイガール」、今の時代に鑑賞する見どころは、当時のファッション。

超・貧乏で身ひとつで財閥の家で暮らし始めたダヘちゃんが、なぜか庶民のチープだけど可愛いファッションアイテムを多数所有している矛盾はガン無視、とっかえひっかえチープファッションで視聴者を楽しませてくれます。あぁ2005年ってこんな感じだったよなーと懐かしく思います。

イ・ドンウクの婚約者は世界的なテニスプレーヤー。この彼女、どう見てもテニスプレーヤーの体型じゃないんですけどー。全く日焼けしてないしさ。シャラポワが初優勝で話題をさらったのが2004年ですから、当時としては無理を通してでもこの設定にしたかったんでしょうかね。

 

 

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イ・ドンウク氏はかっこいいけど、このドラマを当時見たとしてもファンになったとは思えない。彼は、「風船ガム」あたりの頃の容姿が最高で、演技は二枚目を脱ぎ捨てた三枚目が決まるようになってからが格段に素敵だと思う。

 

 

野獣の美女コンシム ★★★★★★☆

 

それほどハマれるドラマがなかった2023年ですが、これはかなりよかったです。

ナムグン・ミンのドラマの中では一番。そしてヒロインは初見のミナさん。このヒロインがすごくいい。なんでもGirl's DayというK-POPの方だそうじゃないですか。いまさら「本業が俳優さんじゃない人がめちゃくちゃうまい」ことに驚いたりしなくなった昨今ですけど、ミナさんすごくいいわー。ちょっとハスキーボイスの非モテ女子にぴったり。

 

もともと微妙な美人さんなんでしょうかね、変な髪形と変なファッションでしっかりとブス子ちゃんになってるんだけど、ふとしたときに、あ、この子すごいキレイな子なんだ、という瞬間がある。

 

ストーリーも私がすごく好きなタイプの物語。ナムグン・ミンは幼い頃に誘拐されちゃって、でも運よく犯罪者の手から逃れ、並み以下の経済状況、でも温かい環境、で育つ。ショックで記憶もなくしてるんだけど、実は財閥の直系なんですよね。いわば失われた王子さまなわけで。

 

ちきりんさんが指摘しているけど、今世界の大企業はそのCEOにインド系の人を置くパターンが多い。それは英語ができるとか、数字に強いとかもあるんだけど、それだけじゃダメで、混沌とした環境で育った、というのが大事なんだと。つまり、期日にきちんと支払ってくれない相手とも渡り合っていける強さがないと、ということ。

 

この失われた王子さまには、財閥内で大切に育った、二番手君のいとこが求めようにも決して手に入らない素質がそなわってるんだよねー。

 

とはいえですよ、この二番手君もとっても良かった。後半はむしろ二番手君のとりこになりましたよ。本物の育ちの良さで、性格がすごーくいいんだよね。

 

物語は私がブログを書くきっかけになったお気に入りドラマ、「黄金の虹」にけっこう似ていて、誘拐犯をあぶり出すため、創業者であるおばあさんにだけ正体を明かす。最愛の彼女にも内緒だから、前みたいにラブ全開にできない苦しさあり、誤解あり、という感じでございました。いろいろと「えー、ここはこうした方が」みたいな点もあって☆7つにはできないけど、不具合に目をつぶれるぐらいには良かったです。

 

 

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2016年のドラマだそうです。

チャングムの誓いの、チェ尚宮さまをチャングム以外のドラマで初めて見ました。