海外ドラマが好き♪

海外ドラマの感想ブログです。たまに脱線します。

ここに来て抱きしめて ☆☆☆☆

チャン・ギヨン初主演作、ヒロインのチン・ギジュさんも(私は)脇役しか見たことがなかった、そんな先入観のせいか、どことなく脇役のベテランさんたちにいいとこ持ってかれた感もなくはない、そんな作品。

 

まぁサイコパスなおとーちゃんの演技は文句なしにすごかったし、他人ながらも子供に愛情をそそぐオンマや、そんな彼女の姿に人生観を覆され、彼女を蔭で支えるチーム長、これは設定からしていいとこ持ってかれても仕方ない。

 

そんな中で、制服姿のチャン・ギヨンはくらくらするほどカッコよかったですねぇ。その後の私服はちょっと見劣りがしてしまいました(比較として)。

 

----------------------------------------------

ストーリーは、おとーちゃんがサイコパスでして、人を殺めることに何の罪悪感もないのです。現在服役中。息子が二人いるのですが、お兄ちゃんの方は悪党で手がつけられない。弟は対照的でして、常に他人を優先(腹刺されてても)。そしてめちゃくちゃ勉強ができる。のち警察官になります。警察学校では柔道を極め、見た目もかっこいい。どうしてあの親からこんないい子ができたかと思うほどです。

 

ところがですよ、おとーちゃんとしては、サイコパスな自分の血を引き継いでいるのは弟の方だと思っているのです。兄はただのチンピラだと。

そして弟自身も、父親の病んだ血筋が自分に受け継がれているのではないかと悩み続ける。そんな彼が追い詰められ、一線を超えそうになるのを阻止するのが幼馴染でもある彼女。実はサイコパスとーちゃんに両親を殺された被害者の娘でもあります。

----------------------------------------------

 

かなりおどろおどろしい内容ではありますが、殺人のシーンなどは上手に省いてあって、それほど嫌な気分にならずに見ることができました。前半のストーリー展開が良くて☆6つぐらいかなと期待したのですが、後半は割と冗漫で、いやそれ有り得ないでしょう、みたいな細かい上げ足取りに気を取られてしまったため、☆は4つとしました。

両親が殺された家(めちゃくちゃ広くて、田舎の山の上にあり、警備は無理)に彼女が住み続け、サイコパスに狙われるとわかっていても引っ越さないあたりとか。

命を狙われる可能性のある人たちがとにかく不注意なのよ。妹にしてもおかーちゃんにしても。それで警察官は実質3人でしょ。あっさり殺られても仕方ない。でも間一髪で助かったりとか。

 

にほんブログ村 テレビブログ 韓国ドラマへ
にほんブログ村

 

ま、文句言いながらも面白かったです。最後、警察官の美人な同僚と、チン・ギジュの兄である検察官との間に何かが芽生えるのかな。

 

 

空から降る一億の星 ☆☆☆☆☆

TVで2話ずつ放映していたのを見ました。1話目と、あと、途中ちょこちょことしか見れなかった回が2話ありましたが、感想書きます。

 

いきなりですが、ネタばれ

 

 

------------------------------------------------

 

 

 

 

 

 

 

いや~、久々のバッドエンドにびっくり。ひと昔前の韓流ドラマならいざ知らず、近年のものはどんな手を使ってでもハッピーエンドまとめあげるのがザ・韓流だと思ってましたので。

 

でもまぁこのドラマは最終的に二人が結ばれるのかどうかよりも、既に固い絆で結ばれた二人がどう過去と向き合うのか、というところが最終的な結論だったのだと思えば、このエンディングもありなのかなと。

 

個人的には既に絆の固い主役の二人より、お兄さん(オッパァ)とタクさんのミドルエイジドカップルの行く末を見たかったなぁ。

 

しかし何と言っても一番は、ソ・イングクの目の演技。もうすごいのなんのって。演技じゃなく、天然でああいう目をしているのを上手くドラマに馴染ませた感じでしょうね。やろうと思ってできるもんでもないでしょう。

 

日本版からのリメイクらしく、オリジナルはキムタクが演じたとか。別に見たくないや。オッパァが明石家さんま…キム・ムヨンはソ・イングクしか考えられないし、オッパァはパク・ソンウンさんしか考えられん。

 

ソ・イングクって、ショッピング王ルイの時は、(記憶喪失のせいで)ちょっとアタマのネジが緩んでいるようにしか見えない財閥子息役は本当にアタマのネジが緩んでいるようにしか見えなかったし、主君の太陽のボディーガード役の時は、キレッキレの冴えた黒服にしか見えなくて、同一人物かどうか疑いたくなるほどだった。

このドラマでは、最初の頃は世を捨てたキレッキレキャラなのに、ジンガンと出会ってデレデレに目が変わるんですよ。

 

ストーリー的にも面白かったけど、え、そこで刺しちゃう?殺しちゃう?ってどんどんスプラッタ系に傾いてしまって、私としてはもうちょっと精神科医の先生の本と絡めた内面的な展開にして欲しかったかなと。 

 

にほんブログ村 テレビブログ 韓国ドラマへ
にほんブログ村

 

☆は5つにします。オッパァとタクさんのラブラインが見れてたとしたら文句なく☆6つなんですが。

 

 

 

 

 

私の名前はキム・サムスン ☆☆☆☆☆

「愛の不時着」を見終えてヒョンビンの作品をもっと見たくなり、他の作品も見始めた女子は、私以外に日本に2530人ぐらいいるはず!

 

ってことで、シークレットガーデンは既に見終えているし、昔の作品、「~キム・サムスン」に手を出してみました。

 

いや~、古いですね…2005年のドラマで、何が一番古いと感じたかというと、携帯電話。

 

二つ折りのガラケーなのですが、画面が小さくて、メールを送信する時に手紙が飛んでくアニメーションとか、懐かしい~

 

そしてヒョンビン若いです。この頃はそれほどかっこいいとも思えないので、見出した人ナイスです。

 

内容は、まぁドラマなので有り得ない点は多々あれど、もっとも違和感を覚えたのは、非常に細かい点で、レストランの従業員がエプロンのままトイレに入るのがねー。

 

美貌、年齢、スタイル、全てにおいてユ・ヒジンというライバルに見劣りするキム・サムスンがお金持ち坊ちゃまをゲットできる点がもっと大きく有り得ないのですが、そういうのは許せる。夢は見たいですからね。ふくよかで人生経験豊富なお姉さまの方が結局のところ魅力がある、というオチには拍手したいです。

 

サムスン、ほんと下品で毒舌なんだけど、だんだん慣れてきて、だんだん毒舌を楽しみにするようになり、ヒジンみたいなタイプが物足りなくなる。そこに説得力をもたせることができたのがキム・ソナさんという女優さんであり、ドラマ成功のカギだったのでしょうね。

 

更に面白さに拍車をかけるのが、サムスンの家族。家族全員下品で、でも楽しい。お姉さんが好きだな~。ホント、上品なヒジンがつまらなく見えてくる。

 

ところでこのヒジン役はチョン・リョウォンさんです。魔女の法廷のマ・イドゥムという当たり役をゲットするより全然前の。英語がペラペラでびっくりしました。ヘンリーとの自然な会話のシーンが多かったです。

そしてヒョンビンもキム・ソナさんもピアノが弾ける人なのですね。みなさん芸達者だなぁ。

  

にほんブログ村 テレビブログ 韓国ドラマへ
にほんブログ村

 

15年前のドラマだと☆評価も難しく、当時だったら6つぐらいつけてたのかもしれませんが、とりあえず5つです。レストランのインテリアとかマンションの内装とか、当時はトレンディだったのもしれませんが今じゃぜんぜんイケてないため。

いやしかし面白かったなー。

 

このカテゴリーのブログがちょうど100となりました。韓国ドラマ中級者ぐらいになれたかな?

 

 

【映画】あの人に逢えるまで ☆☆☆☆

30分ほどのショート映画。通常、☆の数は基本を5としていて、全話見たドラマは5をベースに増減するのだけど、さすがに30分の映画と20話のドラマはぜんぜん重みが違うので、今回は基本を3とし、+1の☆4評価としました。

 

f:id:akko-cyan:20200531185955p:plain

 

30分ですからネタバレせずにあらすじを書くのは不可能。あらすじ読むぐらいなら映画を見てくださいませ。 

見終わった感想としては、たった30分なのに涙する。すごいな。
純愛を描いた映画と言えるんだけど、愛するべき人を愛さなかった映画、とも言える。
 

にほんブログ村 テレビブログ 韓国ドラマへ
にほんブログ村

 

この映画を観て、ある女性のことを思い出した。名前は、仮に民代さんとする。

民代さんは戦後、家族とともに北朝鮮から引き揚げた日本人である。なぜ北朝鮮にいたか。そう、そこは、戦前は日本だったから。

家族とともに、と書いたが、夫はとは死別していて、小さい男の子と、彼女の両親・兄弟姉妹とともに命からがら日本にたどり着いた。夫は住職だった。まぁちょっとしたインテリ階級である。子供は父親の真似をしてお経を口にした。可愛い盛りだっただろう。

なんとか日本にたどり着いたものの、両親や兄弟に説得され、子供は手放すことになった。女ひとり、どうやって育てていくのかと諭された。これから親戚の家に身を寄せ、ただでさえ肩身の狭い思いをするのだ。仕方なく遠く離れた土地に養子にやった。

民代さんは後妻に入った。男の子が3人いた。反抗期には苦労したのかもしれないが、息子たちは民代さんを大切にしてくれた。晩年は長男と一緒に暮らした。長男は工場をやっていて、従業員にも「民代さん、民代さん」と慕われ、にぎやかな暮らしだったようだ。

民代さんは長生きした。両親や、お金儲けの上手だった一番上の弟が先に亡くなった。多くはないがちょっとした遺産が入り、それは二番目の弟に管理してもらうことにした。弟の嫁がしっかり者で、預けるなら彼女しかいないと思った。案の定、半年ごとに明細を知らせてくれた(利息が7%なんて時代もあったのだ)。

80歳を過ぎ、弟の嫁に会う機会ももしかしたら最後かもと思った時に決めた。実は、可愛い盛りに手放した息子とは連絡を取っていた。何もしてやれなかった実子にお金を渡してやりたい気持ちもあったが、ずっと一緒に暮らした義理の息子に渡してくれと、弟の嫁に伝えた。嫁は念を押した。義理の息子の方でいいんですね、と。

 

人は、不本意ながら、「最初の家庭」が壊れ、「二番目の家庭」を築くこともある。戦争が絡めばなおさらだ。民代さんは一番目を大切に思いながらも二番目も大切にした女性である。これでは映画にならないだろうが。

 

 

愛しのホロ ☆☆☆☆☆

「 愛の不時着」を観た後というタイミング、ツルツルと軽く楽しめるこの作品は私に合っていたようです。

箸休め的な?全12話、ざるそばのごとく、2日で見終えてしまいました。

 

主演は「愛の迷宮 -トンネル-」や「魔女の法廷」で注目していたユン・ヒョンミン。

 

f:id:akko-cyan:20200525172257p:plain

 

リアルなビジュアルをもったAI、「ホロ」を開発した天才プログラマー、コ・ナンド役です。ホロのビジュアルは自分自身をモデルに製作しましたが、性格は真逆。ホロは優しいのに、ナンドは気難しいひねくれもの。一人二役です。

 

ヒロインのソヨンは、コ・ソンヒ。

どっかで見たことあるけど思い出せなくて出演作を調べて「あっ」と気づきました。「夜警日誌」のヒロイン役ではありませんか。

「夜警日誌」では、山奥の集落でひっそりと暮らす、霊感の強い部族の、女酋長(?)の孫娘役でした。トンデモ系時代劇で髪型も衣装も独特でしたからねー、わからないはずだわ。

 

で、このドラマでは、ごくごくフツーのOL役。

f:id:akko-cyan:20200525173612p:plain

いくらフツーの女の子役とはいえこれでは…本当は可愛いのに…

 

-----------------------------------------------

ナンドがホロの開発者ですが、いろいろ事情があって表舞台に一切顔を出さず、社長は姉が務めています。眼鏡型AI、ホロは他社に抜きん出て優れたAIであり、製作発表直後、試作品が奪われそうになります。 間一髪というところでホロが周囲の一般人を分析、誰に預ければ回収率が高いかを計算します。で、選んだのがソヨンでした。

-----------------------------------------------

ソヨンには、見た目ではわからない疾患があります。それは失顔症。

生まれつきではなく、幼い頃のトラウマが原因で失顔症になりました。学生時代にそれが原因で嫌な思いをしたため、会社では内緒にしています。が、人の顔を見分けられないので、無視したとか、コミュニケーションが取れないとか、結構辛い日々…

 

脱線しますがこの「失顔症」、「匂いを見る少女」でナム・グンミンが演じてたのがすごかったよな~。今でも思い出すとゾッとするような演技でした。

 

さて、ソヨンに託されたAI、ホロは、孤独だった彼女の人生になくてはならない存在になります。

 

その部分だけでも面白いのに、オドロキの仕掛けがいろいろ用意されていて、最後まで飽きずに楽しめました。

 

難を言えば、気難しいナンドとソヨンのラブラインがいまいちしっくりこなかったところ。

ヒロインが最後まで「フツー」で、ナンドに「彼女にメロメロ感」がないんだな。ツンデレのヒョンミンが見られると期待していたから残念。キャラの強い先輩検事に振り回されっぱなしの「魔女の法廷」も意外と良かったけど。(あれもほとんどラブラインがなかった)

 

姉役のチェ・ヨジンさんは「空港に行く道」でヒロインの同僚CA役が印象的でした。モデル出身だそうで、ヨガシーンは、あなたがAIですか!?と言いたくなるスタイル。

f:id:akko-cyan:20200525184858p:plain

ボサボサ髪より、「空港に行く道」のきりりとしたストレートボブの方が好きだなぁ。

 

にほんブログ村 テレビブログ 韓国ドラマへ
にほんブログ村

 

面白かったから☆6つでもいいかなと悩みましたが、今後もっともっと魅力的なユン・ヒョンミンを見られる日を期待して、今は5つにしました。

ちなみに元プロ野球選手なんだそうですね。びっくり。

 

よくおごってくれる綺麗なお姉さん ☆☆☆☆

いちおう全部見たし、イベントにまで参加したこのドラマ。実はぜんぜん記憶にないのは、非常に眠い時間帯のテレビ放映を見ていたため。

 

ネットフリックスでもう一度ちゃんと見てみることにしました。

 

なんと言ってもチョン・ヘインがsweetで、

f:id:akko-cyan:20200524100017p:plain

そして、年下の彼に愛されるソン・イェジンが納得の可愛さ。彼女の作品は6つ見たけど、このドラマが一番可愛いと思う。設定は彼女が35歳、彼が28歳だと思う。ドラマの放映時の実年齢は38歳だったはず。しかしなんという可憐さでしょうか。

f:id:akko-cyan:20200524100104p:plain

 

タイトルが上手いと思う。原題に忠実なのか調べてみました。

밥 잘 사주는 예쁜 누나

 

밥 パッッ ご飯

잘 よく

사주는 買う

예쁜 イェップン 綺麗な

누나 ヌナ 姉

 

…どうやら忠実らしいです。

 

この作品のレビューで必ず目にするのが、「あの母の、家柄への執着っぷりが理解を超える」というもの。韓国ドラマから外せない要素、家柄問題ですが、ちと常軌を逸しすぎでは。

ついでに、よく理解できない文化シリーズ

  • 携帯電話の契約名義が元カレのまま、変更できない
  • あまりにベタベタな友人関係
  • 他人の携帯電話を借りまくるジナ
  • コーヒーショップの店員が、制服のまま営業中の客席で打ち合わせやお喋り

 

職場でのセクハラやパワハラは、あぁ昔の日本はこうだったなと共感したんだけど、その解決方法がオカシイ…当人同士に解決させる!?

セクハラ、パワハラ委員会を作りましょうよ。

この会社サイテー。

韓国ドラマは協賛で実在の会社で撮影が行われることが多いけど、あぁこのサイテーな会社はフィクションなのね、と思って調べたら、実在の会社でマジびっくり。すごいイメージダウンじゃない?

 

このドラマが眠かった理由

  • OSTがとにかく眠い
  • 画面が全体的に暗い

バリバリ起きてる時間帯に見なおしたにも関わらず、やはり眠かった…。

24話は長すぎです。真ん中の10話はとっぱらっていいと思う。

感情のまま夜中でも仕事中でも会いに行ってくっつく二人。言い足りないことがあったら夜中でもマンションに押しかけ、ケンカして仲直りしてじゃれ合うその姿は、見た目は美しい二人なのに中身はヤンキー高校生。

 

にほんブログ村 テレビブログ 韓国ドラマへ
にほんブログ村

 

とはいえ最後まで見たので、☆4つ。

 

コロナ禍に思う、「愛の不時着」

愛の不時着の中でヒロインのユン・セリが「朝鮮半島が統一すればいいのに、せめて行き来できるようになれば…」とつぶやくシーンがあります。

(私も心からそう思います)

 

以前、ちきりんさんのブログで「北朝鮮は崩壊しません」というエントリーを読みました。理由は3つで、

  1. 北朝鮮で既得権を得ている人たち(すなわち国を動かす力のある人たち)がそれを望むはずがない
  2. 北朝鮮経済を丸抱えすることになる韓国もそれを望んでいない
  3. 国境近くに米軍がやって来ることを思えば中国もそれを望んでいない

ということだったと記憶しています。

 

ドラマを見終えて、2つ目の「経済」問題についていろいろ思うことがありました。

 

ドラマの中では北朝鮮が「三丁目の夕陽」的に美しく描かれています。それがリアルか否か、私には知るすべがありませんが、ここではリアルだと仮定します。

f:id:akko-cyan:20200509134401p:plain

そこに住む人々は(平壌の富裕層を除いて)貨幣経済の中で生きているわけではありません。生き抜くために必要なスキルは、薪などの生活物資を調達し使いこなせること、停電しても生活できること、夜目が利くこと、方向感覚が優れていることなど、機械に頼らない暮らしがベースとなります。

 

一方、近代国家ではパソコンスキルがあること、アプリを使いこなせること等が当然のベース。北朝鮮で輝いている人が韓国にやってきたところで、「かっこいいスキーのインストラクターと都会で会ったらガッカリ」現象が起きるでしょう。 

その人物が輝ける環境というものがある、ということです。

貨幣経済をベースに統一したら、北朝鮮は「貧乏で可哀想な人たち」になってしまい、韓国は「お荷物を丸抱えする」ストレスに陥りそう。 

せっかくの「三丁目の夕陽」を台無しにしないためには、無理に統一するのではなく、お互いの価値観を尊重する「共存コース」がいいように思うのですが…

ブータンが日本の隣にあったとして、無理に統一したって双方にいいことなんかありません。ブータンブータンだからこそ美しいのであって。

 

さて。

ここで、アフターコロナの世界の(あまり考えたくもない)シナリオを想定してみます。

経済をなんとか救済するために紙幣をじゃぶじゃぶ刷ってハイパーインフレやら預金封鎖やら財産税やらが起きた世界です。

そうなったら…お金はただの紙切れになりますから、生きるためのスキルとして尊重されるのは、そう、ドラマで描かれていた北朝鮮の村のような感じになるでしょうね…

 

日本は管理されない社会の良さを享受してきましたが、コロナ渦という異常事態においてはリーダーシップのなさが裏目に出て、給付金はおろかマスクすら迅速に行きわたらない社会だということが露呈してしまいました。

ロックダウンなんかもちろん無理で、外出自粛と言われようが皆けっこう自由に振る舞っています。

コロナが長引くようなら、管理社会(社会主義国家)がいい、と言うつもりは毛頭ありませんが、ソフトな社会主義で、ある程度の自由を手放す代わりに、ベーシックインカムなどの安心を受け取れる社会を指向するような動きが、出てくるやもしれません。 

お金の価値が下がり、機械に頼らず衣食住を営むスキルが価値を持つ、ソフトな社会主義がアフターコロナだとしたら…北朝鮮はもしかしたらかなり優秀な国家になるかも!?

 

先ほどブータンの例を挙げましたが、私が懸念する北朝鮮の大きな問題点は、長年の恐怖政治によって、人々の思考が停止していないか、ということです。

どうか、資本主義を悪と排除するのではなく、違う価値観を尊重できる思考を持っていてほしい…まぁそういう意味では日本に住んでたってできる人はできるし、できない人はできないでしょうがー。

 

コロナ関連ではテレビだけでなくyoutubeから多くの情報を得るようになり、youtuberの中には

  • 大勢の人々を効率良く管理するには、恐怖を与えるのが手っ取り早い

というメッセージを発している人たちがいます。

回復した人の情報や、感染しても発症していない人の「良かったね情報」よりも、感染者数や死者数などの「困ったね情報」を大きく報道する。報道のやり方ひとつで1つのニュースの景色をがらりと変え、人々を怖がらせることなんか簡単なのだと。

 

にほんブログ村 テレビブログ 韓国ドラマへ
にほんブログ村

 

政府が発表するニュースだけを見ていてはイカンなぁと思うこの頃です。