映画はテレビドラマシリーズよりも評価の基準を辛口にしているので☆4つですが、もしこれがドラマだったら☆6つです。(映画は☆5つが最高、ドラマは7つが最高)
☆を1つ減らした理由は、ちょっと出来すぎだから。文句なしの5つでもいいんだけど。
ジウは16歳。普通高校に通っていますが自閉症スペクトラム障害。とても知能が高いのですが、数字に異様に強いとか、一字一句丸々暗記する能力に長けているとか、そういう感じの少女です。音に敏感で、ちょっとした音に過剰に反応してしまいます。人の表情から感情を読み解くことが苦手なので、普通学校での生活はなかなか厳しい。
そんなジウ、夜中にガラスが割れる音がして自室の窓を開けると、何と向かいの家の老人が家政婦ともみあっている現場を目撃してしまいます。老人は死亡。家政婦は自殺しようとしているところを助けようとしたと主張。唯一の証人であるジウは、見た現象から意味を読み解くことができない。果たして自殺なのか他殺なのか。
主人公は家政婦の弁護を引き受けることになったスノです。彼は元々は人権派弁護士だったのに、介護が必要になった父の世話と、その父が昔作った借金のせいで疲れきって、権力に日和見するようになった中年。昔からの友人スインと良い雰囲気ではあるものの、スインは今でもバリバリの人権派なので仲たがいしてしまいます。
テレビドラマシリーズを見慣れていると、「権力に日和見する主人公が真実に目覚めるまで」がめちゃくちゃ長く描かれるため、結構見ていて辛いのですが、映画だとあっさりですね。でもこれはこれで楽でいいや。
--------------------------------
実は韓国ドラマは結構久しぶりです。なんだかお腹いっぱいになってしまって箸が上がらなくなってしまった。でも、いませっかくのアマプラの無料期間でして、英語学習を兼ねてハリウッド物を見ようとしていたのですが、久しぶりに韓国ドラマの引力を思い出しました。なんだろなー、同じアジア人だからなのかな。やっぱりいいですね、韓国ドラマ。感動のレベルが違う。
主な共演者が知っている人ばっかりなのに、主人公のチョン・ウソンさんだけが初見だったなぁ。