海外ドラマが好き♪

海外ドラマの感想ブログです。たまに脱線します。

参考にならなかったミニマリスト動画、その2

 

前回はブランドバッグの動画についてでしたが、今回は服の動画。

 

服減らし初期の段階だと、「200着以上あった服が20着まで減らせましたぁ~」みたいな、70リットルのごみ袋にどんどん詰めていく動画がカンフル剤となって自分の服もある程度整理できたりするんですけど、その時期を過ぎるとパッタリと服が動かなくなる。さすがに買わないけど減りもしない、みたいな。私は数年レベルでこの膠着状態です。

 

で、「17着で着回すこの夏の服」みたいなサムネイルに惹かれて動画を再生したりするんですけど、この手の動画は全く参考にならない。そもそも体型も違えば生活スタイルも違う、年齢も違えば服に求める優先順位も違う、そんな他人のワードローブが参考になるわけないですよね…ついクリックしちゃうけど時間の無駄だからほんとやめよう。

 

あと、ズルイなと思うことが多々ある。17着と謳ってるけど、本当に17着なんですか問題。

 

よく携帯電話の電話料金とかで「hidden fees」と呼ばれているのが、表面上提示されている料金以外の、実際に契約してみたらわかってくる「隠れた追加料金」。

この手の服動画、リアルな想像力を動員して見てみると気付くんですが、その服、その服だけじゃ着られないはず。レギンスとかペチコートとかインナーTシャツとかのhidden itemsがあるはずなんですよ。

 

例えば真っ白なTシャツ。「この夏めっちゃ活躍してくれるでしょう」みたいな語りが入ってますけど、それ1枚じゃ着られないはずですよね。例えばノースリーブのワンピース。インナーとしてTシャツが必要ですよね。Tシャツは全部で2枚ってことでしたが、洗い替えはいったいどれ?全く汗をかかないんでしょうか?ルームウェアは?パジャマまで枚数に含めろとは言いませんが、コンビニに行かれるぐらいのルームウェアは枚数に含めるべきでは。その薄い色のスカート、レギンスかペチコートが必要ですよね?

 

…という、イジワル心がむくむくと湧いてきてしまう。

 

そういった、oggiみたいな「OLの着回し1週間」みたいな動画を否定するつもりはないんですが、ジャンルは「ミニマリスト動画」ではないですよね。

 

ミニマリストになっていく過程って自分と向き合う過程であるわけなので、自分の中の優先順位が決まっていない状態で他人のクローゼットを見ると逆に混乱することになる。

 

…と文句を言う暇に、自分の優先順位を考えてみようと思います。

 

〇私の人生における服の優先順位を確認するために、私の今の人生に優先順位をつけてみる(かけたいと思っている時間。実際はギャップあり)

  1. 勉強
  2. 仕事
  3. 家族のお世話
  4. 自分が気持ちよく過ごすための服

って感じで、服の優先順位はぜんぜん高くない。仕事は8時間で勉強は1時間半ぐらいなので、現実には理想と逆転。家族のお世話は自分のついでなので算出できないぐらい小さいけど、パートナーが不愉快にならない最低限は(マナーとして)満たしたい。逆に実家の両親の世話を姉にまかせっきりで、現在ゼロ分なのが気がかり。服にかける時間は、洗濯機でガラガラと洗えてアイロンがいらないのが理想。

 

〇服に果たしてもらいたい役割

  1. メンテが楽(洗濯機でガラガラ洗えてアイロン不要)
  2. 見た目が変じゃない/体型に合っている/着心地が良い
  3. ゴテゴテしていない
  4. イメージとしては、芸能人がオフの時にうっかり写真撮られちゃったような感じ

ウィンドショッピングで惹かれる服と違い、現実的にはさっと着られて出かけられて1万歩ぐらい平気で歩ける服しか結局は着ない。さっと着られるというのは、実はこのTシャツはインナーが必要、とか、実はこのスカートはキャミソールが必要、とか、実はこのパンツはソックスを履くと超絶ダサイとか、そういう縛りが少なければ少ないほど良い。

体型に合っている、というのは、私はチュニックが嫌い。幼稚園のスモッグみたいなやつ。可愛いと思ってつい買ったことが何度も何度もあるけど似合わない。着心地が良いと感じる服は綿とポリの組み合わせ。

芸能人がうっかり写真を…というのは、Tシャツとジャージとパーカーに帽子みたいな感じ。

 

寒暖をしのげる、っていうのが服本来の役割だけど、実はそれがそれほど重要なシーンって少ないなと、今気づきました。

寒い/暑いは、室内なら着替えればいい。屋外に何着も持って外出するのは現実的ではないけど、今の私の場合、外出するのはウォーキング目的のみなのでいくつものシーンを想定する必要がない。すげー寒い日は基本的に出かけなければいいし、どうしてもの時もとりあえずダウンさえあればいい。

 

さ、ということで、もうこれからは他人の着回し術に踊らされるのはやめよう。