最近お片づけにいそしんでいるので、ミニマリスト動画をよく見る。
最初の頃は何を見ても「はぁ~、参考になるなぁ」と思っていたが、だんだん目が肥えてきて、「え、これ、ぜんぜんミニマリストじゃないじゃん」というエセ動画を見分けられるようになってきた。
例えば。
ブランドバッグへの執着を手放しました、みたいなサムネイルがついていたので再生してみた動画。
ある日思い立って、一気にブランディ〇系の業者に箱で送りつけた、その様子を撮影したもの。
でも結局、
- 旅行に便利なロンシャンの大小
- 公園で子供と遊ぶ時のコーチのショルダー
- 子供とお出かけする時の大きめのトート(ロエベか何か…よく見えなかった)
を残してる。
いや、もちろんミニマリストに定義はないし、ミニマリストがブランド物を持ってちゃイカンなんてことは一切ない。ただ、この動画は、明らかに持ち過ぎていて使っていなかったバッグを整理しただけであって、ブランド物への執着を手放したのとは違う。「ブランド物への執着を手放して、子供との時間を大切にするかっこいいママ」という新たなブランドに取り替えただけじゃん。
なんでこんなイジワルを言うかというと、私自身が手放せないでいるブランドバッグが
まさに上記の1~3だから。
- 旅行に便利なエルベシャプリエ
- パーティで使える小ぶりのフェンディ
- 会社に持っていける大きめフェンディ
上記3つを手放せずにいる。結局1は、ポケットが少なすぎて前回の旅行には持っていかなかった。なのに手放せない。2は、今後も手放す気はないけど、ミニマリストによっては「冠婚葬祭関連はすべてレンタルにすることにして、自分では持たないことにした」という人もいる。3は、大きいだけにいろいろ入るがPCなんか入れた日にゃ重すぎて、結局ノーブランドの3,000円ぐらいのリュックが便利。会社には男性しかいないのでブランドで相手を圧倒できるとか、そんな威力は発揮できない。なのに手放せないでいる。
繰り返しだけど、ブランド物を持ってちゃいけないとか、物は〇個以下にしないとミニマリストと言えないとか、そんなことを言うつもりはないです。ただ、ミニマリスト動画と謳い、「どうです?参考になりましたか?」みたいな斜め上からの目線の香りが漂ってきてイジワルの一つも言いたくなったわけで。
ミニマリストを目指してるけど結局手放せなかったブランド物への執着、っていうのが妥当なサムネイルでは。