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恋の記憶は24時間~マソンの喜び~ ☆☆☆☆☆

記憶が24時間しか持続しない男性に恋したヒロインの物語。

とはいえ、かつてのハリウッド映画「50回目のファースト・キス」とは全然違う。男性は巧みに自分の記憶障害を隠しているからだ(そんなことが可能なのだろうか…)

 

そんな設定以外は特に特徴のない恋愛ドラマで、可もなく不可もなしという感じで最後まで見終えた。フツーに最後まで見終えた場合は☆5つにしているのだが、これはその典型。見ていて苦しいほどシリアスなのはいくらいいドラマでも気分転換にはならないが、このドラマは仕事後のクールダウンにちょうどよかった。逆にすごく面白くてハマりすぎるドラマもクールダウンにはならないので、こういうドラマはそれなりにいいと思うのだ。

 

記憶が24時間しか持続しないドラマは「博士の愛した数式」と、前述の「50回目のファースト・キス」を見た経験ぐらいしかないが、どちらも周囲の理解が不可欠だった。しかしそれって、周りにいるのが善意の人であることが絶対条件なんですよね。このドラマは、マソンの周囲にいる人々がどうも胡散臭くて信用ならないため、マソンは1日の終わりに日記をつけ、翌朝はそれを読むことから始まり、周囲に記憶障害を気づかれないように暮らしている。

 

ヒロインの名はキップム。これは「喜び」という意味があるらしく、サブタイトルの「マソンの喜び」というのは、マソンのキップム、ということである。 

キップムは、かつては名をはせた女優だったがスキャンダルに巻き込まれ、今では、金銭的には恵まれた暮らしとは言えない。でも家族や友人に囲まれて暮らしていてヤサグレ感はない。恵まれずとも頑張っていこうという感じが良くて(私はこういうタイプのドラマが好きだ)序盤はそこが良かった(中盤以降はかなり中だるみだったけど、先に述べたようになんとなく見るにはもってこいのドラマ)。

 

ちなみにこの女優さん、小柄だけど美人。なんとなく私の固定観念で、小柄だと可愛い系、美人系は大柄、という図式があるのだけど、小柄で美人系は珍しい気がする(あくまでも根拠なしの固定観念)。

 

この特徴のないドラマで私が注目したのが、マソンの記録方法。日記帳に手書きで日々したためる。

 

私の母もかなり記憶が不安定になってきて、まぁそれとは関係なく元来メモ魔だったけど、とにかくメモる。手書きでそこらへんの紙にメモる。それが膨大な量となり、後から探すのは不可能である。

 

記録って、目的によって使い分けるべきだよなー、なんてことを真面目に考えてしまったドラマだった。

 

  1. マソンのように、必要なことを必要な時に取り出したいなら、手書きはダメだ。パソコンに記録して検索で探せるようにしておかないと。セキュリティ面に不安はあるが(彼は御曹司で莫大な遺産が親族に狙われている)、それでもOneNoteのようにクラウドに上げてPCで入力してスマホで随時確認できるようにしておかないと。
  2. 我が母のように、日々の予定をうっかり忘れたくないのが目的ならば、googleスケジュールのようなアプリでスケジュールを管理し、リマインダーがポップアップするようなのが理想。
  3. 一方、自分の感情と向き合いたい時は日記スタイルが向いている。私は婚活や妊活をしている時の、やたらな人には相談できない気持ちをブログに綴ったが、これはたいそう役に立った。もちろん手書きの日記帳でもいいが、多少なりとも他人が目にする可能性があるブログは愚痴ばかりになりすぎないし、また、フェイスブックのようにキラキラに飾る必要もないので自分を客観視するには向いている気がする。もちろん「身バレ」 には十二分な注意が必要だが、手書きの日記を家に置いていて家族に見られるリスクよりはよっぽどマシだ。

 

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今後、自分の記憶が不安になった時のために(正直既に不安だ)1と2と3を意識して、どれも巧みに、呼吸のごとく使えるようになっておこうと思ったドラマでした。ま、このドラマを見てそんなことを考える人はほとんどいないと思うけど。