「ウ・ヨンウは天才肌」の翌年に弁護士モノをよくぶつけてきたもんだと思うんですが、これもとても良かったです。
シン・ソンハンは離婚専門の弁護士。離婚専門だなんてなかなか変わっていると思うのですが、何やら事情がありそうで…というのが出だし。
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可愛がっている甥っ子(妹の子供)がいるのですが、妹は既に他界しているようで、その夫は再婚しており、再婚相手との間に女の子がいます。つまり甥っ子は継母と暮らしているわけですね。表立っていびられている様子はなく、というか何不自由ない暮らし、というか財閥家で屈指のお金持ち。継母は甥っ子の食事や塾に気を配ってくれている。しかし何やら冷たい雰囲気で、ソンハンとの面会時間はかなり厳格に区切ってきます。
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離婚専門弁護士になった事情はそこらへんにありそう、という雰囲気が根底に流れるなか、日々の依頼者のストーリーが、心が熱くなるものばかりでした。
ソンハンはお金儲けには興味がなく、大手事務所とは違って1つ1つの依頼を丁寧にこなしていきます。依頼は少なく、スタッフは最低限しかいない。というか、友達やら、依頼がキッカケで自然に集ってきたメンバーで細々と回っている事務所です。
ハンソンは、実は元ピアニストなんです。それもかなり有名な。でも妹の死をキッカケに一念発起して弁護士になったという変わり種。それなのに勝率がやけにいいのがちょっと気になってはみた。ウ・ヨンウもたまには負けましたからね。
ピアニストなので、「曲の解釈」にこだわる。解釈しきれない案件は断るか、簡単に勝てそうでも途中で降りてしまったりする。そこが面白かったです。解釈しきれない、というのは、依頼人が弁護士に全てを話していない、裏がありそう、というようなケースですね。
星が少な目なのは私の方の事情で、完全にながら視聴でぜんぜん集中していなかったから。こういうのが見たい気分の時にこのドラマに出会って集中して見ていたとしたら、評価は違っていたかと思います。
珍しいラブなしドラマ。ハンソン役のチョ・スンウさんは初見です。むさくるしい感じでイケメン度を下げていますが、本当は渋カッコイイ俳優さんかと思われます。