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コッパダン ~恋する仲人~ ★★★★★☆☆

ピョン・ウソクさんを追いかけての視聴はたぶんこれが最後。映画、ショートのドラマと見てきて、これは1話60分x16話の時代劇です。

 

ただしこのドラマに関して私が沼落ちしたのはピョン・ウソクさんではなく、ソ・ジフンさん。ウソクさんの役はねー、あんまり良くはなかったです。

3名から成るコッパダンのうちの一人。主要キャストですが(他はキム・ミンジェとパク・ジフン。キム・ミンジェが主役)、イマイチ好感が持てるキャラ設定ではなかったです。人間らしいと言えば人間らしかったですけど。

 

一方、ソ・ジフンさんが良かった。庶民(鍛冶屋)として生きてきて、同じく庶民である好きな女性と結婚する当日にさらわれてしまうんです。で、あなたは王家の血を引くんです、王と兄が急死したため、今日から王です、みたいな無茶振りされて。

 

これって、どう考えても王が主役では?

(ところが主役はコッパダンのミンジェ)

 

コッパダンとは結婚相談所のことで、ミンジェ(二度目の二十歳では可愛らしいお顔でチェ・ジウの息子を演じてましたね)を中心とした個性的なキャラ3名で運営しています。ソ・ジフンさんとヒロインの結婚も彼らがお膳立てをしていたんですが、急に行方不明になってしまったため式の費用を回収できず、また、ヒロインも文無しとなってしまい、成り行きでヒロインはコッパダンで働くこととなります。

 

ヒロインが文無しになった理由はもう1つあって、幼い頃に生き別れになった兄を探す費用をずっと貯金してきたんですね。ようやくお金が貯まって捜索を依頼した人物が詐欺師だった。それと結婚がおじゃんになった件が重なったというわけです。彼女は親兄弟がいない境遇にあって逞しくお金稼ぎしてきた女性です。そんな彼女を支えてきたのが鍛冶屋のジフンさんだったわけです。

 

生き別れになった兄、王になってしまった婚約者…う~んどこかで聞いたことのあるストーリーですね(100日の朗君様)。

 

これでヒロインと王が紆余曲折の末、結ばれるストーリーであれば自然に楽しめたと思うのですが、コッパダンであるキム・ミンジェとくっつくストーリーはちと無理がありましたねぇ。←これはネタバレじゃありませんよね?なんせサブタイトルが「~恋する仲人~」なんですから。

 

ただ、面白くなかったわけじゃないです。「推し」「胸キュン」「ストーリー仕立て」の3本柱が揃えばそりゃExcellentなドラマですが、推し3、胸キュン2、ぐらいありましたから、総合的には楽しめました。

 

ドラマってその時の気分ってのがありますからね。私は仕事終わりにアタマを切り替えるために見てたので、こういう軽いやつ、で、「えー、これは有り得ん」とかなんとかツッコミつつ見るドラマってのは良いドラマです(ひいきチームが勝とうが負けようがビール飲みながら野球を見るオッサンみたいなもんです)。

 

パク・ホサンさんが意外にイケメンだったのが驚きポイントでした。彼は「マイ・ディア・ミスター」の情けな~い長男役をやった方です。「刑務所のルールブック」では詐欺で捕まった囚人役で、これもカッコ良さとは無縁なのに、確か奥さんが「顔が良いのだけが取り柄」みたいなことを言うシーンがあって「はぁ?」と思ったのを記憶してます。ところがこのドラマでは正真正銘イケおじです。こんなに印象の違う役者さんも珍しい。

 

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ソ・ジフンさんは初見なのですが、終始ちょっと困ったような顔をしていて、涙をポロっとこぼすんですよね。もう可哀想で仕方なかったです。すごい悪い奴と、ちょっと嫌な奴がいっぱい出てくる中、ソ・ジフンさん演じる王様はすごく良い人で、自分よりも、誰かのために大切なものを譲ってしまうような役。そして徐々に王として成長し、民のために尽くす。

 

…これってやっぱり彼のためのドラマでしたよね?