キャリアを引く女、以前チラ見した時はそれほど面白いと思わなかったのですが、
ちょうど最初から視聴できるタイミングで地上波が始まったので、見てみることに。
チュ・ジンモさんがあんまり得意ではないタイプなので乗り気になれなかったのですが、
二番手君の彼、イ・ジュンさんがすごくいい感じで、楽しく見ました。
さて、内容は、タイトルの「キャリアを引く女」に凝縮されているような気がします。
主人公は裁判関連の書類を読むことに特殊能力を発揮し(苦にならないみたいです)
大量の書類書類を読み込み、事件の突破口を見つけ出し勝訴に導くやり手、「金の成る木」です。
しかしながら彼女は弁護士ではなく事務長。
知識十分、経験十分な彼女がなぜ弁護士試験に受からないのか…
それは彼女が試験恐怖症だからです。そこは彼女の生い立ちや妹との確執と繋がっていきます。
弁護士ものなのでおどろおどろしいシーンもあるにはあるのですが、全体的には軽快なノリで進んでいきます。
後半は、それありえないとか、え、あの人急にどこいっちゃったのみたいなおかしな展開もあるのですが、 まあそこは目をつぶるとしても楽しく見ました。
ストーリーは、チェ・ジウ演じるグムジュが逮捕されるシーンから始まります。
敏腕で負け知らずの彼女ですが、黒幕が政治がらみの大きな事件に足を突っ込んでしまったのです。同じ事件でチュ・ジンモも検察官の職を失います。
グムジュの出所後に再開した二人。グムジュを雇ってくれる事務所はどこにもなく、夫にも離婚され、どん底の彼女を雇ったチュ・ジンモ。女優に暴行した罪で有罪になりそうだったからです。
グムジュには弁護士資格がありませんから、事務所をオープンしたばかりで右も左もわからず苦戦していた新人弁護士、イ・ジュンを拾ってきて(文字通り、コンビニで拾った…)、弁護士界に返り咲いていきます。
彼女は金の亡者みたいなところがありますが、ベースは誠意の人だし、大量の書類の行間から事件をどんでん返しするストーリーが面白かったです。(村木厚子さんの事件を思い出してしまいました)
事務所の仲間も寄せ集めですが、最強の集団に成長していきます。
ラブはチュ・ジンモとの関係においてちょこっとあるのですが、私はイ・ジュン押しだなー。