ストーリーは幽霊が見えてしまうテ嬢（嬢＝ヤン、なので、テヤン＝「太陽」という意味になる）と、触れると除霊できる能力のある財閥の社長の物語。
テヤンはしょっちゅう幽霊に付きまとわれているせいでマトモな仕事にはつけず、常に寝不足。管理人（というか、ごみ処理係）をすることでおんぼろアパートに安く住まわせてもらっています。
偶然出会った社長に触れると一瞬にして幽霊が消えることに気づいたテヤンは、必死で社長につきまといます。
つきまとわれる社長の方は、最初はすげなく追い返していましたが、昔、自分が巻き込まれた誘拐事件で命を落とした恋人ヒジュとテヤンが交流できると知り、100憶のネックレスを取り戻す「レーダー」としてテヤンを側に「設置する」ことにします。
他の方のブログを見ると、テヤンが好きになれずにハマれなかったというレビューもあるのですが、私はすごく好きです。わざとらしいほど可愛いヒロインよりも現実味があるし、なによりも、「イッヒッヒ…」みたいなポーズが、見ていて癖になります。コン・ヒョジンという女優さんで、初めて見ました。すごくスタイルが良い。
主役の俳優さんがむしろ全然好みじゃないのですが、それでもドラマとして本当に面白かったです。
ソ・ジソプさん。こちらも初めて見ました。
二番手君も面白い顔…と思ったら、すごく人気の若手俳優さんらしい。
ソ・イングク君です。
ヒロインにちょいちょいイジワルする同級生は、キム・ユリ。最後の方はむしろ味方になってくれて、
悪人らしい悪人がいないドラマです。
1年に40本の韓国ドラマを見続けてさすがに経験値が上がり、ドラマはすごく面白かったのですが気になった点。
恋愛モノを盛り上げるためには、お互い惹かれ合っているのに何らかの事情で離れる決意をする、というシーンがつきものです。
好き同士が離れる決意をするにはそれ相応の「何らかの事情」がなければならず、それは
1. 一緒にいると相手が死んでしまうかも（黄金の虹）
2. 身分が違いすぎ（太陽を抱く月）
3. 二人が一緒にいると、周りじゅうの人々が傷つく（冬ソナ）
とかまぁいくつかパターンあり、この「主君の太陽」の場合は1と2の混合型なのかもしれませんが1にしても2にしても説得力が弱く、なんで？お互い好きなら一緒に居りゃいいじゃん、という気がしてならなかったです。
まぁドラマ経験値が低い頃だったら気にならなかったと思いますし、何てったってdTVの契約を延長してまで見てしまったので面白いことは間違いなく太鼓判の1本です。
余談ですが、1でも2でも3でもなく、
4．「人の心の機微を脚本力で表現して自然な展開にもっていく」
のが「2度目の二十歳」でした。これをやられるとね〜、ほんとガツンとハマります。
今度全てのドラマで検証しようかな。
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