海外ドラマが好き♪

海外ドラマの感想ブログです。たまに脱線します。

「あたし おかあさんだから」

タイトルの歌、歌詞の内容が炎上しているとのことで、見てみた。
ここに丸ごとコピーするのは違法かと思うのでしないが、以下、雑感。

夫婦二人暮らし、夫にはまるで手がかからない私にとって、この歌の「おかあさん」と私の共通点はまるでないが、それでも「おかあさん」って大変なんだな、がんばって!という素直な応援の気持ちは、ある。そこは基本オッケー。

違和感を覚えたのは、歌詞の人称なんだよな。

まず「あたし」。
荒井素子のホラーを彷彿とさせる。「おしまいの日」ってやつ。
夫に尽くし過ぎておかしくなっちゃった妻の話。

「あたし」という人称は、ちょっとオバカな女の子を連想させる。
オバカっていうか、自分しか見えていない印象の女の子。

「おかあさんになるまえ一人暮らししてた」?
シングルマザーの可能性もなくはない。

ヒールとネイルを諦めたってことは、まだそこに未練がある20代?
未練を断ち切るため、今度は「おかあさん業」に固執

「あたしよりあなたのことばかり」
と言ったかと思えば、
「子供ばかり」
と言ってみたり。

私の周囲で、「子供のことばかり」と発言する友人はたいてい、上の子がいて、さらに下の子ができたから、もう今は「子供のことばっかりよ」というケースなので、

「子供のことばかり」→「2人の子供がいる」
「あなたのことばかり」→「2人のうち、一人だけを溺愛」

という図式を連想してしまう。

シングルマザーで、2人の子供のうち、一方のみを溺愛…
夜遊びもしたい20代?
だ、だいじょうぶでしょうか…
福祉の援助を借りてみては…
っていうか、そういう状況をわざわざ歌いあげる!?
(最近こんな本を読んだので、なおさら)

おかあさんになるまえは「立派に働けるって強がってた」?
「立派に」「強が」って働いている人の、同僚目線からすると…すげー迷惑。

というのは、歌詞を文字で見ただけの時点の感想。
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ちゃんと歌として聞いて、バックに「子供と遊ぶおかあさん」の画像が流れている状態だと、印象は結構変わる。

冒頭で述べたように、私には子供がいないので完全に共感とまではいかないが、朝5時に起きてお弁当を作り続けてくれた(たぶんトータル10年ぐらい)母を思うと感謝の気持ちが沸き上がる。

子育てで、「自分も子供と一緒に成長できた」というようなことを言っていたと思うので、別に自己犠牲という意識はない(と思う)。

文字にすると行間を読んでしまうけど、歌だと歌詞のことはあんまり考えないようになるのかな。


以上、雑感でした。