夫をカウンセラーにするべからず。
昇格の話をいただいた日、夫に相談するも、全然聞いてもらえず。
理由は不明。
実家暮らしの時、そういう「人生の分岐点」で母に話をすると、例えば進学や就職の話とかでよく理解できていないだろう時でも質問を織り交ぜつつよく聞いてくれ、解決するまで何日でも一緒に考えてくれた。それが当たり前だったから、結婚後の唯一の家族=夫が「人生の分岐点」で耳を傾けてくれないのが理解できない。人生に寄り添ってくれないんだなとガッカリ。
以前ならここで1週間でも10日でも無言になるところなんだけど、家族との不和は一番運気を下げるので普通に振舞う。
妻の昇進が気に入らないのなら小さい男だなとガッカリだし、男性上司について異動するのが男として気に入らないのなら、そんなことより本質の部分でアドバイスが欲しいのにと思う。私に合わない仕事を目先の「昇進」というニンジンで引き受けて、ストレスまみれになるのが目に見えてるから反対なのか。
翌日は夜勤のおじさんが声をかけてくれた。前日私が上司2人と1時間近く面談してたので全てを察したらしい。10年も働いてる人なので全ての職場と役職、人間関係を知り尽くしている。どこに行ったらどうで、どこならどうで、どのポジションならどうで、誰がどうで、そんな情報をふんだんにくれた。お給料はアップするだろうけどストレスで退職時期が早まったら結局のところ総収入はダウンしかねないというアドバイス。
本当は夫とこういう話がしたかったけど、とりあえずおじさん相手に全部聞いてもらえてスッキリ。
日曜日。私も夫もお休み。夫とは相変わらず仕事の話はしないけど、1度だけチラッと昇進の話題に触れてきた。全く気になっていないわけではないらしい。そして全般的にすごくやさしい。家事は全部やってくれた。
私はここのところうまく寝付けない日々が続いていたため、とにかくダラダラと過ごす。
家族とは、人生の分岐点で寄り添って話を聞いてくれるもの、そう思っていたけれど、よく考えたら父はそうじゃなかった。そもそも相談しようとも思わないから気づかなかったけど、母と私の会話を聞いてはいるがアドバイスは一切なし。道を外れそうな時のみ、一言ガツンと言われたものだ。
夫を母親代わりの聞き手にしようとしてた私がアホだったってことか。アドバイスは正しい相手に求めるべきだな。夜勤のおじさんとか。私は夫にアドバイスを求めていたわけではなく、母親役を求めていただけなんだ。会社のことを知らない夫がアドバイスできるわけないし。
私の女友達で、親身にいくらでも話に耳を傾けてくれる夫を持った子がひとりだけ、いる。
んが、その子は仕事でうつ病になってしまった子。
うつ病にでもならない限り、夫という生き物は母親のようなカウンセラーにはなってくれないってことか。ならいいや。