海外ドラマが好き♪

海外ドラマの感想ブログです。たまに脱線します。

黄金の虹 ☆☆☆☆



「太陽を抱く月」でチョン・イルにハマリ、「イケメンラーメン店」を経て昨日見終わったのが「黄金の虹」。
1話が1時間05分で41話。かなりボリュームがある。構成は以下の通り。
【幼少期】 【恋愛期】 【戦い〜そして結末】


【幼少期】



漁で細々と生計を立てるキム・ハンジュ。貧しいながらも身寄りのない子供を6人も引き取り、父親代わりを務めていた。心優しい人格者であるが、周囲の大切な人たちを自分よりも優先し、罪を肩代わりした過去があって前科者。
主人公キム・ベグォンは上から2番目の長女。まだ中学生だが家事と弟たちの世話に追われる多忙な毎日を、優しくて頼れる兄・マノンにこぼしながらも明るく幸せに過ごしていた。

同級生ソ・ドヨンは、財閥ファングム水産創始者の義理の孫で豪邸住まい。しかし娘婿の連れ子であるため家に居場所はなく、つらい毎日を送っていた。兄より目立たないことが唯一の自衛手段。明晰な頭脳は隠し、復讐心はひょうきんな言動で覆っていた。

キム家には母親がいないため、一番下の弟ヨンウォンは、ベグォンが学校に連れて行くしかない。休み時間に校庭で相手をするにも限度がある。実はドヨンが授業をさぼって面倒を見ていた。虚しい毎日を送るドヨンにとってベグォンは希望の光、幼いヨンウォンは唯一の友達だったのだ。

貧しいキム家に不運が訪れる。ハンジュがまた無実の罪をかぶって服役したのだ。その過程で下から2番目の弟イロンが命を落とす。さらにヤクザ者に安全を脅かされる生活はあっという間に行き詰まり、長男マノンは苦渋の決断をする。ヤクザから金塊を盗み、夜逃げ敢行。いざ兄弟姉妹が夜行列車に乗り込む一歩手前、ヨンウォンは「大事な忘れ物」に気づく。イロンの骨壺を待合室に置いてきてしまったのだ。取りに行ったヨンウォンは電車に乗り遅れてしまい、生き別れに。


【恋愛期】




成人したベグォンは警官に、ドヨンは検察官になっていた。同じ犯人を追いかけていて再開する二人。ドヨンはじきにベグォンだと気付くがベグォンは全く気付かない。軽薄でひょうきんなキャラは昔と変わらないドヨン。ベグォンにいろいろとちょっかいをかけ、ベグォンに嫌われながら、蔭でベグォンを支援する。
ベグォンが突然姿を消した日から空疎な日々を送っていたドヨン。ベグォンは自分にとって生きる気力だと再認識する。
思い出のペンダントをドヨンが持っていたことから、ようやく幼馴染だと気付くベグォン。クビ覚悟で職権を乱用しまくり兄マノンの窮地を救ってくれたドヨンを、やがて愛するようになる。


【戦い〜そして結末】



さて、ドラマのトーンは一変し、逆転と復讐劇の様相を帯びてくる。
ファングム水産創始者の孫、ハビンは、5歳の時に誘拐され、死亡したと思われていた。実はベグォンこそがハビン。誘拐のショックで以前の記憶が失われていたのだ。
ハビンが邪魔なドヨンの父、最後にハンジュに引き取られ、ベグォンと1歳違いの姉、チョノン、ベグォンの実の母、ヨンヘの欲と愛憎が絡まり、ファングム水産の株と権力の取り合い合戦となる。
そんな中、ハンジュが交通事故で死亡。調べを進めるうちにドヨンはある黒幕に突き当たる。父、ジンギだ。ハンジュの件ばかりではない。過去の2件の殺人もジンギの仕業かもしれない。そのうち1件はベグォンの実父。自身の全てをかけて捜査を進めるものの、どうしても証拠が出てこない。ベグォンの養父、実父ともに自身の父が手をかけたのだとしたら、ベグォンと付き合うことはとうてい自分が許せない。
一度は疑惑を封印し、今まで通り剽軽なキャラでベグォンとともに生きることを選ぼうとするが、ベグォンがファングム水産の正統な後継者であることを知り、父の不正を暴き、ベグォンを本来の地位に就かせることを決意する。

疑ぐり深く、頭の切れる父を追い込むには、生半可な手段ではとうてい無理だ。検察官を辞職し、ファングム水産で父の腹心となるドヨン。敵を欺くにはまず味方から。ベグォンに一方的に別れを告げ、ひどい言葉で傷つける。わざわざベグォンの姉・チョノンと婚約し、父にベグォンと別れたと信じさせる。本心を話せるのは認知症の祖母にだけ。冷徹の仮面の下の折れそうな心。卑怯な手段を厭わないジンギ。結局のところ父を討てないドヨン。手段のなくなったドヨンの取った意外な行動とは…


【見どころ】

前半のコメディタッチなドヨンと、ベグォンを傷つけに傷つける後半のドヨンは別人のよう。あれ?本当に悪人になっちゃった?と視聴者が騙されるほど。

幼少期もストーリーとしては結構重いし、戦い期はさらに重い。一番軽く楽しめるのは恋愛期だが、なんと幼少期が11話もあり、主役が12話まで出てこないという…さすが韓国ドラマ。
神回は恋愛期の22話。恋愛期短かすぎな点と、最後までハラハラさせられすぎな点がマイナス☆1つ。

戦い期で唯一ホッとできるのは、ヨンウォンとの再会。末っ子のひょうきんキャラそのまま。悪人になっちゃったドヨンもさすがにヨンウォンには笑顔を見せる。


【どうでもいい見どころ】
局と契約している韓国の俳優さんは、別のドラマと同じ組み合わせがよく出てくる。「太陽を抱く月」と3人も出演者がかぶっている。特に「太陽〜」で威厳のある王様役だった俳優さんが「黄金〜」ではどーしょもないオッサンキャラなのがウケル。

韓国人と日本人、基本見た目が一緒なので、日本人役を韓国人の俳優さんが演じている。その日本語が???すぎなのも楽しいポイント。3回ぐらい戻して聞いても、字幕と照らし合わせても聞き取れないっす。ワタナベオサム役の俳優さんが一番ひどかった。イシハラキョウコ役の女優さんはまぁまぁ。ヨシダさんに至っては、「ここは韓国だから韓国語で話ましょう」ということで日本語セリフゼロ。そんな中、一番の悪役ソ・ジンギの俳優さんは上手だった。

にほんブログ村 テレビブログ 韓国ドラマへ
にほんブログ村