ト・ボンスンを観たからカン・ナムスンも観た…というわけではなく、完全にピョン・ウソクさん狙いです。
かなり出番が多くてカッコよかったんだけど、まぁ悪役ですからねー。
推し俳優さん狙いで過去作を辿る旅は、時には(というか終始)険しい道です。沼落ちした作品以上のものに出会う確率は低いですからね。
内容は、ト・ボンスンの主なコンセプトを踏襲、いやむしろ強化されている(女系が力が強く男性陣は弱っちい)のですが、全然別モノと言ってよいと思います。
ヒロインの雰囲気がぜんぜん違う。ヒロインっていうか、3世代の女性が主人公で、母親役のキム・ジョンウンさんの物語と言ってもよいくらいです。ジョンウンさんはさすがのオーラで、セリフ回しもキマってるし衣装も出てくる度に違う。バイクスーツ姿はスタイル抜群。
祖母を演じるのはキム・ヘスクさん。設定が面白くて、ヘスクさんの代は精肉店でコツコツとお金を貯めていました。それを元手に、お金儲けの上手な娘が巨万の富を築きます。その娘、ナムスンはというと、子供の頃に旅行で連れて行ってもらったモンゴルで迷子になってしまい、大人になるまでモンゴルの養父母に育ててもらいます。羊を飼ってコツコツとお金を貯め、韓国語を勉強し、ようやく韓国の両親を探しに来韓しますが、あっという間に詐欺に遭って全財産を奪われてしまいます。
この物語は、資本主義 vs. 素朴にコツコツと暮らす人々、がサブテーマのような気もしました。
メインテーマは悪との闘いで、ジョンウン演じるグムジュは、大金持ちなのですが、「悪いことに力を使うと力が消えてしまう」ことを何より恐れているので、善の人です。何としてでも娘を探し出したいので力を失うわけにはいかないのです。
…やっぱり主役はジョンウンさんでは?
ジョンウンさんは、「パリの恋人(2004年)」で一躍有名になった女優さんです。私は観ていませんがとても良い作品だと今だに名前が挙がります。私が見たのは「女を泣かせて」というホームドラマで、全54話。そうそう、これも母親はキム・ヘスクさんでしたね。
ナムスンを演じたのはイ・ユミさんで天然かわいい系です。主役を演じたのを見たことはありませんが、「真心が届く」で一話だけ重要な役をやっていて、印象的でした。
ナムスンのボーイフレンド役は初見でオン・ソンウさんという方です。精悍なイメージで刑事役がぴったりでした。
ピョン・ウソクさんは悲しい生い立ちで悪の道に入ってしまって、人を愛することができない人生でしたが、ナムスンのことを好きになります。
推しの過去作を辿る旅は宝さがしみたいなものですね。
イ・ドンウクさんに沼落ちしたのは「真心が届く」とかなり遅く、すなわち過去作が膨大だったので、宝石のように過去に埋もれた名作があったんだよねー。「風船ガム」とか「女の香り」とか。
ピョン・ウソクさんはこれから良い作品に出演するようになる俳優さんですね。ソンジェ超えはかなりプレッシャーだろうけど、コン・ユさんみたいに、長くドラマに出続けて、ホームランを焦らず、ヒットを打ち続けてほしいです。