いや~、このドラマはホント良かったです。没入感ハンパなし。
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ソルはエクリプスというKPOPバンドにハマっている女子(33歳?)。ボーカルのソンジェ推し。ところが第一話の中盤でいきなりソンジェが自殺してしまうんですね。「推しのためなら時を超える」というのがU-Nextの紹介文なんだけど、ソンジェを生かす、それだけを目的に、過去に未来にどこまでもがんばるソルのストーリーです。
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「ソンジェ背負って走れ」というのは、ソルがずっと使っている推し活用のハンドルネーム。
こんな風にカチューシャにしてコンサートに行ったりする(これが韓国で一般的なのか私にはよく分からない)。

ドラマ内での意味は「推し活用のハンドルネーム」以上でも以下でもないんだけど、このドラマのテーマをよく表しているような気がする、良いタイトルだなと思います。
星を減らした理由は、めっちゃ緻密なドラマ…というわけではないから。「ウ・ヨンウは天才肌」とか「財閥家の末息子」とか、すごく細かい点を作り込んでるドラマとはちょっと違いますね。あってもなくてもいいようなエピソードが、16話を少し冗漫にしていると思います。
タイムスリップもので混乱しがちな「お約束ごと」を簡潔に視聴者に理解させているとも言い難い。「私の夫と結婚して」みたいに、第一話の最初の10分20分ぐらいで「ルール」を理解させる工夫は、ないかな。例えばタイムスリップしている先でソルが2人いることになってしまわないのはなぜとか(昏睡状態になっているとかで処理されるケースが多い問題ですね)、過去が変わって未来も変わったらどのように過去の自分がそれを知るかとか(未来から持ってきた写真も変わるとかで処理されますね)、その辺がちょっと甘い。
ただーし!
これらの点はドラマの魅力にはぜんっぜん影響しません。
キラキラのKPOPアイドルが一般の女の子にゾッコンになるドラマなんて、まぁ凡人の頭ではどう想像力を駆使しても作れない脚本ですが、このドラマにはそんな荒唐無稽をリアルに信じさせる力があります。
そしてソンジェの爽やかなことったら!

KPOPアイドルの彼は芸能人オーラ全開なんだけど、高校生のソンジェは、カッコイイけど普通の男の子です。
ソルも15歳分の年齢を行ったり来たりするんだけど、どちらも上手に演じ分けしていて違和感なし。2人とも初見ですが上手いなぁ~
他の役者さんたちも全員15歳分の年齢を一人で演じてるんだけど、全員すごく自然。全員が自然ってことは、メイクさんや撮影スタッフさんが上手なんでしょうね。
ソンジェを演じたピョン・ウソクさんは189センチの長身。ソルを演じたキム・ヘユンさんは160センチということなんですが、身長差が50センチぐらいに見えた。小柄なソルが、まさにソンジェを背負って走る、そんなドラマです。