海外ドラマが好き♪

海外ドラマの感想ブログです。たまに脱線します。

美しき日々 ★★★★★★★

イ・ビョンホン祭り開催中です。

もちろん四天王の一人と言われた全盛期からお名前は存じ上げてますが、実際のところ映画を1本(王になった男)しか見たことがなく、ここにきて急に「それだけが、僕の世界」「スンブ:二人の棋士」を連続視聴。とても良くて、「ミスターサンシャイン」に行こうと思ったのですが評判がまちまち。ならば過去のテッパン作品を見てみようかと。

 

私がイ・ビョンホンさんのドラマを見なかった理由:なんか怖そうなやつばっかりじゃないですか。ドンパチ系とか反社系とか。「オールイン」を脱落した過去あり。

唯一「美しき日々」は後味良さそうなのでチョイスしました。

 

いや~、すごい良かったです。

 

2024年の最初に見た「ウ・ヨンウは天才肌」以降、夢中になれるドラマに出会えなかったこの1年半をすっかり埋める楽しい視聴体験となりました。

 

2001年のドラマですが、日本で流行ったのはおそらく2003年だと思います。この頃のドラマは良いものがたくさんありましたが、今の時代に見ると正直かなり冗漫で「ちょっと見てられないな」という作品が多いなか、これは今の時代でも十分視聴可能。

韓国ドラマの良さが詰まった作品で、良い意味で定番です。

 

ドラマは星の数ほどありますから「あのシーンってあのドラマのパクリじゃん」みたいなことを言うつもりはなく、たまたま似てしまったっていうのは山ほどあるのは仕方ありませんが、他のドラマの「あ、ここが原点?」って思うシーンがいくつもありました。

 

イ・ビョンホンさんはイケメンすぎて周囲の人々に緊張感を与える男性なんですよね。そのイ・ビョンホン演じる兄と付き合ってるんだけどいまいち自分らしさを出せないでいるチェ・ジウが、弟のリュ・シウォンの前では子どもみたいに笑顔を見せる。それにひそかに嫉妬する兄

 

みたいなのとか?(いまいちピンポイント過ぎたか…)ちなみにこれは「太陽を抱く月」の萌えポイントでした。

 

もうちょっと分かり易い例としましては、謎のアーティスト「Zero」は「彼女はキレイだった」の謎の作家「Ten」の元ネタのように思いました(私が勝手にそう思っただけ)。

 

逆パクリ疑惑としましては、タワーを見上げながら走ってたら交通事故にあってしまった件。これは「めぐり逢い」のパクリと言われても仕方ないかもですね。

 

ええと、一応あらすじです。

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芸能プロダクションの二代目を演じるのがイ・ビョンホン。このプロダクションは「タワーレコード」的(っつーかロゴが見間違うほどそっくりだけど名前はヴィクトリー・レコード)チェーン店も持っていて、本社ビルにはその旗艦店が入っています。そこで売り子として働くのがチェ・ジウ

チェ・ジウは生き別れになった妹的存在のセナを探しているのですが、絶対歌手になりたい子だったからレコード店で働けばいつか会えると思ってるんですね。

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キラキラ御曹司と、ただのレコード店の店員。まったく違う世界の二人が出会うシーンが自然(なわきゃないんだけど、自然と信じられる演出)なのが、まず良いです。これがねー、余計なことしちゃってるドラマが多くて萎えるのよ。

 

あと、文句のつけようのなかったのは、好き合っている二人が別れるシーン。理由もわからずイ・ビョンホンに別れを告げられるチェ・ジウ。この、謎の「理由」が下手くそだと、これも萎えるのよ。だけど「そりゃ、この状況なら別れを告げるしかねーだろ、理由?言えないだろ」って納得。これ重要ポイントですよ。

 

文句を言うとしたら、イ・ビョンホンの見た目がどっから見てもホストなんですよねー。2003年にこういうの流行ったんじゃないの?って思う人がいるかもしれないけど、その時代をリアルに生きた私が断言しますよ。2003年でもちょっと「ねーな」って感じの「浅黒い肌に茶髪(しかもメッシュ)、紫のシャツに紫のネクタイ合わせたり、タンカラーのスーツに黒いシャツ合わせたり」。なんでこんなファッションにしたんだろ。芸能プロダクションだから?

 

シン・ミナイ・ビョンホンの妹役。手のつけられないワガママ娘役なんですけど、彼女もすごく良かった。マトモに更生するんだけど、人間ヒマにしてるとダメなんだなーってマジで思ってしまうほど「リアル」と感じられました。

 

 

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最近の韓国ドラマはド・定番から少し抜けようとして余計な手を加えざるを得ず、それでつまらなくなってしまっているのかなぁと思ったりしました。