このドラマが面白くて感想を書き足りなかったのでもう少し語ります。
タイトルは「財閥家の末息子」で、原題がどうなのかは分かりかねますが、これはちょっと違うんですよね。ヒョヌが生まれ変わったドジュンは、会長から見たら孫です。財閥家全体を大家族と見て一括りで言えば、末息子(一番年下の男子)かもしれませんけど、日本式には「会長の末っ子の次男」と紹介されるのが、まぁ普通なんじゃないかなと思う。
会長には3人の息子と、娘が1人います。
- 順番は男・男・女・男
- 一番下の男の子(っつーか、もうオッサンですが)には男の子が二人
子供二人の場合はわざわざ末っ子とは言わないだろうから、次男と呼んでおきます。
劇中、財閥家のお世話係の人たちは、彼らを名前で呼ばず、記号で呼び合います。長子が会長職を継ぐことを原則としてまして、会長から見て遠いほど数字が多くなるので、これはそのまま継承順位ということになります。
- 長男は1-0、次男は2-0
- 長男の長男は1-1、次男の長女は2-1
といった具合です
配偶者はαで表されます
- ドジュンの母は4-αとなります
配偶者はあくまでもプラスアルファの存在だとでも言いたげ。そのくせお世話になりたい時だけ「家族じゃないか」とか言うんだよねー。αたちはもちろん、政略的に選ばれています。
- 1-αは明洞の高利貸しの娘(お金だけはたんまりある)
- 2-αは元大臣の娘
- 3-αは検事
- 1-1-αはヒョンソン日報社主の娘
そんな中、4-αは財閥家に何ら実利をもたらさない元女優。そもそも4-0が映画界なんぞに入ってしまって勘当同然となっております。
さて、ドジュンですが、4-2です。財閥家のヒエラルキーの最下層もいいとこです。鼻くそみたいな存在ですね(言い方悪くてすみません)。
食うや食わずやだったヒョヌから見たら夢のような身分だろうけど、ドジュンはドジュンなりに大変なんです。財閥家の中での存在価値はほぼなしってことですからね。
しかもですよ、4-0は嫡子みたいです。この辺りのストーリーが全く語られないので、ちょろっとだけでも膨らませてほしかったなぁ。0-αが正妻だとしたら、0-βとかになるのかしら?
長子相続は、継承順位をはっきりさせることで兄弟間の争いが起こらないようにするのが目的だったのかもしれません。しかし、ずば抜けてドジュン(4-2)が有能なのでねー。ソンジュン(1-1)はマジ憎ったらしいですが、まぁ彼の焦りや苛立ちは当然ですね。
普通に考えればですね、4-2として生まれていたら、争いに巻き込まれぬよう、目立たないように4-2なりの立場をまっとうして生きるのが楽な道でしょう。しかし前世でさんざん財閥家にコキ使われたあげく、虫けら同然に消された記憶があるとしたら…というのが、この物語の全体を理解する上で重要ですね。「一体お前は何がしたいんだ?」みたいな問いがセリフにあったように思いますけど、周囲から見たらドジュンの目的が理解できず不気味でしょう。
ぜんぜん話は変わりますが、チン・ヤンチョル会長の1980年代の眼鏡と髪型に、なんだかものすごい懐かしさを感じてしまった。昔の眼鏡ってそういえば、ガラス製だったと思う。重くて反射がすごかった。のちにプラスティック製が出たんじゃなかったっけ。
私の叔父も父も、昔の写真をみると耳の上の剃り込みがすごかったなぁ。