2018年の映画、98分です。
韓国ドラマって長いじゃないですか。ところが映画となると2時間を切るものが多くて、98分といったら、たったの1時間半ちょっとですよ。その中にここまで心を揺さぶる要素を詰め込んでくるかっていう。
あ、実は軽く見られるラブコメを探してました。でも何だかしっくりくるものがなくて、気づいたらめっちゃ重たい映画を見始めていたという(実は重たいものを求めていたのか!?)。
でも見終えた結論を言わせてもらうと、これはヒロインと彼氏(刑事さんです)の恋愛ものという要素を終始感じました。
ヒロインはハン・ジミン。ハン・ジミンと言えば童顔、童顔と言えばハン・ジミンじゃないですか?なんてったって「オールイン」でソン・ヘギョの子役時代を演じたけど、実はソン・ヘギョと同い年だというエピソードは有名。
それがですよ、最初はハン・ジミンとわからないほど雰囲気が違う。ヤンキーが成人しちゃったような、はすっぱな女性を見事に演じています(主演女優賞を2つ受賞)。
まぁタイトルが「虐待の証明」ですから、虐待される女の子が出てきます。ついつい放っておけずに食事や服を買い与えているうちに、どうにも放っておけなくなってしまい、でも親がいるから誘拐になってしまう、みたいなのはご想像の通りのストーリー展開ですけど、先にも述べました通り、彼氏を演じたイ・ヒジュンさんがいい感じに物語の軸になっているんですよ。
便宜上、彼氏と書きましたが二人の関係については点在する情報しか与えられず、視聴者の想像の余地がありまくりとなっております。
星を減らしたのは、何となく綺麗にまとめあげられすぎちゃったような気もして。虐待する側にも事情がー、とか。
テーマの割には胸クソすぎない良品だと思います。