ハイウッド映画を中心に4作品見ましたのでざっくり感想を。
チケット トゥ パラダイス
ジュリア・ロバーツとジョージ・クルーニーの演技がバリの自然とともに光る映画。
5年で離婚をした犬猿の元夫婦。娘のスピード婚(しかも相手はバリで知り合った現地のイケメンで、しかも彼女自身はロースクールを卒業したばかりで、輝かしい未来を捨ててバリに住むという)を阻止するため、二人で協力するうちに、お互いの過去を見つめ直す物語となっています。なんといってもバリの自然の美しさに圧倒されます。
韓国映画。ちょっと「Mr.&Mrs. スミス」を彷彿とさせる内容でした。ブラピとアンジーの映画ですね。夫婦なんだけどお互い殺し屋であることを隠して、みたいな内容でした。この映画は、夫のみ、元敏腕工作員であることを妻に隠しています。妻は現役の刑事。夫は妻をささえる「主夫」となって、かつての鋭さはみじんもありません。ところがとある事件に巻き込まれて夫婦で協力せざるを得ない事態に。
アン・ハサウェイがファッション系のスタートアップを経営する社長を演じており、「プラダを着た悪魔」の「その後」の物語のようにも見えます。山ほど仕事を抱えてしまって(しかも結婚して小さい娘がいて)、夢は叶ったものの、にっちもさっちもいかない日常。そこにシニア・インターンを数名採用することになります。表向きの評判のためですね。そのうちの一人が彼女付の秘書のような役割をすることになるのですが、彼(ロバート・デ・ニーロ)の人生経験が彼女の癒しと救いになっていきます。
リタイヤした老人の知恵が現代人を救う、希望ある物語ですけど、韓国ドラマを見慣れた目には露出多めなファッションと男性との距離感に違和感。それ以外は良かったです。
トゥー・ウィークス ノーティス
見始めて5秒で、あ、これ昔みたやつじゃん、と気づいたけど、そのまま楽しく見ました。4作品の中では一番楽しめました。
ヒュー・グラントの2002年の映画です。ちなみにノッティングヒルが1999年、ブリジットジョーンズが2001年。イギリスのダメ男を演じたら右に出る者はいないヒュー・グラントですが、何とこの映画ではアメリカ人役なんですよね。彼のコテコテのイギリス英語が聞けなくて残念。
ヒロインはサンドラ・ブロック。スピードが1994年、イルマーレが2006年です。
内容としては、「キム秘書はいったい、なぜ?」と比較しながら見てしまいましたが、ボスに振り回される有能な秘書が、ボスに退職を通知してからの日々を描いた物語です。
「キム秘書」のボスは有能で、かなりパワハラちっくですけど、ヒュー・グラント演じるボスはダメ坊ちゃん。サンドラは完全にボスと対等に話をします。昨今、職場において何がパワハラで何がパワハラでないか、が私の中で大きな注目となっており、その意味でも面白い映画でした。最後の方でサンドラが「素直じゃなかった、カリカリしてた」みたいなことを言って、ヒュー・グラントが「まぁ確かにちょっと怖かったかな」という余計な一言を放つのですが、intimidatingという単語を使ってました。これはまさに相手を威圧するという意味の単語ですね。ボスではなく部下の方が威圧的だったわけですね。パワハラする方がもちろん問題ですけど、部下もサンドラのごとく強くありたいものです。