以前は75話ぐらいから最終話までを見たと記憶していますので、10話ぐらい残してしまいましたがAbemaTVの無料期間終了につき、とりあえずクムスンはおしまいです。
50話~60話台は主に、
・ジェヒが一方的にクムスンにアプローチするも、クムスンは育児、家事、仕事でいっぱいいっぱいで恋愛どころではない
・ジェヒはウンジンに「10回だけデートして」と言われてデートをしていたが、お互いの親が絡んできて面倒なことになってきたため、ジェヒははっきりとウンジンに断わりを告げる。
・クムスンの実母の腎臓が悪化。透析すらままならない状態に。
・クムスンの職場の美容院では相変わらず先輩がいじわる。
・クムスンの義理兄(シワン)とソンランが結婚。ソンランがバツイチ子持ちであることをシワンは最後まで親に言うことができず、隠し通すことに。
私的にはクムスンの叔母に注目した回でありました。クムスンの腎臓が狙われている(言い方悪くてごめんなさい)ことに最初に気づくのが叔母なのですが、そこの演出が実にうまい。夜寝ていて、あれこれ考え事をしていて、「あの教授はなぜ私たち一家にこんなにも親切なのだろうか…」ということからハッと、教授の妻(つまりクムスンの実母)が腎臓が悪くて果物を食べない、という話と結びつくのです。クムスンの中で唯一ホラーっぽかった。
叔母は、しょっちゅう子供を預けに来るクムスンを正直良くは思っていなかったけど、この辺りからクムスンが不憫で仕方ないと思うようになります。
このドラマ全体を流れているのは、家族の中では喧嘩したとしても、外部から攻撃されたら一致団結する、それが家族というものだ、というテーマがあります。
実はこれを、脚本家はのちのち次男のテワンに言わせるのですよ。次男は一番チャランポランな人物なのですが、これを聞いた父親の表情がすごく上手かったよなー。
バツイチ子持ちにやたら厳しい韓国社会を描いたドラマで正直ムカつくこともありましたけど、なんだかんだ言って全てのバツイチ子持ちが最終的には幸せを掴むわけで、この作品で少しは風穴が開いたのかもしれない、と思うことにします。