アマプラ終了までの暇つぶし視聴…の割に良かったのでレビューです。
2011年のドラマ。20話。事前にあらすじ読みまして、10話からを1.3倍速で見ました。昔のドラマって最初の方がほんとかったるいですからね。
以下ネタバレありです。
チャン・ナラ演じるソヨンは34歳。とある事情から、25歳の妹に成りすましてアパレル会社で働いています。童顔なので周囲に気づかれることはなく(さすがチャン・ナラ!)、27歳のMD(マーチャンダイズ・ディレクター、すなわち販売戦略担当)ジヌクばかりでなく、社長にも気に入られ、夢だったデザイナーの仕事をしています。高卒の学歴しかないソヨン、本来だったら書類で落とされる会社です。
この経歴&年齢詐称がバレるのが10話。ここからが面白そうだと思ったんですよ。
なにせジヌクは27歳ですからね。恋した相手が34歳だと知った後の展開を見たくて。
結果、とっても面白かったし、恋模様だけでなく、ライバルのいじわる女子とのデザイン対決や、家族関係の描き方も良かったです。
嘘がバレる系のドラマと言えば「いとしのソヨン」を思い出すのですが、これは自分から白状しようと思っていた矢先に周囲からバレてしまい大騒ぎとなります。
「童顔美女」の場合は、ライバルに創立記念パーティでバラされそうになる寸前、自分からみんなに白状します。この、周囲からバレとしまうのと、自分から白状するのって、その後のもつれ具合がぜんぜん違いますよね。
年下だと思っていたソヨンが実は7つも年上だったと知ったジヌク、最初は裏切られた恨みから本人にひどい嫌味を言うものの、ソヨンが自分以外の人から嫌味を言われているのにはどうにも耐えられず、年上だろうが何だろうがソヨンに惹かれている自分の気持ちを認めざるを得なくなります。
すごくストレートなキャラクターで、ついつい直前に見ていた「ユミの細胞たち2」のジニョンと比較してしまいました。言いたいことを言わずにギクシャクしてこじれましたからね。まぁ単純な人の方が付き合うには楽ですね。演じるのはチェ・ダニエルさんという俳優さんで初見です。かなりすっとぼけたお顔をされてて「え、この人が主役!?」と最初は疑ったのですが、だんだん見ているうちにかっこよく見えてくるから不思議です。
いじわる女子とのデザイン対決も面白かった!チャングムの誓いの料理対決も好きでしたが、料理は画面で見ててもわかんないですもんね。主人公はいじわる女子と違い、庶民感覚が優れており、また、新素材を入手するコネがなくても自分で工夫してしまいます。それより何より、デザインそのものを楽しんでいるんですよね。ガラスの仮面の北島マヤと言ったところです。
ヒロインに恋する年下君、ジヌクは、やはりヒロインに思いを寄せる社長にもひるまず堂々と自分が彼氏だと宣言します。ジヌクは社長ほどお上品ではありませんけど、実は、父親は豚足チェーン店のオーナー。オーナーと言えど自ら店舗に立つ、頑固な働き者で、実はヒロインの行方不明の父はこのオーナーのお世話になっています。
これが、この結婚の障害となります。オーナーはヒロインのダメ父が気の毒で面倒を見ているものの、大事な息子の義家族になるとなると話は別です。
相手の家族がダメすぎるパターンのドラマとして「プライドと偏見」を思い出してしまいました。「プライドと偏見」の場合、ヒロインの家族の品のなさに躊躇する主人公でしたが、ジヌクは違います。ガンガンとヒロイン母にアプローチして結婚を認めてもらおうとします。
このお母さん役、キム・ヘオクさんなのですが、彼女のセリフ、
「ソヨンは貧しい家に嫁がせます。ソヨンでも喜んでもらってくれる家はあるでしょう」
これに最もグッときました。
今の感覚で見ると男尊女卑甚だしく、いろいろと思うところはあるのですが、それでも非常に面白かったです。