子供のころに読んだ童話…
ニンゲンの中には多数のロープがぶら下がっているエリアがある。そこには小人がいて、小人がロープを引っ張るとニンゲンは笑ったり泣いたり怒ったりする。すなわち、それぞれのロープに1つ1つ感情が紐づいている…そんなファンタジーでした。
さて、「ユミの細胞たち」はその進化系で、それぞれのロープ(ここでは細胞と呼びます)が可愛いキャラクターになっていて、お互いコミュニケーションが取れるんです。細胞たちは、ユミという一つの村に住んでいて、朝きちんと起きることができるのは理性細胞、顔を洗うのは洗顔細胞、出かける前はファッション細胞…といった風に、細胞がそれぞれの役割を果たしながら村を平和に、つつがなく運営しています。
ヒロインのユミだけでなく、登場人物全てに細胞村があるけれど、最も主たる細胞(プライム細胞と呼ばれます)は人によって違います。アラサー会社勤めのユミは愛細胞がプライム細胞。人生の転機にプライム細胞が交替することも。
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というのがこのドラマのベースとなるお約束。ユミを演じるのはキム・ゴウン。細胞たちは可愛い3Dアニメーション。実写とアニメの切替は全く違和感がなく、ユミの心象風景を細胞たちが豊かに表現しています(人気だったので細胞たちのアニメ映画が作られたらしい)。
まぁ文字で説明すると小難しい感じですけど、百聞は一見に如かずでとりあえず1話だけでも見れば簡単にわかります。
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私がこのドラマで注目したのは「細胞たちが可愛い」とか「アニメのクオリティが高い」とか「斬新な取り組みが成功している」とかではないです(もちろんそれもあるけど)。
シーズンごとにヒロインの恋人が変わる米系ドラマが、ついに韓国でも!
っていう点です。
韓国ではシーズン2まで製作されるドラマ自体が珍しいのに(100話!とかでもシーズンを分けないですよね)、シーズンごとにお相手が変わるドラマなんて、私は1つも思いつきません。
アメリカのドラマだったら、そんなにたくさん見ていない私でも複数挙げることができます。古くは「アリー・マイ・ラブ」とか、「セックス・アンド・ザ・シティ」とか「私はラブ・リーガル」とか。
もしかして俳優さんの都合で降板したとか!?まぁそれもあるかもですけど、急な俳優交代による脚本のほつれ、みたいなのは、ぜんぜんなかったと思う。
シーズン1の俳優さんはアン・ボヒョン、シーズン2はGOT7のジニョンです。視聴前に参考にさせていただいたブログのブロガーさんは、ジニョンが楽しみで見ていたけど、結果的にアン・ボヒョンの方にハマった、と書いてました。私はアン・ボヒョンもすごくいいけど、ジニョンが好きかなー。どちらも甲乙つけがたい拮抗ぶりも、2番手君がはっきりしている韓国ドラマでは珍しい。
ここからは少~しネタバレ。
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ヤフコメで
どっちも幸せな結末にならない割には2人のシーンを魅力的に描きすぎていて俳優さんの演技が良すぎた(すなわち、モヤモヤが残った)
という書き込みがあったけど、すごく的を得てる。
まぁネタバレというか、シーズン2が公開された時点から視聴し始めた人ならサムネイルぐらい見ているし、相手役が違うのは一目瞭然だからシーズン1は破局で終わるんだなってのは分かっちゃいますけどね。ジニョンが見たくて見始めた人だって多いわけですし。
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ユミの細胞たち、まだ書き足りないけど長くなりそうなのでとりあえず今日はここまで。