海外ドラマが好き♪

海外ドラマの感想ブログです。たまに脱線します。

ミセン -未生-

AbemaTVで無料で見られる回だけをつまみ食い視聴。

1・2・3話と、16話と、あと最終回の20話、つまり4分の1しか見てないのに申し訳ないのですが、感想を書いちゃいます。

 

このドラマはかなり話題になったドラマです。韓国ドラマにして「ラブなし、記憶喪失なし、難病なし」。まるで日本のドラマみたいとか言われてました(ぜんぜん違うと思うケド)。

 

主人公チャン・グレは幼い頃に才能を見出され、囲碁の世界で生きてきたのですが、父親が病気の末に亡くなったりで財政的に厳しく、20歳を過ぎてから道を断念します。

 

韓国と言えば学歴社会。いい大学に入るのはもちろん大事ですが、大学生も就職のために必死に勉強します。グレはそこの部分がすっぽり抜け落ちているわけです。最終学歴は高卒。現在26歳。

 

グレを買ってくれていた人物がとある大企業の専務に口利きをしてくれて、グレがインターンとして入社するところから物語がスタートします。(厳密に言うと、最終回につながる海外ロケからのスタートですが、まぁそれは置いといて)

 

入社した先は総合商社の営業3課。これ、バブル期の〇紅だの〇友商事だのをイメージしていただけるといいと思う。周りは、インターン仲間ですら英語は当たり前にペラペラ。第二外国語でロシア語が堪能なアン、中国語が堪能なハン、ドイツ語が堪能なチャン・ベッキ(彼はカン・ハヌル氏です…椿の花咲く頃でブレークしましたね)など、12人ぐらい?インターン同期がいます。しかも可哀想なことに、彼らは2週間ほど先に入社してるんですよ。もう仲間に入れる雰囲気じゃないし、コネ入社だということは知れ渡っています。

優秀な彼らだって全員が正社員として採用されるわけじゃないんです。一人でも蹴落としたいんですねー。

 

実はこのドラマ、以前トライしたことがあるのですが、第1話でリタイアしました。同期からのイジメに近い仲間はずれに加え、営業3課の上司もキツイ。かかってくる電話は英語でちんぷんかんぷん、コピー機のフィーダー機能を知らないから1枚1枚フタをあけてコピー。直属のドンシク先輩は怒鳴ったりしないけど、呆れられているのが痛いほどわかるからむしろ自分を責めるしかない。苦しくて見ていられませんでした。

 

今回3話まで(我慢して)見て、やっぱり苦しかったー。グレは、自分の一生懸命さが足りないからだと自分を責めるんですよ。日本のドラマとはぜんぜん違いますね。

序盤にグレは上司から「お前の取り柄は何だ?売り込んでみろよ」と言われて、「努力です。圧倒的な努力」と答えます。

今の日本は、努力しないでもスムーズにできることが自分の道だ、という「努力不要論」が次第に主流になってきている気がするので、非常な違和感、というか、昔の日本はこんなだったかなぁという既視感を覚えながら観ました。どっちがいいとかここで論じるつもりはありませんが(わかんないし)、今の日本の風潮に慣れてしまうとたとえドラマでも「努力第一主義」は苦しいっす。

 

で、ざっくり飛ばして16話を見て、最終回を見ました。ようやく報われる部分って、最終回の後半からなんです。もちろん中盤にもちょこちょこ報われる部分はあるはずですけど、ちょっと報われる度にまた落とされ、という連続かと想像します。

 

さて、グレを演じるのはイム・シワン。「太陽を抱く月」で一目ぼれしましたねー。本当に可愛いです。アイドルグループだったそうですね。演技はそりゃまぁ周りの脇役の方々の方が上手ですけど、グレは慣れない環境で自分らしく振る舞えない役ですからすごい合っていたと思います。ちなみに演技力という点ではドンシク先輩がすごい上手だなと思いました。

イム・シワンの可愛さは、もう誰かと恋愛しないでほしいレベルで、ラブなしでむしろ良かった(爆)。

 

イム・シワン演じるグレ、語学力や一般的な学生が積んでいるはずの経験のなさを、囲碁で培った勝負強さや頭脳プレーで逆転していくのかと思いきや、そうでもなく、(超人的な整理整頓力や記憶力を生かす場面はあるけど)結局は「圧倒的な努力」の物語だったのがちょっと残念でした。もちろんサボってる若者がぶつくさ文句言ってたら努力しろよと私だって思うけど、既に圧倒的な努力している人が、さらなる努力をする物語だなんて…

 

で、いきなり話が飛びますが、オリンピックはどうなるんでしょうか。2024年を東京で開催させてもらえるよう交渉すべき案が出てきましたね。

私は今年2021年に開催できる気が微塵もしないので、ようやく妥当な案が出てきたと思ってはいますが、2021年に照準を合わせ直して調整中の選手たちがさらに2024年で再調整となるとさすがにそれは「ほぼムリ」レベルかと思います。となると大量のグレが生まれるでしょう。

 

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彼らがグレのように別の道を選んだ時、そして思うように人生が進まない時、「圧倒的な努力」の物語は、ちょっと見せられないなと思ってしまうのです。