2度目の二十歳 -4回目-
TBSチャンネルでやっていた「2度目の二十歳」、1日に2話ずつ、月〜金で放映されていました。16話モノなのであっという間に昨夜最終回。さみしー。
2度目の二十歳を観るのは実は4回目。どんだけ好きなんでしょうか〜。
1回目もやはりTBSチャンネルで2話ずつ放映されていたのを観ました。「愛のトンネル」の合間に観ていたのにうっかり引き込まれてしまったため、最初の方をちゃんと観ていなかったんです。
2回目はそれを補うべくdTVでの視聴。
そこでガッツリとハマリました。
3回目は、好きなシーンを後から追いやすいよう、〇話の〇分でこのシーン、みたいな記録を録るだけのつもりでした。が、気づいたら全てのセリフを書き起こしてました。これもdTV
そして4回目。TBSチャンネルでの再視聴なわけですが、dTVでのセリフとちょっと違う点を楽しみながら観るというマニアックな見方となりました。
どちらが良いとは言えないのだけど、TBSチャンネルの方が説明が少ないです。初めて見る人はこれで意味わかるのかな、って思うこともあります。でもまぁその説明の少なさで、しかも別番組と掛け持ちで見ていてハマったわけです。チェ・ジウの演技力に引き込まれたというのが1番大きな引力、2番目は、悪役にアクがないので嫌な気分にならない、というのが大きかったのでしょうね。3番目はテンポの良さかな。
1度目に見た時点ではまだイ・サンユンには全然興味がありませんでした。
4回目でもまだ新たな発見がありました。
高校生のノラに告白しようとして、諸事情で実行できなかったヒョンソク。20年経った今でもまだ気持ちをしたためたカードと、ノラの好きな曲ばかり集めたカセットテープを持っていました。
ノラが夫との関係を修復したいと思っていると勘違いしたヒョンソクは身を引くことに決め、思い出の品を焼こうとするのですが、やめます。
助手のサンエに「焼かないんですか?」と聞かれ、「辛いのは今だけ、大事な思い出は残しておきたい」っていうシーンがあるのですが、へぇ、そんな理由だったんだと改めて思ってしまいました。
放映されたストーリーの前後に思いをはせる余地が多分にあることもこのドラマの魅力かもしれません。
ヒョンソクと上手くいったのはいいものの、ノラの一番の課題は「自立」ですから、今後ノラはそれをどうやって実現していくのでしょうか。
また、3世代に渡るサクセスストーリーとも読めます。
ノラは父親が2歳の時にガンで亡くなり、母は幼いノラを置いて再婚したことになっています。ほとんど語られませんので、この辺りも想像の余地があります。
幼いノラを置いて再婚、というとひどい母親のようですが、韓国の「父系家族」の構造を考えると、現実的にそれしか選択肢がなかったのでしょう。祖母とノラの二人暮らしの生活は、お米が底をついたため、祖母が山の向こうまで畑仕事を手伝いに行った、給金は米ではなく、アンパンだった、ということからも過酷なものだったと想像できます。
そんなお祖母さんとノラの極貧生活が、今では人気演出家と恋をし、元夫は大学教授、息子はアメリカにワーキングホリデーに行っているわけです。しかも裏工作や汚い手段は一切使わず、誠実で、男性に媚びないノラがやり遂げたわけですから、観ていて本当に気持ちが良いドラマです。
おまけ。
韓国ドラマおなじみの、「スッカラおかず乗せシーン」が2回もありました。
自分でやるよと言いたくなる行為ですが、愛情表現なのでしょうねぇ…
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