【映画】ただ君だけ ☆☆☆☆☆
映画には最大☆3つしかあげられない…そんなことを書いた矢先に、☆5つの映画です。
あるあるな内容で2時間を切る短い映画にうっかり泣いてしまいました…
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ソ・ジソプ演じるチョンミルはいわゆるボクサー崩れ。30歳にして現在は水の配達と駐車場管理で日々をつないでいます。
夜の駐車場に盲目の女性、ハン・ヒョジュ演じるジョンファが現れます。人違いで、以前の駐車場管理のおじさんに話しかけたつもりでした。以後、ずっと「アジョッシ(おじさん)」と呼ぶので笑えますが、韓国で30歳は立派なアジョッシなのかな。
お互いの不遇を補い合いながら2人は強い絆で結ばれていきます…って、陳腐な表現だな…
もうちょっと具体的に述べるとするならば、上司にセクハラされようが生活のために我慢せざるを得ないジョンファが心配でならないチョンミルは、ストーカーのごとく(って表現どうよ)ジョンファを見守ります。
誰かのために生きることを始めたチョンミルはすさんだ生活から完全に抜け出してボクシングを再開。賞金の少ない2流試合ながらもどんどん勝ち上がっていきます。
そんな折、ジョンファは間もなく完全に失明してしまうことが判明します。角膜提供を待つしか手段がないと思っていたチョンミルですが、実はアメリカで角膜を作成してもらう方法もあると知ります。お金がかかりすぎるのでジョンファはチョンミルに言わなかったのです。
失明の原因の一端が、実は自分にも関係があったと知ったチョンミル。手術費用(3000万ウォン)を捻出するため、危険な非公式の賞金試合に出ることを決めます…
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正直苦手なタイプ(ボクシングとか、終始画面が暗いとか)の映画ですし、ストーリーが単純なのですが、単純なだけに序盤からかなりグっとくるシーンが多かったです。
なんでだろ〜と考えてみたのですが、ソ・ジソプ氏の演技だと思います。
たいして好きでもない俳優さんの演技力で引き込まれるなんてー。
ハン・ヒョジュは、芯が強いながらも守ってあげたくなるタイプの役がよくハマってます。
これは断然☆5つです。映画もいいですね。
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