「エンジェルアイズ」を見終わってロス状態…何を観るにも気乗りせず、軽〜く観られそうなこちらのドラマにしてみました。
ざっくりあらすじ。
御曹司のルイは事故で突然記憶喪失に。仕方なく路上生活しているところを、お人よしのボクシルに拾われます。
ボクシルは失踪してしまった弟を探しに山奥からソウルに出てきたところでした。ルイが弟のジャージを着ていたことから、記憶が戻るまでルイの生活の面倒をみることにします。
GOOD!
自分的に、今はあまり新しい韓流ドラマを受け付けない時期にも関わらず、すいすい見れる。
SOSO…
前半の、ルイのダメ男っぷりと、それに尽くすボクシルにイライラ。
前半のルイは、ボクシルがビル清掃で稼いだわずかなお金を買い物につぎ込むダメ男。生活力ゼロで、雨の日に洗濯ものを取り込むことすら思いつかない。
ボクシルが出勤前にルイのお昼ごはんを用意して出かけ、疲れて帰ってきたらまずルイが散らかした部屋の片づけって…
まぁ、そこに腹が立ってしまうのは、私が「貧乏脳」なのでしょーねー。
ほら、「思考は現実化する」というじゃないですか。ルイは(今はお金がなくても)御曹司脳。お金!?何とかなるよって信じているんですよね。
でも後半はかなり面白くなってきて、韓国ドラマの「お互い好きなんだけど別れる」部分のリアリティにこだわる私としてはかなり満足でした。
ボクシルがルイを遠ざける理由は身分格差。よくあるパターンではありますが、たとえ格差があったとしても「主君の太陽」のように、それでも一緒にいりゃいいじゃん、とツッコミたくなるドラマもあります。
ルイとボクシルの垣根は、身分格差というよりは、生活スタイルの違いだと感じました。ボクシルは山奥で高麗人参を採って、たまに下山して売って、という生活。電気もガスもなく、水道は井戸。貧乏というか、ほとんど現金が必要ない自己完結した暮らしをしています。
一方のルイはファングム財閥の御曹司。事業は多岐に渡り、大勢の人と関わり、様々な思惑の渦中にいます。これじゃボクシルが苦労しそう…
ファングム財閥の会長(優しいおばあちゃんです)がボクシルに、あなたたちが一緒にいるといいことはない、今のうちに別れなさいと諭したのは決してイジワルではなく、ボクシルのために言ってるのよね〜。
一方、ルイがボクシルから離れようと思った理由は、行方不明の弟を探す約束を果たせなかった罪悪感。それどころか、自分の身代わり(というわけじゃないんだけど)に事故死していたことが判明してしまいます。確かにこれじゃ、一緒にはいられないわな。
まぁこれで本当に別れてしまったらドラマになりませんから、それをひっくり返すしかけがあって、めでたしめでたし、となります。
主役のソ・インググ氏は「主君の太陽」で良い味を出していた若手俳優さん。その時は面白い顔だな〜ぐらいに思っていたけど、この役は本当にハマり役でした。
アンバランスなのか整った顔立ちなのか…拗ねたような表情はアホなのか天才なのか…静止画像ではなく動画で見ないとわかりにくい魅力ではあります。
女優さんはナム・ジヒョン。「エンジェルアイズ」にも出てましたね〜
フツーのお姉さんという感じの方なので、山奥でサバイバル生活していた素朴なキャラが合っていました。
いい人ぶってるけど性格の悪い上司は最後まで幸せにはなれません。
口は悪いが蔭からボクシルを見守る本部長。
掘り出し物だったのはこの方。
あまり本筋には関わらない刑事さんが無駄にイケメンで登場回数も多し。
あとは、おうちですね〜
出たっ!韓流定番の急坂の上の家。
そして屋根部屋。
まぁ何といってもこのドラマの魅力はソ・インググ氏でしょうね。
私は個性あるヒロインが好きで、特殊技能のあるヒロインに特に惹かれます。
カッコイイ職業である必要はなく、「主君の太陽」で幽霊マリアージュコンサルタントをさせられていた頃のヒロインも結構好きだった(笑)。他の人には絶対できない。
ボクシルは何たって500万ウォン相当の高麗人参を山から採ってこれる技能があるんだから、そこをもっとドラマで生かしてほしかったかなぁ。まぁ、1年前の、韓ドラ初級者だった頃に見ていたらもっとハマれていた気がするし、決してつまらないわけじゃないので、☆4つで。
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