イ・サンユン主演、2014年のドラマ。
イ・サンユンさんはクセっ毛もしゃもしゃ頭が似合わないのですが(誰がどう見てもじゃないの?誰が髪型決めてるんだろか…)、このドラマにおいては精悍な感じでとても素敵です。
お相手はク・ヘソンさん。
イ・サンユン演じるドンジュと、ク・ヘソン演じるスワンは、それぞれ18歳と20歳のときに相思相愛のカップルでした。スワンは子供の頃の事故が原因で目が見えません。
ある日、角膜提供者が現れ、スワンは視力を取り戻します。全く同じ時期、ドンジュは事情によりアメリカへ移住。ドンジュはアメリカでの住所を書き残しますし、アメリカからもせっせと手紙を送りますが、事情があってスワンには届きません。
12年後…
医師になって一時帰国したドンジュは、スワンを探し出します。スワンは、高校生の頃までドンジュの夢であった消防士になっていました。喜んだのもつかの間、傍らには婚約者の姿が。スワンには目が見えなかった頃お付き合いしていたドンジュのことがわかりません(名前もアメリカで使っていた通称を使用しているのです)。
----------------------------------------------------------------------
ってな物語ベースは「悲しき恋歌」とまったく一緒。どのようにスワンがドンジュに気づいていくのかが第一の山場。
すっかり外堀を埋められ、あとは結婚するばかりのスワンと婚約者にドンジュがどのように絡んでいくかという第二の山場も「悲しき恋歌」と一緒っちゃあ一緒なんですが、どちらかというと「冬ソナ」の方に似ているように感じました。
婚約者がいい人だけに辛い、みたいなところが。
その後、パーフェクトに見えた婚約者とその家族が、ぜんぜんいい人たちじゃないとわかってからは、安心して(?)見ることができました。
善人と悪人は、ある程度ハッキリしてくれないとね〜。
----------------------------------------------------------------------
11話ぐらいからラブ街道まっしぐらで(かなりラブ多めです)、これはひょっとするとラストでどっちか死んじゃうんじゃないかと不安になり、禁じ手ですがここであらすじを一通り読んでしまいました。
以下言い訳ですがー、
冬ソナ(2002年)
悲しき恋歌((2005年)
IMF通貨危機(2008-2009年)
昔のドラマと今のドラマでは雰囲気が全然違います。
昔のドラマではラストで主役級があっさり(でもないのでしょうが)死んでしまったりする。その時代の視聴者にはカタルシスになったかもしれませんが、2018年現在の私が気晴らしに楽しむにはちょっと辛すぎるんですよね…昔と今をどこで線引きするかですが、何となくIMF通貨危機前のドラマなのか後のドラマなのかを目安にしています。
(ちなみに冬ソナは当時としてはかなり異色のドラマだったようですし、主役は最後までご存命)
全16話だと勘違いして見ていたので、11話あたりでラブラブされて、ふと不安になってしまったわけです。
嬉しいことに全20話モノであり、後半は刑事モノとして見てもかなり面白かったです。
正直前半だけの内容だったら2番煎じドラマで☆4つぐらいだったでしょう。
以下、ちょっと気になった点。
・亡くなった母が録音の音声として残していた料理のレシピをスワンが繰り返し聞いていることは想定の範囲なのになぜドンジュが驚くのか
・ドナー情報を本人に伝えるって、いくら何でも有り得なくないか
・自分の目が見えるようになった日と、ドンジュの母の命日が同じ日だってことに今まで疑問を感じなかったのか
・幼い日、それぞれの片親を亡くした日についての伏線は回収しないのか
ともあれ。20話夢中で見ました。今、完全にロス状態です…
まるで子供みたいな妹、ヘジュがオッサンを好きになってしまうサイドストーリーが結構好きでした。
幼い頃に父を亡くしたヘジュがファザコンなのはとても自然で、キラッキラの若いイケメンでなく、生活臭のある(でもタフな)オッサンに憧れるのはわかる気がするぅ〜
私の大好きな脇役さん。小動物系でホント可愛いなぁ。
この身長差憧れる〜。
ちなみに心臓の音を聞いて、昔(目が見えなかった頃)聞いたドンジュの心臓音と比較しております(笑)。
二番手君。「個人の趣向」でも二番手君でしたが、結構カッコイイし主役でもいけると思うんだけど。
子役(というかドンジュの高校生役)の彼もイケメンでした。
見終えた直後の今の感想としては☆6つなのですが、時間とともに忘れてしまいそうなドラマのような気がするので☆5つにしました。
ドラマ内で完結しすぎていると後に残らない。「2度目の二十歳」みたいに見終えた後からどんどん評価が上がっていって、何度も繰り返し見るタイプのドラマではないのかも。(まぁわかりませんが)
アメリカドラマばかり見ていた頃だったら何とも思わなかったでしょうが、韓国ドラマとしてはキスシーンかなり多めでした。イ・サンユンさんを堪能できる点は保証します。
にほんブログ村