オンデマンド配信ではなく、某地方チャンネルの地上波でフツーに見ておりました。
週1回の放送で、しかも某地方の野球チームの試合があると平気で2週抜けたりして、永遠に終わらないかと思いましたが、ついに最終回を迎えました。
主人公ドギンは女だてらに元刑事。めちゃくちゃ強い。今は高校の目の前で細々と食堂を営むただのおばさん（といっても綺麗な方です）。
弱いものイジメには過敏なほどに反応し、関係ないのに学校に乗り込んでいったりする。
ジヌは気の弱い高校教師。モンスターペアレントにたじたじになり、自分の一人息子は上手く教育できず、腰の引けた人生を送っていますが、正反対のドギンに惹かれていきます。
そんな設定にも関わらず、ドギンは自己評価がえらく低い。見ててイライラする回もありました。幼い頃母親に捨てられ、結婚したものの夫から愛されなかったせいで、特に女としての自己評価が低い。
夫の実家、特に夫の母親とはとても仲良くやっており、ここはドラマの美しい部分に違いないのですが、一歩間違えば共依存でしょう、これは。ドギン、自分の稼ぎを全て夫の実家に捧げて兄弟たちを養ってるのに、こんな私を受け入れてくれてありがとう、みたいなのってどうなのよ。
やがて夫に捨てられて離婚することになったドギン。ジヌに愛され、事情があって別れなければならないシーンでまた自己評価激低なセリフ。「こんな私があなたに愛されたなんて、その記憶だけで生きていく」みたいな…
とはいえ、行動力を兼ね備えた頭の良さ、謙虚なのに人を惹きつける魅力ある女性であることには間違いなく、ジヌの兄嫁たちが小手先で何をしようが決して負けないのでスッキリしました。
しがない高校教師だと思っていたジヌですが、実は財閥の三男なんですね〜。
ジヌの妻は亡くなっています。気の弱い女性だったらしく、ジヌの兄嫁2人との関係に悩み、ジヌもちゃんとフォローしてあげなかったのが原因っぽいです。
それで息子もグレてしまったと。
まぁあまりに長いドラマなので筋を追うのはここらで諦めますが、ちょっと飽きてきた頃に新たな燃料が投下され（死んだはずのにーちゃん登場とか）、最後まで楽しく鑑賞しました。
もうちょっとジヌに男らしくリードしてほしかったけど、54話をほぼ飽きることなく楽しく鑑賞できたってすごいことなので、☆4つ。
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